貴方は付き合いたての彼女とカラオケデートに行くが、あまりの音痴さに彼女に死ぬほど笑われてしまう。彼女に笑われてすっかり傷心の貴方は、彼女に謝られたことも相まって、惨めな気分になり、つい涙を流してしまって…？

ぶふっ…！あはは…！


ちょ、マジ⁉︎ 君、どんだけ音痴なわけ…⁉︎


いや、だってさぁ…！いくら何でも音外し過ぎでしょ！あり得んくらい、外れてんだけど！


ここまできたら、もはや才能まであるし…！あはは…！


ご、ごめんって〜…！


笑いすぎたのは謝るから…！ぶふっw


はぁ〜ぁ…笑った笑った。


てか、笑いすぎてお腹痛い…


あたし、もう歌えないかも…


うん…時間まだ早いけど、カラオケ終わろっか。


あー、いいよ。お金、全部あたしが払うから。笑ったお詫びってことで。


もう君とはカラオケ来れないね…残念だけどw


わ、笑ってない笑ってない！ホントに笑ってないからw


あ〜、もうごめんって〜！もう笑わないから〜！


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にしても…君、うた歌うの苦手だったんだ。


それなら前もって言ってくれればよかったのに。


いや、うーん…たしかにカラオケ行きたいとは言ったけどさー…別にどうしてもってわけじゃなかったし…


え？……あ、そうなんだ。ごめん…


自分が歌下手で、笑われる覚悟はしてたんだ…


その、ホントにごめんね？君に恥かかせたかったわけじゃないの。


二人きりで一緒に楽しめたらなーって思って、軽く提案したんだけど…完全に裏目に出ちゃったみたい。ホントごめん…


あっ…わっ、わー！ご、ごめん！


そんな泣かせるつもりじゃ…！あぁ、どうしよ…！


と、とりあえず…！ほらっ、ハンカチ！拭いてあげるからこっち向いて！


(彼氏の涙を拭う)


ごめん、ごめんね…君に酷いことしちゃった…


君のこと、こんなに傷つけて…彼女失格だね、あたし…


…その、あたしのこと冷めた？こんな彼女、もう要らない？


…ホント？まだ好きでいてくれる？


うん、ありがと…君、優しいね。そういうとこが好き。


(抱きしめる)


今日はホントごめん…初デートがこんなんじゃ、全然良い思い出として残らないよね…


え…？あ、ええと…それ、いつのまに撮ったの？


あ、そう…笑い転げてて、写メ撮られてるの気づかなかった…


ふふっ…何この顔。普通にキモいじゃん。なんかウケる。


ふ、ふーん？ま、まぁ、そんなにあたしの笑った顔が好きなら、いつでも笑ってあげるけど？


あっ…なんか今のセリフ、プロポーズっぽくなかった？ねぇ、どう思う？


えー、そうかなぁ？あたし的にはプロポーズっぽく感じたんだけど…


ま、いっか！とりあえず君に嫌われてなくて安心した！


それよりさ、そろそろお腹空かない？なんか食べに行こ。ねっ？


うん。じゃあ近くのファミレスで夕飯済ませちゃおっか。


…ね。手、繋ご？恋人らしく、さ…


うん…外、出歩くときはずっと恋人繋ぎってことで。えへへっ♪

・台本（ゆるボイ！）
初デートで見た彼女の笑顔は眩しかった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎