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僕を救った本当の理由
written by 零音リオリア
  • 監禁
  • ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1721文字(約 5分45秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
(走ってくる音)
ハァハァ……やっと見つけた……
逃げるよ!早く!

誰って…私はあの子の姉だ
何回かあったこと、あるでしょ

思い出した…?
ならいい、早く逃げるよ!
大丈夫なんですかって…?
何言ってるの、ここは私の実家よ?
地下にこんな空間があったのは前から知ってるし、
あの子が知らない抜け道も知ってる

それに……あの子には少し眠ってもらってるわ
大丈夫よ、ちょっとした睡眠薬だから……

こっちよ…確かここに…あった!
(コンクリートの扉ががらがらと開く音)
こっちよ!早く!
(階段を駆け上がる音)

よし…大丈夫そうね…
ああ…この部屋?
この部屋は私の部屋
…なんで地下からここにつながってるかだって?

実はね、私、親に何度も地下に閉じ込められたことがあるの
まぁ、大抵私が高価なもの壊したとか、そんな時だけどね
でも、地下から出たかったから
親が家にいない時にメイドに業者を雇ってもらって通路を作ってもらったの
それを親が死んじゃった時にちゃんとした階段にしたわけ

この通路の存在はあの子も知らない
だからこっちに出てくるしかなかった

って、しゃべっている場合ではないな
もうすぐあの子が起きてしまうかもしれない

君はあの窓から出て、このスマホに書いてある住所に行って
大丈夫、私のマンションだから
いいから!私があの子を何とかする!
行って!
(窓から飛び降り、あなたは駆け出す)

(数時間が立ち、部屋の扉が開く)
やぁ、私だ
無事だったんですね……って
当り前じゃないか
私は一応これでも空手三段だ
あんな小娘に負けるわけがないだろう

なんだ浮かない顔をして……
えっ…いつも冷たくしてたのにどうして助けてくれたんですか…って?
いやぁ…それは…

…実はな、私は…君のことが…その…す、好きなんだ
ひ、ひとめぼれ…ってやつ…なのか?
あの子が君のことを紹介してくれた時に…な…

でも…妹の男に手を出すわけにはいかないし…
それに…男とあまり話したことがないから…その…
どう接すればいいのかわからなくてな…
だからあんなに冷たくしてしまってな…

でも、妹が君を監禁していると聞いてな…
気が気でなくてな…

それで、こんなことになって…
……今、こんなことをいうのは
正直卑怯だとは思うのだが…
その…あの…私と…つ、付き合ってくれないか?
私がいれば…あの子も容易には近づけないだろう…
それに…私には君しかいないんだ…
だから……

えっ、いい…のか…
自分でこんなことをいうのもあれなんだが…
私は彼女の姉だぞ?
彼女みたいなことをするかもしれないんだぞ?
それでもいいのか…?

そうか…ありがとう…
なら、今日からわたしとここで住もう
君のアパートよりもここのほうが安全だ…

そして…あんなことがあった後で悪いが…
彼女を許してほしい…
わがままなのはわかっている…だが…私には彼女が唯一の身内なんだ…
もちろん彼女には反省させるし、今後こんなことしないように躾ける……
だから……お願いだ……
彼女を……許してやって欲しい……

そうか……ありがとう……

明日君の服を買いに行こう
この部屋にはあいにく男物服はないのでな…
君が女性物の服を着たいのなら話は別だが……
それは嫌だろう?
ふふ、まぁいやだろうな……

おっと、大丈夫か?
しんどかっだだろう…
今日はもう休め……
私のベッドを使ってくれ
大丈夫だ…安心しろ…

………眠ったか………
(といって電話をかける)

ああ、うまくいったよ
君のおかげでな…

君が監禁して、彼を極度の不安状態と女性不信にさせ、私が助ける
完璧なシナリオだろう?

……何を見させたかだって?
あぁ…あれはね…
女性不信になる様な映像に
私のことを好きで仕方がないようにするために
「サブリミナル効果」を加えたもの
だから、突然来た私に対して恐怖心を抱かなかった
それどころか、あなたが私が指示した以上に見せてくれたことで
異常なまでに女性に対して恐怖心を抱いている

これからどうするかって?
もちろん、カウンセリングするよ
君がいい仕事してくれたおかげで
ゆっくりゆっくり治すことができる
これでも一応本職はカウンセラーだし……

(あなたが跳び起きる音がする)
あぁ、起きちゃった…
ごめん、またかけるね……

どうした……?
怖い夢を見た……?
刃物を持った女に襲われる夢……?
それは……怖かったな……
よしよし、怖かったな……
(と言われながら頭を撫でられる)

よし、今日は私が一緒に寝よう
そうすれば安心だろ?

……そう恥ずかしがるな
ついさっきからとはいえ
私たちは恋人同士だ…
それに私はカウンセラーだから
君の心の傷を癒せる……

もう心配はいらない……
私が…君を…
守るからね…(囁き声で)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
僕を救った本当の理由
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
零音リオリア
ライター情報
 素晴らしい台本を生み出す神々にあこがれて
 この界隈に迷い込んだ凡骨の零音リオリアです
 主にヤンデレ・甘々系を書いています!
 しょーもない台本ですがよろしくお願いします!
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