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【励まし】同じ部隊のクールな先輩は誰よりも仲間想い
written by 松平蒼太郎
  • 先輩
  • クール系
  • 女兵士
  • 救出
  • 励まし
  • 戦場
公開日2024年01月22日 08:34 更新日2024年01月22日 08:34
文字数
1110文字(約 3分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
先輩女子
視聴者役柄
後輩男子
場所
某所
あらすじ
たった一人で敵の目を引き付けていたがために、絶体絶命のピンチに陥ってしまった貴方。もはやこれまでかという時に、同じ部隊の先輩が助けに来て…?
本編
後輩くん…助けに来たよ。もう弾切れっぽいから、これ、先輩からのプレゼント。


うん。遠慮なく使って。わたしは自分の分、十分持ってるから。


…?どうしてって…そんなの決まってる。わたしが後輩くんを助けたかったからだよ。


うん。君はわたしにとって、大切な後輩だから。こんなところで失うわけにはいかない。敵地で孤立無援な後輩くんを先輩として見捨てられない。ただそれだけだよ。


いい。礼には及ばない。わたしはわたしのしたいことをしただけだから。


それより…まだ動ける?今から敵の包囲網を突破しなくちゃいけないけど…


わかった。後輩くんのこと、信じる。わたしが先頭で血路を切り開くから、後輩くんは遅れずにわたしについてきて。


そう…援護してくれるのはありがたいけど、無茶だけはしないでね?


わかった…二人で無事に、基地まで帰還しよう。行くよ…!


(後輩と共に敵の包囲網を何とか突破、安全な場所までたどり着く)


はぁ、はぁ…ここまで来れば、なんとか…


うん…追手も来ない。完全に振り切ったみたい…


ううん、どういたしまして。後輩くんもナイスアシストだったよ。的確な援護射撃だった。また腕を上げたね。


それに…精神的にもタフになった。今は昔よりだいぶ余裕があるように見える。


そうなんだ…つまり後輩くんは見栄っ張りってことか。わたしの前でカッコ悪いところ、見せられないなんてさ…


でも…わたしからすれば、後輩くんは十分かっこいいよ。たった一人であれだけの敵の目を引き付けられるなんて、誰にでもできることじゃない。


うん。敵戦力の大部分が後輩くんに向かっていったおかげで、わたしたち別動隊もスムーズに動くことができた。本当にありがとね。大手柄だよ。


でも…ここからは小言になるけど、後輩くん、最悪自分は死んでもかまわないとか考えてたでしょ?


いいや、考えてた。わたしが到着した時、後輩くん、なんかやり切ったみたいな顔してたから。


駄目だよ…後輩くんも大切な仲間の一人なんだから。今後は自分を捨て石にしようとしないで。いい?


ん…その顔はまだわかってない。口先だけでの「はい」は要らないの。ほら、こっち来て…


(抱きしめる)


…ダメ、離さない。きちんとわたしの温もりを身体で覚えておいて。わたしも後輩くんの温もり、忘れないから。


必ず、生きて帰ってきて…生きることを諦めないで。わたし、後輩くんが死んだら悲しいよ…


当たり前でしょ?本当に大切に思ってるんだから…わたしの目の黒いうちは、君を戦場で死なせたりしないから。


……わかった。とりあえず今は、それで納得しておいてあげる。


(ハグ終わり)


さ、そろそろ行こっか。部隊のみんなも心配してるだろうし…早く基地へ帰ろう。立てる?


(彼の手を引っ張り上げる)


よし…あともうひと踏ん張りだから。わたしにしっかりついてきて。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【励まし】同じ部隊のクールな先輩は誰よりも仲間想い
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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