天下の大泥棒で、警察の手を散々焼かせた貴方は、とうとうアラクネであるSPのお姉さんに捕まってしまう。彼女の糸からはいくらもがいても逃げられず、逆に至近距離で密着させられてしまって…？

ふ～ん…彼、わたしの罠をあんなに軽々と…面白いわね。やっぱり気に入ったかも。


さぁて…これは本格的に捕獲作戦を考えないといけないわね。久々に腕が鳴るわぁ～…うふふっ♪


(とうとう彼を罠に嵌めて捕らえる)


ふふっ…やっと捕まってくれたわね。天下の大泥棒くん？


あはは…当然よ。幾重にも罠を張り巡らせておいたから。


え～？だって君、わたしの罠を軽々と搔い潜っていくんだもの。お姉さんも久々に本気を出しちゃった♪


そうねぇ…このまま警察に突き出してもいいけど…っていうか、わたしもSPだから、広い意味では警察なんだけど。


まぁね？たしかに普段は泥棒の追っかけなんて仕事はしないのだけれど、あまりにも君が派手に暴れるものだから、長官殿から直接命令が出たのよ。「彼をこれ以上野放しにすると、模倣犯が現れるかもしれないから」って。


あら、何を言ってるの？ようやく捕まえた君を逃がすわけないでしょう？ぜーったい、逃・が・さ・な・い♡


ふふっ…ジタバタしても無ー駄♡アラクネの糸の強度を、君も知らないわけじゃないでしょ？今どきの常識だし。


さて…まずは君がその懐に持ってる盗品を返してもらいましょうか。服の中、失礼するわね…


(懐をまさぐる)


ふぅん…ずいぶんちゃちい宝石を盗んだものね。こんなもののために、捕まる危険を冒すなんて人間ってホント愚か。いいえ、この場合は君が愚かなだけね。主語をつい大きくしてしまったわ。君以外の人類の皆さんに謝らなくちゃ。


まぁ、そんな愚かで悪～い君には…お姉さんからお仕置き、してあげなくちゃね？ほーら、こっちへいらっしゃ～い♡


(彼を糸ごと手繰り寄せ、抱きしめる)


はい、ギュー♡ 捕まえた♡ もう放してあ～げない♡


実は君のことね、長官殿から命令を受ける前からずーっと見てたの。


えぇ。建物の厳重なセキュリティを軽々と突破する技術…警察の包囲網を軽々とすり抜ける技術…わたしの糸ですら、君はそう簡単には捕まえられなかった…お姉さんをここまで熱くさせたのは、君が初めてよ？その責任は身体で取ってもらわないと♡


あはは♪ そんなに怖がらなくていいじゃない♪ もしかして天下の大泥棒くんは、捕まった経験が皆無だから、いざ拘束されてビビっちゃってるの？こんなにぐるぐる巻きにされて、身動き一つとれない状態で、とーっても怖いわよねぇ？可哀想♡


でも大丈夫…警察に引き渡す前に、お姉さんがたーっぷり可愛がってあげる♡ それこそ、お姉さんのことを一生忘れられないくらいに♡


あぁ、後のことも安心して？君が捕まって釈放された後は、お姉さんの部下という名のペットにしてあげる♡ たっぷりこき使ってあげるから覚悟しなさい？あ、もちろん面会にも来てあげるから、その辺も心配しないで。


と、いうわけで～…今からわたしの存在をしっかり君の身体に刻み込んであげる♡ 獄中でもお姉さんのこと、忘れないでね？


忘れたら？そうねぇ…その時はもっとすごいお仕置き、シちゃうかも♡ ふふふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
【逆レ】SPのアラクネお姉さんによる拘束調教宣言
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎