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嫁の悪魔と友達の堕天使による地獄の修羅場
written by 松平蒼太郎
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公開日2023年10月17日 14:02 更新日2023年10月17日 14:02
文字数
1961文字(約 6分33秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
悪魔、堕天使
視聴者役柄
人間
場所
自宅
あらすじ
友達の堕天使と淫らな行為をしてしまい、その現場を嫁の悪魔に抑えられてしまう。激昂する悪魔と、それを軽くいなす堕天使。二人の言い合いはついに武力衝突にまで発展しそうになってしまい…?
本編
A.悪魔
B.堕天使


A.…あら?これってもしかして…


A.…すみません、部長。本日は先に上がらせてもらってよろしいでしょうか?


A.えぇ。早退扱いで構いません。たった今、大事な用事が入りましたので。


A.はい。夫絡みのことで。すみません。


A.はい…ありがとうございます。それでは、失礼します。


(Aが退社し、家へ直帰)


A.ただいま…!旦那くん、いる…⁉︎


B.や。遅かったね。旦那くんもいい加減待ちくたびれたって言ってるよ。まぁ、僕が暇つぶしの相手をシてあげたから、問題ないんだけどさ。


A.旦那くんの魔力パスが乱れてると思ったら、やっぱり貴女だったのね…!人の旦那を白昼堂々、奪おうとするなんていい度胸じゃない!今日という今日は、その魂を滅却してあげる…!


B.ふふっ…できるかな?悪魔如きに…それから僕は、彼が寂しがっていたから、その寂しさを埋めてあげていただけだよ。感謝されこそすれ、怒られることはないと思うんだけどなぁ。


A.口の減らない女ね…!どれだけ正当化しようが、貴女のやってることはただの寝取り行為。いくら魔族がハーレム推奨派だからって、すでに他人のモノとなった夫に手を出すのは許されないのよ…⁉︎


B.あはは…何を言ってるのかな?そもそも彼は僕が先に目をつけていたんだよ?それを後からしゃしゃり出てきた貴女が先に、僕の知らない間に奪ったんじゃないか。貴女こそ、勝手に自身の言い分を正当化しないでくれる?どうせ彼に催眠魔法をかけて、無理やり契約させたんだろう?まさに『悪魔の所業』だね。


A.ふん…何を言おうと無駄よ。恋愛は競争なの。先に彼をモノにしたわたしの勝ちで、出遅れた貴女の負け。これは揺るぎない事実だから。


B.いやいや。一回負けたくらいで、二度と復活のチャンスが与えられないなんて、不公平にも程があるだろう?男をゲットする機会ぐらいは誰にでも平等に与えられないと。


A.ほんっっっとう、口の減らない堕天使ね…!その羽、一枚ずつむしり取ってあげましょうか?寝取り常習犯のくせに、なんて生意気なの…⁉︎


B.ふふ…なら、僕は貴女の身体に刻まれているその小汚い紋章を一個ずつ丁寧に消してあげる。自称妻で、アイタタなお姉さんの化けの皮を剥がしてあげるよ。まぁ、悪魔だから、剥がすまでもなさそうだけど。


A.あ〜…ムカつくムカつく!この女だけは本気で許せない…!わたしと旦那くんの邪魔ばっかりして…!地獄の炎で消し炭にしてやるっ!


B.へぇ、やる気?いいよ、そっちから手を出してきたんだから、正当防衛ってことで、反撃しても許されるよね?


(男が起き上がる)


A.え?あ、旦那くん…⁉︎ 大丈夫⁉︎身体痛くない⁉︎ この女に変なことされてない⁉︎


B.失礼だな。僕は彼を気持ち良くしてあげただけだよ。それはそうと君、今何か言いかけなかった?


A.え、ええっ⁉︎ この女が旦那くんの第二夫人⁉︎ なんで⁉︎ こんな極悪人をもう一人お嫁さんにするって、どういうこと⁉︎ ちゃんと説明して!


B.……ふぅん。なるほどね。一応理にはかなってるんじゃないかな?第一夫人はあくまで先に彼を手に入れた貴女、第二夫人は恋愛競争には出遅れたけど、彼のことを本気で愛している僕…うん、それでいいんじゃない?無闇に争うより、よっぽど建設的な案だと思うな。それにここで僕らが暴れると、彼の家が更地になっちゃうし。


A.はぁ…わかったわよ。寝取りを許したわけじゃないけど、仕事にかまけて、旦那くんを放置していたわたしにも非があるし…とりあえず今回はそれで手打ちにしましょう。


B.よし、これで心置きなく、思う存分エッチできるね。まずは堕天使の紋章をキスでつけるところから…


A.ちょ、ちょっと待ちなさいよ!たしかに貴女が第二夫人の座につくことは認めたけど、わたしの目の前でそういうことをするのはやめなさいよ!大体、貴女はさっき、彼としっぽりヤったじゃない!


B.いいじゃないか。さっきまでのはただのエッチであって、今からするのは夫婦の営み。正式に第二夫人となった僕が、それをするのはなんらおかしいことじゃないだろう?


A.だからって、わたしの目の前で堂々と言う⁉︎ やっぱりここはわたしに譲りなさい!貴女にはあとで順番回してあげるから!


B.嫌だね。僕は今、彼とシたいんだ。そもそも、僕が堕天したのは、彼が情熱的に僕を口説いてくれたせいだよ。その責任は今すぐにでも取ってもらわないとね。


A.あ〜、もういいわ。貴女、言葉は通じるけど、話は通じないタイプね。こうなったら、ベッドの上でケリをつけるわよ。旦那くんを気持ち良くさせた方の勝ちってことで。


B.それ、シンプルでいいね。僕が勝ったら、ついでに第一夫人の座ももらおうかな。


A.ふん、何とでも言えば?すぐに吠え面かかせてあげる。


B.ふふ…その言葉、そっくりそのままお返しするよ。堕天した僕の力、見せてあげるね。


AB.君の一番はどちらかハッキリさせてあげるから…覚悟してね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
嫁の悪魔と友達の堕天使による地獄の修羅場
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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