世界中で相次いで発生している超常現象から民間人を守る為に活動する組織。
アナタを助けてくれたスーツ姿のお姉さんは、そんな組織に所属して人々を守るエージェントでした。

そこの君、大丈夫？
怪我は……見た感じしてなさそうだけど、どこか痛いところはある？
大丈夫よ、状況は把握してるから。
さっきのに巻き込まれたんでしょ？
それなら私に任せて、君みたいな人を保護するのが私の仕事だから。
ふふ、噂くらいは聞いたことあるんじゃない？
不思議な現象に巻き込まれた民家人を助けるスーツ姿のエージェント、アレが私よ。
詳しいことまでは離せないけど、私が来た以上は身の安全は保証するわ。
すぐに迎えを呼ぶから、ちょっとだけ待っててね。

（電話の着信音）

もしもし、民間人の保護をお願いしたいんだけど……えぇ、それ本当？
いやまぁ私のところは大丈夫だけど、それでもちゃんとしたところで保護した方が良いでしょ。
一応空きが出るのを待つから──当分は無理、ね。
そっか……確認だけど、他の所も無理そう？
ほら、最近できたっていうあの施設……なるほど、了解したわ。
それじゃあこっちで保護するから、ひとまず検査だけは受けれるように手配しといて。
ありがと、それじゃあ切るわ。

（通話終了）

とりあえず迎えは来てくれるみたいなんだけど……
君みたいな害者って最近すっごく増えててね、そういう人達を保護する施設に空きがないって言うの。
だからね、しばらくの間は私の家に泊まってもらうことになるんだけど……良いかな？
というか確実な安全が保証されるまで、君の返答に関わらず私が保護する事になっちゃったから……
一応は綺麗にしてるつもりだけど、その……あんまり期待しないでね？

・台本（ゆるボイ！）
謎のエージェントお姉さんに拾われる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹