0
【ハーレム大戦】番長系女戦士(アマゾネス)vs武人系戦乙女(ヴァルキリー)
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 異世界
  • 人外美女
  • ハーレム
  • 戦闘
公開日2023年07月08日 17:07 更新日2023年07月08日 17:07
文字数
3331文字(約 11分7秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
アマゾネス、ヴァルキリー
視聴者役柄
人間男子
場所
魔界
あらすじ
二人の戦闘系人外美女に取り合われるお話。どちらに転んでもハーレムルート不可避。
本編
A.女戦士(アマゾネス)
B.戦乙女(ヴァルキリー)


A.へぇ〜…意外とやるじゃん、アンタ。


A.アタシの目ェ掻い潜ってここまで逃げるたぁね…人間の男にしては肝っ玉座ってんじゃん。ますます気に入ったよ。


A.はぁ?肝っ玉座ってんだろ。普通の男なら、アタシの戦闘力に腰抜かしてダウンだぜ?


A.あははっ!逃げ上手ときたか!それは逆におもしれーや!あはは!


A.じゃあさ…こーいうのはどうだ?


(指パッチンと同時に周りにたくさんの仲間が現れる)


A.そ。アンタ、最初から囲まれてたってわけ。


A.一応これでも魔界の戦闘プロ集団って言われてるからさ…そういう連中の包囲網をどうやって突破する?


A.おいおい、命乞いかよ。なっさけねぇなぁ。なんか策とかねえのかよ。


A.…何もねえんだな?じゃ、遠慮なく捕まえてっと……ッ⁉︎


(Bの率いる軍勢が乱入)


B.そこまでです。彼に手出しはさせませんよ。


A.テメェ、戦乙女(ヴァルキリー)…!何しに来やがった⁉︎


B.決まっています。彼を天国(ヴァルハラ)に連れて行くためです。貴女たち野蛮な女戦士(アマゾネス)には手を出させません。大人しく引き下がるのであれば、命までは取りませんが…いかがします?


A.バカが…!極上の獲物目の前にして引く奴があるか!野郎ども、やっちまえ!


B.総員、迎撃用意!彼らを返り討ちにしなさい!


(女戦士と戦乙女の集団戦勃発)


A.さぁて…オメーはアタシが相手だ。覚悟はいいな?


B.望むところです。返り討ちにして差し上げましょう。


(AとBが一騎打ちを始める)


A.テメェ…!大体なんでアイツのこと狙うんだよ!ヴァルキリーは人間の男には興味ねえはずだろ⁉︎


B.彼は特別です。魔界に突然迷い込んできた身にも関わらず、多くの魔物と渡り合い、たった一人生き残ってきました。いわば、彼は勇敢な戦士。我々が保護するのは当然でしょう?


A.ざけんなよ…!アイツはなぁ、戦うことしか脳がないアタシを女として認めてくれたんだぜ?「綺麗だ」って正面から顔見て言ってくれたんだ。これってどう考えても、合意だよな?


B.合意?どこがですか?彼はただお世辞を言っただけでしょう?貴女のような野蛮な女を怒らせると何されるか分かりませんからね。だからとりあえずご機嫌を取った。ただそれだけのことです。


A.いちいちムカつくな、テメェは…!大体、アイツを保護対象としてしか見てねえテメェとアタシとじゃ、思いの丈がちげえんだよ!分かったらすっこんでろ!


B.いいえ。わたしも彼に対する想いは負けません。なんせ我々戦乙女(ヴァルキリー)の婚前交渉にあたる『握手』を行なってくれたのですから。合意というのであれば、わたしの方にこそ正当性があると思いますが。


A.はっ、どーだか…アイツ、突然魔界に迷い込んできた人間だからよ、そーいう文化を知らねえ可能性だって十分あるぜ?ってことは、アイツはお前を女として認識せず握手した…つまりはそーいうこったろ?


B.仮に知らなかったとしても、婚前交渉の儀であることに変わりありませんので。彼とわたしの結婚は確定事項なんですよ。貴女の付け入る余地は全くありませんので、ご安心を。


A.あ〜…マジで殺すわ、お前。泣いて謝っても許さねえからな?


B.貴女こそ、後で詫びを入れても許しませんからね?今のうちに覚悟を決めておきなさい。


A.上等……って、おい。アイツはどこ行った?どこにもいねえぞ…⁉︎


B.む…どうやら、争っている場合ではなさそうですね。ここは一時休戦として、彼を探すのに専念しませんか?


A.あぁっ、くそっ!仕方ねえなぁ!おい、お前ら!一旦手ェ止めて、アイツ探すのに専念しろ!


B.総員、戦闘中止!彼の捜索を開始、身柄を必ず確保しなさい!


A.…言っとくけど、手ェ組むのは今回だけだからな?


B.無論、そのつもりです。わたしとて、貴女たち野蛮人といつまでもつるむ気はありませんから。


A.けっ、お高くとまりやがって…その薄汚え羽をむしり取るのは後にしてやるよ、天カスども。とりあえず今は…


B.彼が最優先、ですね。逃げられては元も子もありませんから。行きますよ…!


A.アタシに指図すんな。せいぜい足引っ張っんじゃねえぞ…!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


B.なかなか見つかりませんね…そっちは?


A.クソ…こんなに探してるってのに、なんで見つからねえんだ…!まさかもう他の女に寝取られて…!


B.口を慎みなさい。いくら蛮族といえど、言っていいことと悪いことがありますよ。


A.わ、わりぃ…けど、お前は不安にならねえのかよ?アイツが他の女の慰みモンになってるって考えたら…


B.その時はその時、奪い返せばいいだけの話。奪い返して、寝取りの記憶を隅から隅まで抹消してしまえばいいんです。それだけの話でしょう?


A.だな…うしっ!そうと決まれば、さっそく捜索再開して…!


B.…どうやらその必要はなさそうですよ。彼、わたしたちのすぐ後ろにいるみたいですから。


A.は?アンタ、いつのまに…ってか、いつからそこにいた?


B.…なるほど。どうやら、我々が争っている隙に、近くに身を潜め、捜索が開始されたと同時に、わたしたちの後ろに隠れていたようです。まさかお互いの軍勢の大将の真後ろに隠れているなんて、誰も思いませんから。


A.で、万が一バレても、アタシら二人を相手にするだけでいいって寸法か。アンタにしては考えたじゃねえか。けどよ…


B.お忘れですか?わたしたちの強さを…仮にも大将二人を同時に相手取ろうなどと愚の骨頂。ここでケリをつけさせていただきます。


A.言っとくが、仲違いしてくれるかも〜、なんて期待すんなよ?今のアタシらはなぁ…


B.完全な同盟者ですからね。君を手に入れるために手段は選んでいられませんので。


A.男なら覚悟決めろよ?アタシもコイツも手加減するつもりねえからなぁ…!


B.それで参ります…いざ、尋常に勝負!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


A.ハァ、ハァ…おい、お前が足引っ張るから、余計に疲れちまったろ。手ェ抜くのも大概にしろよ。


B.いいえ。貴女が彼の足止めにあっさり引っかかったからでしょう?わたし一人であれば、もっと早くに終わらせられたのですが。


A.んだとぉ…⁉︎ テメー、もう一戦やるか?アタシはまだ戦えるぜ?


B.はぁ…これだから女戦士(アマゾネス)という蛮族は、ケンカっ早くて嫌になります。これからわたしは彼を天界(ヴァルハラ)に連れて帰りますので、貴女ともこれでお別れですね。それでは、さようなら。


A.おいこら、待て。誰がそんなこと許すっつったよ。コイツはアタシのモンって決まってんだ。天界(ヴァルハラ)なんていう、うさんくせーとこに連れて行かせるか。アタシらの集落で死ぬほど可愛がってやる予定なんだから、邪魔すんな。


B.いえ、邪魔なのはそちらです。彼は天界(ヴァルハラ)に連れて帰るにふさわしい男性。貴女たち蛮族に引き渡す道理はありません。大人しく引きなさい。さもなくば…


A.戦争ってかぁ?いいぜ、相手んなってやるよ。オメーら、まだやれるよな?


B.そちらがその気なら仕方ありません。総員、戦闘準備…


(捕まっていた男が口を挟む)


A…あ?何言ってんだ?アンタを逃すわけねーだろ。せっかく苦労して捕まえた戦利品をよ。


B.残念ですが、彼女との和解には応じられません。君の貞操を虎視眈々と狙っている危険な女を野放しにするわけにはいきませんので。


A.このやろ〜…まぁいい。こうなったら、コイツに選んでもらおうぜ。アタシかお前、どっちかをよ。


B.望むところです。選ばれるのは既にわたしと決まっていますが。


(周りの仲間が騒ぎ始める)


A.オメーら、うるせーぞ!お裾分けは後でしてやっから、ちょっと黙れ!


B.皆さん、うるさいですよ。勇敢な彼のことです、ヴァルハラに帰ったら、この場にいる全員を相手にシてくれることでしょう。


A.あ?全部で?アタシんとこはザッと五十人だな。お前は?


B.わたしの手勢も五十人ほどですね。まぁ、この程度の人数を相手するくらい、彼なら造作もないでしょう。


A.あ?ごちゃごちゃうるせーよ。大体、アンタがアタシらの集落に立ち寄って、片っ端から女口説いていくから、こんなことになってんだろーが。責任取って、身体よこせ。な?


B.君はヴァルハラに行き、我々と共に濃厚イチャラブエッチをする権利を得ました。これを行使しない手はないでしょう。さぁ、わたしの手を取りなさい。


A.勿論、アンタはアタシらを選ぶだろ?
B.当然、君はわたしたちを選ぶでしょう?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ハーレム大戦】番長系女戦士(アマゾネス)vs武人系戦乙女(ヴァルキリー)
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)