あ、オタク君おきた……おはよ。
ここ？ ここは私の部屋、遠慮しないで寛いでってね。
あぁでも、今は安静にしててね。
オタク君ってば傷だらけで倒れてたんだよ、しかも道のど真ん中。
マジであり得ないって……またアイツらにやられたの？
そっか……
アイツら、流石にライン越えっしょ……マジで許さん。
でも大丈夫、オタク君は私が守ってあげる。
いいのいいの、遠慮はナシ。
オタク君は私の大事な友達なんだから、遠慮なんかしちゃダメだぞ～？
とりあえず、あのバカ達にはお仕置きしておくね。
顔写真と住所……あとはバイト先で良いかな、裏垢で晒しとくから。
ん、どしたの？
いやいや、やり過ぎな訳ないでしょ。
やり過ぎたのはアイツらだし、オタク君が気にすることじゃないって！
（溜息）
オタク君って優しいね、あんなクズ達の心配してあげるなんて。
でもね、これも全部アイツらが悪いの。
だからオタク君は気にしなくていいよ、さっさと忘れちゃえ。

あ、そういえばさ……
アイツら、前に私とオタク君が一緒に居るのがおかしいとか言ってたんだって。
オタク君に嫉妬してんのかもしんないけどさぁ、私が居ないからって好き放題言いやがって……！
私的にはオタク君以外の奴なんて、居ても居なくても変わんないモブだし！
そんな奴らよりも、最高に素敵な君の方がずっと良いもん。
そうだよ、そうに決まってる……おかしいのはアイツらなんだよ！
オタク君の事をなんにも分かってないくせに、偉そうにふざけた事ばっか言いやがって！
許さない、絶対に許さない……！

あー、ごめん……ちょっと取り乱しちゃった。
でも大丈夫、もう落ち着いたから──って、あらら？
オタク君、もしかして眠くなってきちゃった？
いいよ、眠いならそのまま寝ちゃいな。
無理すんのは良くないからね、今はゆっくり休みな。
ん、どしたの？
なんか言いたい事あるなら、遠慮しないで言って。
オタク君のお願いなら私、なんだって聞いてあげるよ？
ふぅん、一緒に居てほしいんだ……
もちろんオッケーだよ、私がオタク君のお願いを断る訳ないじゃん♪
それじゃあ隣、失礼するね～
ふふ、オタク君と添い寝しちゃってる……どう？
私と一緒に居ると、安心できる？
そっか、良かった。
私も君と一緒に居るとめっちゃ安心できるし……それに、めっちゃ満たされる。
多分だけどね、私って君が居ないとダメだと思うの。
君が居なくなったら私も死ぬ、それくらいマジな気持ちで君が好き。
だからね、君の事は私が一生かけて守ってあげる。
君を傷付けるサイテーな奴とか、理不尽な事とか……
君に辛い思いをさせる全部から、私が守ってあげる。

だからお願い、絶対に私の傍から離れないでね──私だけのオタク君♪

・台本（ゆるボイ！）
【ヤンデレ/ギャル】カースト上位のギャルはアナタに「だけ」優しい愛が重い依存型ヤンデレだった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹