- ヤンデレ
- ボクっ娘
- 学校/学園
- ストーカー
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年09月01日 10:28
文字数
1789文字（約 5分58秒）
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
クラスメイトのJK
視聴者役柄
JKの同級生
場所
現代
あらすじ
ある日の放課後、キミ（視聴者）は、クラスメイトのJK（演者）から、空き教室に呼び出される。
しかし、その少女は、1ヵ月前にも、同じようなシチュエーションで貴方に告白し、そして、断られた過去を持っていた。
そこで、キミは、今回も断ろうとしたがーーー。
しかし、その少女は、1ヵ月前にも、同じようなシチュエーションで貴方に告白し、そして、断られた過去を持っていた。
そこで、キミは、今回も断ろうとしたがーーー。
本編
（チャイムの音）
（教室のドアを開く音）
...あ、来てくれたんだね！
ごめんね、下校前なのに、空き教室に呼び出して...。
でも、どうしても話したいことがあったから...。
...ねぇ、キミは、覚えてる？
ちょうど１ヶ月前に、今日みたいにボクがキミを呼び出して、愛の告白をしたことを...。
あの時は、ボクも一世一代のイベントだって思って、なけなしの勇気を振り絞ったことを覚えてるよ。
でも、そんなボクの意気込みを軽くあしらうかのように、キミは拒絶した。
そして、こう言い放ったんだ...。
「ヤンデレじゃないと無理」、って...。
最初、ボクは耳を疑ったよ。
そもそもヤンデレってなんなの、どうしてボクはダメなの、って、思ったんだ。
でも、よくよく考えてみたら、キミがボクを好きになる理由もなかったんだよね。
休み時間や昼食はいつも一人、他人と上手く会話できない上に、見た目も絵に描いたような根暗だったボクが、キミとちょっと会話しただけなのに両思いだって勘違いしてたんだよ。
だから、あの後、考えたんだ。
どうしたら、キミがボクを好きになってくれるのかどうか、ね...。
だけど、キミが言ったヤンデレが何か分からない以上、前には進めないし、どうしたらいいのかも分からないから、ためしにネットで調べてみたんだ。
そしたら、包丁を持って返り血を浴びた女の子の画像ばっかり出てくるし、ヤンデレが何なのか質問しても、一人一人違う答えが返ってくるから、ますます混乱しちゃったんだよ。
仕方ないから、ヤンデレになるのは諦めて、キミが理想とする女の子を追求する道を選んだんだ。
それからは、ひたすらキミを追いかけ続けたね...。
登下校する時も、授業中も、昼食の間も、友達と会話する時間も、家に帰ってからのプライベートな空間も、休日の行動も、全部全部全部...。
ボクはずうっと、キミだけを視界に捉えていたんだ...。
そして、その結果出来上がったのが、今日のボクなんだよ。
フフフ...どう、気に入ってくれた？
もちろん、キミの好みは完璧に把握してるよ...。
（以下の台詞は、間を空けずに一気に読み上げてください）
キミの好きな食べ物は肉類、特に豚肉と鶏肉だよね。豚は胡椒をふったミディアムのステーキが好みで、鶏もシンプルな塩の焼き鳥をよく食べているね。焼き鳥については、下校する時にコンビニで注文している姿を見たよ。反対に、嫌いなものは特にないかな。強いてあげるとなると、骨のついた焼き魚を苦手としているね。ボクも分かるよ。アレ、いちいち取り除くの面倒くさいしね。家ではお母さんが取ってるみたいだけど、付き合い始めたらボクが取ってあげるから、安心してね。それから、好きなゲームは恋愛シミュレーションゲーム。特に、黒髪ショートのボクっ娘が大好物だね。この属性を完備したキャラクターを採用してるゲームを買い集めてるのは、既に調査済みだよ。あ、キミも気づいた？実は、この口調や見た目も、全部キミの好みに合わせて変えたんだよ。今まではロングだったけど、キミがショートの方が好きだって知ったから、バッサリ切ったんだ。どう、似合う？もし、長さに不満があったら、遠慮なく言ってね。ボク、すぐにでも用意してみせるから。でも、ボクという理想の女の子がすぐ側にいるのに、ゲームの女の子なんかに現を抜かすのはよくないよね。だから、今度、家に寄ったら、全部捨てておくよ。これはもう、決定事項だから。あと、それから...。
...ん？
どうしたの？
なんで、ボクから、離れていくの？
...ヤンデレが好きだって言ったのは、嘘？
うーん...言ってることがよく分からないなぁ。
さっき言った通り、ボクはヤンデレのことなんか、全然理解できなかったんだよ？
その代わりに、キミが理想とする女の子になろうと、必死に努力したけど...。
でも、たったそれだけのことだよ。
それに、キミがヤンデレの女の子が好きじゃないことくらい、その過程で知ってるから。
今更、そんなことを責めようなんて、思ってないよ。
そんなことよりも、キミ...。
今のボクを見て、なにか気に入らないことや至らない点はない？
もし、あったら、すぐにでも言って？
全部というわけにもいかないけど、できることなら、今この場で改善してあげるからね。
どんな要望でも、構わないよ...。
キミがボクを好きになってくれるまで、何度でも何回でも、ボクは生まれ変わってみせる。
そして、ボクを、キミ色に染め上げてほしいんだ...。
キミの望むがままの色に、ね...。
フフッ...フフフフ...！！
（教室のドアを開く音）
...あ、来てくれたんだね！
ごめんね、下校前なのに、空き教室に呼び出して...。
でも、どうしても話したいことがあったから...。
...ねぇ、キミは、覚えてる？
ちょうど１ヶ月前に、今日みたいにボクがキミを呼び出して、愛の告白をしたことを...。
あの時は、ボクも一世一代のイベントだって思って、なけなしの勇気を振り絞ったことを覚えてるよ。
でも、そんなボクの意気込みを軽くあしらうかのように、キミは拒絶した。
そして、こう言い放ったんだ...。
「ヤンデレじゃないと無理」、って...。
最初、ボクは耳を疑ったよ。
そもそもヤンデレってなんなの、どうしてボクはダメなの、って、思ったんだ。
でも、よくよく考えてみたら、キミがボクを好きになる理由もなかったんだよね。
休み時間や昼食はいつも一人、他人と上手く会話できない上に、見た目も絵に描いたような根暗だったボクが、キミとちょっと会話しただけなのに両思いだって勘違いしてたんだよ。
だから、あの後、考えたんだ。
どうしたら、キミがボクを好きになってくれるのかどうか、ね...。
だけど、キミが言ったヤンデレが何か分からない以上、前には進めないし、どうしたらいいのかも分からないから、ためしにネットで調べてみたんだ。
そしたら、包丁を持って返り血を浴びた女の子の画像ばっかり出てくるし、ヤンデレが何なのか質問しても、一人一人違う答えが返ってくるから、ますます混乱しちゃったんだよ。
仕方ないから、ヤンデレになるのは諦めて、キミが理想とする女の子を追求する道を選んだんだ。
それからは、ひたすらキミを追いかけ続けたね...。
登下校する時も、授業中も、昼食の間も、友達と会話する時間も、家に帰ってからのプライベートな空間も、休日の行動も、全部全部全部...。
ボクはずうっと、キミだけを視界に捉えていたんだ...。
そして、その結果出来上がったのが、今日のボクなんだよ。
フフフ...どう、気に入ってくれた？
もちろん、キミの好みは完璧に把握してるよ...。
（以下の台詞は、間を空けずに一気に読み上げてください）
キミの好きな食べ物は肉類、特に豚肉と鶏肉だよね。豚は胡椒をふったミディアムのステーキが好みで、鶏もシンプルな塩の焼き鳥をよく食べているね。焼き鳥については、下校する時にコンビニで注文している姿を見たよ。反対に、嫌いなものは特にないかな。強いてあげるとなると、骨のついた焼き魚を苦手としているね。ボクも分かるよ。アレ、いちいち取り除くの面倒くさいしね。家ではお母さんが取ってるみたいだけど、付き合い始めたらボクが取ってあげるから、安心してね。それから、好きなゲームは恋愛シミュレーションゲーム。特に、黒髪ショートのボクっ娘が大好物だね。この属性を完備したキャラクターを採用してるゲームを買い集めてるのは、既に調査済みだよ。あ、キミも気づいた？実は、この口調や見た目も、全部キミの好みに合わせて変えたんだよ。今まではロングだったけど、キミがショートの方が好きだって知ったから、バッサリ切ったんだ。どう、似合う？もし、長さに不満があったら、遠慮なく言ってね。ボク、すぐにでも用意してみせるから。でも、ボクという理想の女の子がすぐ側にいるのに、ゲームの女の子なんかに現を抜かすのはよくないよね。だから、今度、家に寄ったら、全部捨てておくよ。これはもう、決定事項だから。あと、それから...。
...ん？
どうしたの？
なんで、ボクから、離れていくの？
...ヤンデレが好きだって言ったのは、嘘？
うーん...言ってることがよく分からないなぁ。
さっき言った通り、ボクはヤンデレのことなんか、全然理解できなかったんだよ？
その代わりに、キミが理想とする女の子になろうと、必死に努力したけど...。
でも、たったそれだけのことだよ。
それに、キミがヤンデレの女の子が好きじゃないことくらい、その過程で知ってるから。
今更、そんなことを責めようなんて、思ってないよ。
そんなことよりも、キミ...。
今のボクを見て、なにか気に入らないことや至らない点はない？
もし、あったら、すぐにでも言って？
全部というわけにもいかないけど、できることなら、今この場で改善してあげるからね。
どんな要望でも、構わないよ...。
キミがボクを好きになってくれるまで、何度でも何回でも、ボクは生まれ変わってみせる。
そして、ボクを、キミ色に染め上げてほしいんだ...。
キミの望むがままの色に、ね...。
フフッ...フフフフ...！！
クレジット
ライター情報
初めまして。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
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