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根暗陰キャなゴーストメイドの憑依弁舌
written by 松平蒼太郎
  • 敬語
  • ヤンデレ
  • メイド
  • 後輩
  • 根暗
  • 陰キャ
  • ゴースト
  • 告白
公開日2023年10月19日 07:52 更新日2023年10月19日 07:52
文字数
1788文字(約 5分58秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ゴーストメイド
視聴者役柄
青年執事
場所
某所→屋敷
あらすじ
目を覚ますとフカフカの膝枕をされていた。見上げると、そこには隠密担当のメイドの姿が。彼女は言葉巧みに彼のメンタルを揺さぶり、その隙をついて、彼の身体に取り憑いて…?
本編
こ、こんばんは~…生きてますか~?


あ、起きた…お、おはようございます、先輩…よく眠れました…?


そ、そっか…よかった。えへへ…


は、はい…膝枕、してます…ふかふかで、気持ちいいでしょう…?ふ、太ももには自信あるんで。はい…


それは…まぁ、はい。お嬢様から先輩を連れ戻すよう、命令は受けてますんで…


え、えっと…まぁ、分かりますよ?お嬢様、おっかないですもんね…あんな美貌で迫られたら、尚更…


けど先輩…お嬢様のこと、嫌いなんですか…?お嬢様のことが怖くて逃げだしちゃったんですか…?


違う…?じゃあなんで…?


そう、なんだ…謙虚なのか卑屈なのかよくわかんないですね、それ…先輩らしいとは思いますが…


じゃあ逆に聞きますけど…お嬢様が他の男とイチャイチャするところ見て、耐えられます…?


あ、なんですか、今の間…やっぱりちょっと嫉妬したでしょう?


えぇ~…先輩の意地っ張り。わたしと二人きりなんですから、本音言っちゃってくださいよ…減るもんじゃないですし…


…あ、やっぱりホントはちょっと嬉しかったんですね。まぁお嬢様、めちゃくちゃ綺麗で可愛いですから。社交パーティーとか行ったら、男がハイエナのごとく群がってきますもん。


ふふ…まぁ、全部適当にあしらってますけどね。お嬢様、今は先輩以外に興味ないみたいですし。


…いいんですか?人生最大のモテ期到来のチャンス逃して…今を逃せば、次はないかもしれませんよ?


だって夢のような状況じゃないですか…今の先輩、見目麗しい美女たちに言い寄られてるんですよ?超絶美人なお嬢様と、それに負けず劣らずのメイドたち…よりどりみどりじゃないですか。


今なら男の夢であるハーレムを作れるかもしれませんよ?もうこのチャンスは全力で掴みに行くしかないですよね?


先輩、モテてる今こそチャンスですよ?男の仕事の九割は決断なんでしょう?なら、今決断しなくてどうするんですか。今が踏ん張りどころじゃないですか?


ふふっ…隙ありですよ、先輩♪


(男の身体に憑依)


はぁ…思ったよりあっさり引っかかってくれましたね。わたしの目の前で、メンタルにボロを出すからですよ?


はい。わたし、半人半霊ですので。精神を乱した先輩に憑りつくなんて朝飯前です。


まぁわたし、他のメイドたちみたいに、自前の武力を持ってませんからね~。先輩が油断するのも無理ありません。


はい。もっぱら隠密専門ですね、わたしは。透明化したり、壁をすり抜けたりできますから。


もちろん。ずーっと先輩の近くにいましたよ?


ヤンキーさんには顔面をボコられ、サムライさんには腕を斬られ、スナイパーさんには足を狙撃されて…毎回、負け戦の先輩を見てるのは楽しかったです♪


でもそれも今日で終わり…今度こそ、お屋敷に戻ってもらいますね?意識のブレーカー、ちょっと落としますんで、そのままで…


(男の意識を内側から刈り取る)


おはようございます、先輩。よく眠れました…?


それはよかったです…やっぱりわたしの膝の寝心地がよかったからですかね…?


ふふ…それは冗談です。それよりお嬢様がまだ帰って来てなくてですね…


え?はい…ここはお屋敷です。ようやっと帰って来れたんですよ。先輩のお家に…


他のメイドもお嬢様も、そのうち帰ってくるでしょう。


だからその…暇つぶしでもシません?わたしと…


はい…ちょこっとエッチなこと…


先輩を仕留めたMVPはわたしなわけですし…味見くらい、しても構いませんよね…?


そ、それはだって…わたしも先輩のことは好きですし…


そうですよ…?わたしも先輩のハーレム要員です。まぁ、顔面偏差値は一番低くて申し訳ないですけど…


…お化けメイド。わたしが昔仕えていたご主人様に言われていた言葉です。


こんなにジメジメしてて…しかも半分幽霊ってんですから、まぁ、妥当な呼ばれ方ですよね。はは…


けど先輩は…こんなわたしですら、否定しなかった。普通の、同じ職場で働く同僚として接してくれた。それがとても嬉しかったんです。


むしろわたしの能力を便利だとまで言ってくれて…たまに仕事をサボる時に、わたしを必要としてくれましたんで…


まぁ、そのあとはお嬢様にあっさり見つかって、しこたま怒られたんですけどね…あはは…


構い、ませんよね…?先輩がわたしを必要としてくれたように、わたしにも先輩が必要なんです…


二度とお屋敷を出ようなんて言わないように…今からたっぷり調教しますから…


心と身体、両方から攻めれば、いかに先輩の回復力が規格外とはいえ、ただでは済みませんよね…?


少しは従順になった状態でお嬢様に引き渡しますから…覚悟、してくださいね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
根暗陰キャなゴーストメイドの憑依弁舌
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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