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【ホラー】山奥で知らない女をテントの中に入れるべからず
written by 松平蒼太郎
  • 敬語
  • ホラー
  • お姉さん
  • ヤンデレ
  • キャンプ
  • 怨恨
公開日2023年08月30日 18:38 更新日2023年08月30日 18:38
文字数
965文字(約 3分13秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
若い女性
視聴者役柄
若い男性
場所
山奥のキャンプ地
あらすじ
とある山奥で貴方はソロキャンプをしていた。夜も更けて、さぁ寝ようかという時に、外から若い女の声がして…?
本編
(テントの外から声がする)


あの…すみません。こんな夜更けに…


あ、はい…この近くにキャンプに来ていた者なんですけど、一緒に来ていた彼氏とはぐれちゃって…一晩だけ、構いませんか…?


(了承すると、若い女がテント内に入ってくる)


し、失礼します…すみません、本当にこんな時間に、ご迷惑をおかけして…


はい…ちょっと夜の山を彼氏と探検しようってことになって、その時に…


こんなに真っ暗だと探すに探せないし…どうしようってなった時に、このテントを見つけて…すごく助かりました。本当にありがとうございます。


あ、何から何まですみません…いただきます。


(差し出されたお茶を飲む)


その、貴方は一人でここにキャンプに…?


そうなんですね。一人でこんな山奥まで来れるって凄いですね。尊敬します。


それと比べて、彼氏はわたしを置いてどっか行っちゃうんですから…もう、ホントなんなんだよって感じです。


え?あぁ、アイツなら大丈夫だと思いますよ。案外、その辺をのほほんと歩いてるかも…


え?そうですか?わたし、あんまりキャンプするイメージなさそう?


ん〜…まぁ、言われてみれば、そうですね。アイツに誘われてなかったら、絶対来なかったかも…


あ、いえいえ!アイツなら探さなくて大丈夫です!それより、今はわたしのそばにいて?ね?


(男にすり寄る)


すみません…さっきまで真っ暗な山に一人で、人肌が恋しかったので…もう少しこのままで…


…大丈夫ですよ。だってアイツはもうここには来ないんですから。絶対に。


(だんだん女の腕を掴む力が強くなる)


ねぇ…貴方なら、アイツと違ってわたしをひとりぼっちにしたりしませんよね?


本当に寂しかったんですから…山の中にずっと、ずーっと一人で…貴方みたいな優しい人をずっと探し求めてたんです…


わたし、もう捨てられたくない…ずっと必要とされたいんです…もう一人は嫌…


ね……こっち、向いて?貴方の顔、もっとよく見せて?


(キス)


これが生きた人の唇…あったかい…


ごめんね?冷たい唇で…でも、問題ないでしょ?貴方がこれからあっためてくれるんですから♡


(男をあっさり押し倒す)


貴方との切れない絆が欲しいなぁ…ダメ?


嫌だよ?やめろなんてそんな否定的な言葉、聞きたくない。


アイツはあたしを山に置き去りにした…きっと他に女ができからだよ。あの時のアイツ、香水臭かったし。


その点、貴方は大丈夫そうだな…全然他の女の手形ついてなさそうだし。


わたしの冷えた心と身体…貴方があっためて。ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ホラー】山奥で知らない女をテントの中に入れるべからず
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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