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【青春】ダウナーな幼馴染とのなんてことない放課後
written by 松平蒼太郎
  • 嫉妬
  • 学校/学園
  • 片思い
  • ツンデレ
  • 幼なじみ
  • 学生
  • 同級生
  • ダウナー
公開日2023年12月30日 13:04 更新日2023年12月30日 13:04
文字数
1211文字(約 4分3秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染の女の子
視聴者役柄
幼馴染の男の子
場所
学校
あらすじ
貴方は机に突っ伏して寝ている幼馴染の女の子が起きるのを、宿題をしながら待っていた。ようやく目を覚ました彼女に、なぜか自分の片想い相手のことを突っ込まれてしまって…?
本編
(突っ伏していた顔を上げて大あくび)


…あれ?もうホームルーム終わったの?


へー…みんなアタシのこと放置して帰ったんだ。ひど…


…で?アンタはアタシを待っててくれたの?


あ、そ…宿題しながら、ね…アタシの宿題はやってくれた?


ケチ…ついでにやってくれてもいいじゃんか。今から家帰ってやるの、めんどくさ…


むー…じゃあ手伝ってよ。てか、写させて?そっちのが絶対楽だし。


大丈夫だって〜…やらないよりはマシだから。お願〜い…


へへ、さーんきゅ…アンタってやっぱチョr…優しいね。


は?チョロいとか言ってませんけど?アンタの聞き間違いじゃない?


つーかさぁ…そんなことより、アンタに聞きたいことがあるんだった。アンタって五組の山崎さんのこと好きなの?いっつも目で追いかけてるくない?体育の時間とか…


うわ、わかりやす…ホントに好きなんだ。ちょっと引く…


いや、だって…アンタには釣り合わないなと思って。


てか、あんなに可愛くて綺麗な子、普通に考えて彼氏いるでしょ。諦めな?


ちょっと…人を大魔王みたいに言わないでよ。絶望じゃなくて、現実を教えてあげてるだけじゃん。アンタが無用に傷つかないようにさ。


うん、脈なしじゃない?今どき、目で追っかけるだけで実る恋はないよ?てか、昔からないと思うけど。どーせ、今まで一度も話しかけたことないんでしょ?


やっぱり…典型的な草食系だね。アンタはアタシを相手にしてるのが関の山じゃない?アタシ以外の女子とは碌に喋れないでしょ?


いや、クラス委員長のは事務的な会話じゃん…それは普通にノーカン。女の子と喋った内には入らないから。


まぁ、アンタの女の子遍歴とかどうでもいいや…とりあえず帰ろ。あんま遅くなると親がうるさいし。


(教室を出て、下駄箱へ向かう)


んー…相変わらず、少し過保護気味って感じ。アタシももうそこまで子どもじゃないのにさ…


うるさいな…てか、なんでアンタがお父さん目線…


まぁ、その、なんて言うか…一応、アンタのおかげ、かも…「幼馴染の男の子がいるなら安心ね」って母さんが…


うん…だから家まで一緒に来て。一人で帰ると、無駄に心配されるから。


…ありがと。そう言ってもらえると助かる。


(手を繋ごうとするが、躊躇う)


…ッ、やっぱまだ手は早いか…まだ校内だし…


…別に。アンタが迷子にならないように、手ェ繋いであげよっかなって思っただけ。


(手を繋がれる)


いや、ちょっと…本当に手繋ぐことある?下手しなくても、セクハラだけど?


あぁ、そう…山崎さんのこと、まだ諦めてなかったんだ。


ていうか、人を練習台に使うなっての。デリカシー無さすぎ。いっぺん死んで。


嘘だよ…死んだら、宿題写させてもらえないから。まだ死んじゃダメ。少なくとも卒業までは。


ん…じゃあ、写させてくれたお礼に、山崎さんにフラれたアンタのことは慰める。これでいい?


ないない。身の程をわきまえな?アンタがまともに相手できる女の子って、アタシくらいだから。とりあえず山崎さんには、玉砕覚悟で行ってくれば?


(超小声で呟く)


…バーカ。人の気も知らないで…ホントにフラれちゃえばいいのに…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【青春】ダウナーな幼馴染とのなんてことない放課後
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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