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【純愛】片想い中の先輩は天然で純粋
written by 松平蒼太郎
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  • 年上
公開日2023年11月08日 22:05 更新日2023年11月08日 22:05
文字数
1715文字(約 5分43秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
先輩女子
視聴者役柄
後輩男子
場所
通学路
あらすじ
ヤクザの家の生まれで、次期当主の貴方には好きな人がいる。一個上の先輩で、少々天然なところもある彼女だが、雰囲気も見た目も厳つい貴方に対して物怖じすることなく、いつも対等に接してくれて…?
本編
あ、若頭くん!こっちこっちー!


ううん、待ってないよ。今日も誘ってくれてありがと。一緒に帰ろ。


え?ううん、嫌じゃないよ?若頭くんと帰るの、なんだか楽しいし。


あ、また目つき怖くなってるぞ〜?ほら、ニーッて笑って?ニーッて。


ふふふ♪ ちょっと面白い顔になってるよ♪


もぅ…そんなに意地張らなくていいのに。若頭くんの笑った顔、わたしは好きだよ?


うん、好き。だって、カッコよくて可愛いし♪


えぇ〜?そうかな?みんな怖いって言うんだ…初めて知った。


まぁ、いいじゃん。わたしは全然良いと思うし。感性は人それぞれだよね。


ん?あ、若頭くんって呼び方?もしかして気に入らなかった?わたしはカッコよくて気に入ってるんだけど…


ん〜…でも、名前とか苗字だとみんな呼んでるし…わたしだけ若頭くんって呼ぶの、なんか特別感あってよくない?


え〜?後輩くん呼びは味気ないよ〜。わたしは若頭くんって呼びたいな〜。


でも、どうしても気に入らないって言うなら、変えるけど…


…ホント?これからもそう呼んでいい?


ふふ、やった♪ ありがとう、若頭くん♪


あ、あれ、若頭くんのお付きの人じゃない?


そう、あの人たち。もしかして、若頭くんと一緒に帰りたがってるんじゃない?呼んできてあげるね。


すみませーん!よかったら、一緒に帰りませんかー⁉︎


…あれ?どこか行っちゃった…一緒に帰りたくなかったのかな?


え、違うの?わたし、てっきり一緒に帰りたいから、後をつけてきてるものかと…


そうなんだ…でも、よかったね。心配されてるってことは、大切に思われてるってことだし。


うん。若頭くんの周りの人、みんなそうだと思うな。若頭くんのことが大好きで、いつも率先して守ろうとしてるし。


あ、それはちょっと違う?そうなの?


ふーん…難しいことは分かんないけど、やっぱり大切に思われてるのは事実なんでしょ?だったら、素直に受け止めればいいんじゃない?


そうだよ。守る価値があると見なされてるってことは、大切に思われてるってこと。きっとそうに違いない、うん。


あはは…ちょっと強引かな?でも大筋は間違ってないでしょ?


うんうん、納得してくれたようで何より。もちろん、わたしも若頭くんのことは大切に思ってるよ。


え?そりゃあ、大切な後輩で…え、えっと、準恋人的な?


あは、あはは…その、いきなり恋人だなんて言われても迷惑だよね。ごめん、今の冗談だから、気にしないで。


…若頭くん?ど、どうかした?今にも爆発しそうな顔してるけど…


(両肩を掴まれる)


わひゃっ!えっ、ええっと⁉︎ その、何⁉︎


は、はい…ちゃんと聞くよ?ゆっくりでいいから、言ってみて?


…!あ、はは…そ、そうなんだ…さっきから、ソワソワしてたのってそういう…


うん…うん…そっか、わたしのこと、そんなふうに…


…ありがとう、若頭くん。ちょっと屈んでくれる?


(おでこにキス)


…これがわたしの返事。告白してくれて、ありがとね。


うん…わたしも若頭くんのこと、大好きだよ。


学年も違うのに、いつもわたしのことを気にかけてくれて…嫌な人たちからたくさん、守ってくれた。挙げればキリがないくらい。


ふふ…知ってるよ。若頭くんってば、隠し事下手だし。ていうか、お付きの人から全部聞いた。


うん…わたしのためにいっぱい、傷ついちゃったよね。ごめんね…


…けど、それが若頭くんのやりたいことだって言うなら、わたしもそれを尊重する。これからもいっぱい、守ってもらう。図々しいかもしれないけどね。


その代わり…若頭くんの気持ちには、しっかり応えるから。君の好きだって気持ちからは逃げないよ、わたし。


どんな家の生まれだろうが、周りから腫れ物扱いされようが、若頭くんは若頭くんだから。わたしの大好きで、大切な人。


逆に取り柄らしい取り柄もない、わたしなんかのことを好きになってくれて、本当に嬉しい。


だからありがとう。わたしも同じくらい…ううん、それ以上に大好きだから。


あはは…泣かないでよ。わたしももらい泣きしちゃうじゃんか…


…うん、勿論。今日は若頭くんのお家でお泊まりだね。


ふふ、お泊まりだよ。せっかく両想いになったんだから。


怖くないよ。若頭くんのお家の人、みんないい人だって知ってるから。むしろ、とっても頼もしいって思ってるし。


ほら、行こ?お家、案内してよ。


ちゃんとついていくからさ…恋人として、ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【純愛】片想い中の先輩は天然で純粋
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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