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風邪を引いてるツンデレ幼馴染をいじり倒してから、ガチプロポーズしてみた
written by 松平蒼太郎
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  • 社会人
  • お見舞い
  • プロポーズ
公開日2023年01月26日 20:40 更新日2023年01月26日 20:40
文字数
1989文字(約 6分38秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
幼馴染
場所
自宅
あらすじ
貴方は風邪をひいている幼馴染の家に行き、彼女にイタズラを仕掛けては、その反応を見て楽しんでいた。そして彼女が自分の言動で自滅して落ち込んでいる時に、貴方は満を持して本気のプロポーズを行なったのだった…
本編
んっ…あぁ、もう、頭痛い…


休みの日に風邪引くとか最悪…


久しぶりに猫カフェ行きたかったのになぁ…あーあ…


ん?……え、は?あ、アンタ、なんでここに…


バ、バカっ!変態!とっとと出てけ!


(男を布団から蹴り出す)


び、びっくりしたー…!


なんでアンタがあたしの布団に…!?


うるさいっ!寂しいなんて一言も言ってない!


勝手に拡大解釈すんな!変態!


食欲?ないけど…


いい。要らない。今そういう気分じゃないから。


ていうか、ホントになんで?


あたし、風邪引いたなんてアンタに言ってなかったでしょ?


勘…?キモ。人のこと勝手に見通さないでくれる?


あーあ…どうせ隣に居てもらうなら、アンタじゃなくて、イケメンな彼氏だったらよかったのに…


どこがよ。アンタ、ちゃんと鏡見てきたら?


(咳き込む)


しんど…悪いけど、もう黙ってて。


マジで身体だるいから…これ以上、アンタのいつものおふざけに付き合ってると死ぬ…


ん…ホントに大人しくしててよ?


さっきみたいな余計なことしないでね?


なんか怪し…まぁいいや。おやすみ…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あー…今何時?


そ……って、もうそんな時間?時間経つの早すぎない?


ていうかアンタ、まだいたの?


もう帰ってくれてもよかったのに…


あたしのこと、そんなに心配して…


…キモ。一瞬でもアンタに感謝したあたしがバカだった。


人の寝顔見て喜ぶとかサイテー。率直に言って変態。冗談は顔だけにしなさいよ。


え?あー、まぁ、ちょっとだけなら…


…お粥、作ってくれたんだ。ありがと。


あったか…もしかしてさっき出来上がったばっか?


へー、そうなんだ……って、待って。なんであたしが起きてくるタイミング分かったの?


それ、エスパーじゃん…キモい通り越して、気味悪いんだけど…


…うるさい。知った風な口聞かないで。


何でも知ってるとか、いくら幼馴染とはいえ、そんなわけないでしょ。


え……ちょ、ちょっと!ストップ!ストーップ!


な、な、なんでそんなことまで…!?


き、キモ…!マジでキモイ…!


スリーサイズもカップ数も、アンタには絶対教えてないはずなのに…!


あっ、ちょ!今度は人の黒歴史話そうとするな!このバカっ!お粥ぶっかけるよ!?


はぁはぁ…アンタといるとホントに疲れる…


なんで病人のあたしがこんな目に…


…要らない。自分で食べられるから。


いい。汗も自分で拭ける。


あ、スポドリはもらう。ありがと。


…アンタさ、あたしにそこまで用意周到に気遣いできるなら、彼女でも作って、そっちに集中したら?


アンタなら、その人にとっていい彼氏になれると思う…たぶん。


褒めてない。いつまでも付き纏われるのが鬱陶しいだけ。


え、あ……ま、待って!嘘でしょ!?彼女できたなんて…!


あたしには秘密にしてたってこと…?


へ、へー、そうなんだ…おめでと。


よかったじゃん。アンタにもそういう人ができて…


あ、あたしのことはいいから、さっさとその人のとこ行ってきたら!?


あたしといると浮気疑われるよ?だから早く…


泣いてない!勘違いすんな!バーカ!


泣いてなんか、ないんだから…


目にゴミが入っただけ…別に大したこと…


…は?嘘って…何が?


〜〜ッッ!バカ!バカバカ!


びっくりさせないでよ!ホントに彼女ができたのかと…!


い、いや…別にアンタに彼女ができても、あたしが困ることなんか…


よ、よくない!あたしより先に恋人作んな!


そ、それは……ッ、もういい。アンタに何言っても無d……


(男に頭を撫でられる)


…子ども扱いすんな。そんなあやすみたいに頭撫でられても…


…だって。アンタがあたし以外の女の子と仲良くしてるとこ、想像したこともなかったから…


けど、アンタだっていい歳だし…彼女の一人くらい欲しいよね…


だから、ごめん。あたしがどうこう言う問題じゃなかった。さっきの、忘れて。


…意地悪。忘れろってさっき言ったばっかじゃん…


…はい?今なんて?


あ、あのさ…もう一回言ってくれる?誰が誰を好きだって?


〜〜〜ッッッ!


(布団を被る)


うっさい!たぶん今、顔やばいから!


無理だって…今の顔見られたら、幻滅される…


だ、大丈夫…?ホントに幻滅しない…?


わかった…じゃあ顔、見せる…


(布団から起き上がる)


わ、笑うなっ!仕方ないでしょ!?いきなり告白通り越して、プロポーズされたんだから!


ご丁寧に指輪まで用意してさぁ…!アンタ、本当に何なの!?


いっ、要る!要るに決まってんでしょ!


じゃ、じゃあ指に嵌めてもらっていい…?


ん……ありがと。てか、すごいピッタリ…


指のサイズ教えてないのに、何で分かんのよ。ホントにさぁ…


…ふふっ。そっか。そうだよね。


アンタ、あたしのこと何でも知ってるもんね。


答え?決まってんでしょ。顔、貸して…


(キス)


…あたしも好きだよ、アンタのこと。


素直になれなかったのはごめん。傷つけたなら、いくらでも謝るから…


(ため息)


なんだ…心配して損した。


人の反応見て楽しんでたんだ…サイテー。


けどいいや。アンタのそういうどうしようもないとこも、受け入れてあげる。


人が病床に伏せてる時にプロポーズとか、マジであり得ないけど…アンタだし、許すわ。


うん…不束者ですが、改めてこれからよろしくお願いします…なーんてね。えへへっ♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
風邪を引いてるツンデレ幼馴染をいじり倒してから、ガチプロポーズしてみた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
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