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- 罪悪感
公開日2024年01月16日 21:14
更新日2024年01月16日 21:14
文字数
1318文字(約 4分24秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
妻
視聴者役柄
夫
場所
自宅の寝室
あらすじ
貴方が悪夢を見てうなされていると、隣で寝ていた妻が揺り起こしてきた。彼女は貴方の見た悪夢の内容を既に察しているようで…?
本編
(隣で寝ていた妻に揺り起こされる)
おい…大丈夫か?酷くうなされていたみたいだが…
何でもないわけないだろう…悪い夢でも見たんじゃないか?
……まさかまたあの夢か?わたしがお前の腹を撃ち抜いた、あの夢…
やはりか…お前は今も、わたしの手で殺されかけた夢を見るんだな…わたしの罪は一生消えないということか…
そんなことあるさ。わたしとお前は元々敵同士だった。紆余曲折あって、こうして結婚するに至ったが…それでも、わたしのやったことは、決して許されることじゃない。あの時は、すまなかった…
…あぁ、分かっている。今さら謝ったところで、過去の過ちは消えないということぐらい…
だからわたしは自分の生涯をかけて、罪を償うと誓った…他ならぬ、お前のそばで。
(抱きしめる)
こんなわたしを妻としてくれてありがとう…わたしはお前の所属する部隊に囚われ、処刑されそうになったところを、お前が助命嘆願してくれたんだったな…あれがなければ、わたしは今、ここにはいない。本当に、ありがとう…
(抱きしめる力が無意識に強くなる)
だが…お前が戦場での夢にうなされているのを見るたび、罪悪感がうずくんだ…いくら敵同士だったとはいえ、何発もお前の腹に鉛玉を撃ち込むなんて…
それは、そうだが…しかし、あの時のわたしは異常だった。いくら憎い相手でも、やっていいことと悪いことがある。戦場だからって、何をしてもいいというわけではない。
あぁ…気分が高揚していたんだ。なかなか死なないお前を見て興奮してしまって…「まだ死なない、まだ大丈夫、この男ならわたしのどんな攻撃にも耐えてくれる」…そんな考えがずっと頭の中をぐるぐるして…気がついたら、お前は血溜まりの中でピクリとも動かなくなって…
…本当にあの状態からよく助かったものだ。タフネスとかそういう次元ではない。お前はもはや不死身だよ。
…ッ!まったく、そうやってすぐ人の心をかき乱してくる…お前の悪いところだぞ。
でも…わたしも同じ気持ちだ。わたしもお前と共に、生きたい。これからもずっと…
(しばらくの沈黙ののち、口を開く)
なぁ…腹の傷、見せてくれないか?
今はもう大丈夫だ…わたしは、わたしの罪と向き合うと決めたからな。お腹、失礼するぞ…
(夫の腹の傷を見る)
……これがわたしの一生消えない罪、か。二度と癒えることのない傷…全部、全部わたしのせいで…!
(取り乱しそうになったところを、夫に抱きしめられる)
…ッ!す、すまない…!やはりまだ、わたしには厳しかったようだ…すまない…
あ、あぁ…お前が優しく撫でてくれるから、大丈夫だ…少しは落ち着いた…
…お前はいつもわたしの欲しい言葉ばかり投げかけてくる。わたしをダメにするつもりか?
あ、あまりわたしを甘やかすな、馬鹿者…さっきまでわたしに殺されかける夢を見たくせに…
ふふ…そうだな。切り替えの早いところは、お前の長所だったな。憑き物が落ちた顔してる…
(頬を撫でる)
また過去のわたしがお前を苦しめにやって来たとしても、今はわたしがそばにいる…妻であるこのわたしが、な?
あぁ…任せてくれ。こんなわたしでよければ、いくらでも癒してやるさ。よし、よし…
(頭を撫でる)
いい子、いい子だ…今度こそ、悪い夢を見ないように、ずっと手を握っててやる…
(手を握る)
そうだな…そろそろ寝ようか。明日も予定があるし…しっかり寝て、英気を養っておかねば…
おやすみ…ずーっと、一緒だぞ…?
おい…大丈夫か?酷くうなされていたみたいだが…
何でもないわけないだろう…悪い夢でも見たんじゃないか?
……まさかまたあの夢か?わたしがお前の腹を撃ち抜いた、あの夢…
やはりか…お前は今も、わたしの手で殺されかけた夢を見るんだな…わたしの罪は一生消えないということか…
そんなことあるさ。わたしとお前は元々敵同士だった。紆余曲折あって、こうして結婚するに至ったが…それでも、わたしのやったことは、決して許されることじゃない。あの時は、すまなかった…
…あぁ、分かっている。今さら謝ったところで、過去の過ちは消えないということぐらい…
だからわたしは自分の生涯をかけて、罪を償うと誓った…他ならぬ、お前のそばで。
(抱きしめる)
こんなわたしを妻としてくれてありがとう…わたしはお前の所属する部隊に囚われ、処刑されそうになったところを、お前が助命嘆願してくれたんだったな…あれがなければ、わたしは今、ここにはいない。本当に、ありがとう…
(抱きしめる力が無意識に強くなる)
だが…お前が戦場での夢にうなされているのを見るたび、罪悪感がうずくんだ…いくら敵同士だったとはいえ、何発もお前の腹に鉛玉を撃ち込むなんて…
それは、そうだが…しかし、あの時のわたしは異常だった。いくら憎い相手でも、やっていいことと悪いことがある。戦場だからって、何をしてもいいというわけではない。
あぁ…気分が高揚していたんだ。なかなか死なないお前を見て興奮してしまって…「まだ死なない、まだ大丈夫、この男ならわたしのどんな攻撃にも耐えてくれる」…そんな考えがずっと頭の中をぐるぐるして…気がついたら、お前は血溜まりの中でピクリとも動かなくなって…
…本当にあの状態からよく助かったものだ。タフネスとかそういう次元ではない。お前はもはや不死身だよ。
…ッ!まったく、そうやってすぐ人の心をかき乱してくる…お前の悪いところだぞ。
でも…わたしも同じ気持ちだ。わたしもお前と共に、生きたい。これからもずっと…
(しばらくの沈黙ののち、口を開く)
なぁ…腹の傷、見せてくれないか?
今はもう大丈夫だ…わたしは、わたしの罪と向き合うと決めたからな。お腹、失礼するぞ…
(夫の腹の傷を見る)
……これがわたしの一生消えない罪、か。二度と癒えることのない傷…全部、全部わたしのせいで…!
(取り乱しそうになったところを、夫に抱きしめられる)
…ッ!す、すまない…!やはりまだ、わたしには厳しかったようだ…すまない…
あ、あぁ…お前が優しく撫でてくれるから、大丈夫だ…少しは落ち着いた…
…お前はいつもわたしの欲しい言葉ばかり投げかけてくる。わたしをダメにするつもりか?
あ、あまりわたしを甘やかすな、馬鹿者…さっきまでわたしに殺されかける夢を見たくせに…
ふふ…そうだな。切り替えの早いところは、お前の長所だったな。憑き物が落ちた顔してる…
(頬を撫でる)
また過去のわたしがお前を苦しめにやって来たとしても、今はわたしがそばにいる…妻であるこのわたしが、な?
あぁ…任せてくれ。こんなわたしでよければ、いくらでも癒してやるさ。よし、よし…
(頭を撫でる)
いい子、いい子だ…今度こそ、悪い夢を見ないように、ずっと手を握っててやる…
(手を握る)
そうだな…そろそろ寝ようか。明日も予定があるし…しっかり寝て、英気を養っておかねば…
おやすみ…ずーっと、一緒だぞ…?
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