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デビルアイドルとの契約握手会
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • ファンタジー
  • アイドル
  • 悪魔
  • 魔法
  • 握手会
  • 眷属契約
  • ライブ
公開日2023年08月27日 01:40 更新日2023年08月27日 01:40
文字数
1246文字(約 4分10秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
悪魔
視聴者役柄
エクソシスト
場所
ライブ会場裏
あらすじ
エクソシストの貴方は、人に擬態した悪魔を退治しに来ていた。その悪魔は今をときめく超人気アイドルで…?
本編
ん〜!ライブ、最高!!!もー、超テンションハイ!!!もっと叫びた〜い!!!


ハァ…ダメだ〜。ライブハイで頭おかしくなりそう。もっと歌いたいし、踊りたい!


ね……そこの陰でコソコソ見てる君♡ ちゃーんと分かってるから、出ておいで♡


(物陰から男が出てくる)


君は?あたしの新しいファン?


へ〜、エクソシスト。すごいね。悪魔祓いしてるんだ。そのエクソシストくんがあたしに何の用?


ふふっ…気づいてたんだぁ。あたしが悪魔だってこと…


ホントにすごいね…完璧に人に擬態してたつもりなのに…見破ったのは君が初めてだよ。


そっかぁ…そんなに前から気づいてたんだ。すごいすご〜い。拍手してあげる。


(拍手)


…で?あたしを悪魔だって知ってどうするの?


あ、物騒だな〜。お前を絶対殺すみたいなこと言わないで、仲良くしようよ。


むー…わざわざお忍びで会いに来てくれたんなら、そのままファンになってくれてもいいのに…


…あれ?でも、わざわざこうしてこっそり会いに来てくれて、しかも殺すって…これってもしかしなくても愛⁉︎


絶対そうだよね!うん、そうに決まってる!


え、だって殺したいほど愛してるってことでしょ⁉︎ 完璧にあたしのこと大好きじゃん!いつもありがとね!


ふふっ…でもダメだよ。簡単にはお触りさせてあーげない♡


(男の身体が動かなくなる)


ね?身体、動かないでしょ?


あたしの近くにいた時点で、君の負けは決まってたんだよ?


ここはあたしのテリトリー…踏み込んだ時点で、君はあたしのなすがままにされるしかないの。言ってること、わかるよね?


ん〜…これは悪魔全般の能力っていうより、あたしの特殊能力かな?


そ。支配魔法って言って、自分のテリトリーを魔力で設定して、そこに侵入してきた人を思いのままに操るの。すごいでしょ?


このまま洗脳してファンにしちゃってもいいんだけどねー…でも、それだとつまらないんだよねー。


あ、それは失礼だぞ〜?あたし、アイドルになってから、人に対して魔法使ったことないし。


使ったことないよ、ホントに。全部女としての魅力で勝負したし?そこだけは勘違いしないでほしいなー。


(顔を近づけて、耳元で囁く)


ねぇ…君的にあたしはどう?アイドルとして、あと一人の女の子としてはあり?なし?


ふ〜ん…少なくとも可愛いとは思ってくれてんだ。ありがと♡


それよりあたし、今ライブ終えて最高にハイなの。


今のあたしなら、君の愛も全部受け止めてあげられるよ?


君はいつかあたしのファンになってくれる…そう信じてるから。


だから…洗脳なんてしてあ〜げない♪


その代わり…契約、しよ?あたしと眷属契約結んじゃおうよ。


契約の仕方は簡単。あたしと握手するだけ。超お手軽じゃない?


い〜や♡ やめてあ〜げない♡


ほら…今から君だけの握手会開催するから、手ェ出して?


(握手)


ふふっ…手、握っちゃったね♡


ほら、見て?手の甲にあたしの紋章が刻まれてる。これで君はあたしの眷属だ♡


これからよろしくね?君に心の底から推してもらえるようにいっぱい頑張るから。


それじゃ、あたしはそろそろ楽屋に戻るね〜。


君のことはあとでお家に呼んであげるから…少しだけ待っててね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
デビルアイドルとの契約握手会
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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