妖刀を扱う少年は、家族を野良妖怪に殺されたことがきっかけで、人を食らう妖怪を片っ端から狩っていた。そんなところに、刀の持ち主である鬼の女がやってきて…？

あぁ～…あったあった。まさかこんなとこにあったなんてねぇ、あたいの刀…


しっかし…アンタみたいなガキが持ってたなんてさぁ。しかも、しっかり使いこなしてやがる…アンタ、意外と見どころあるねぇ。


それはそれとして…さっきも言ったけどそれ、あたいの刀だから。さっさと返してもらおうか？


あ～、そう…ま、そう簡単に返すわけないわな。そこまで使いこなせりゃ、愛着の一つや二つくらい湧くだろうさ。


取り敢えず…力づくで返してもらうよ！覚悟しな、ガキ！


(少年と戦闘、あっさり勝利し、刀を取り返す)


相手が悪かったねぇ…あたい以外の、その辺の妖怪になら、勝てたかもしれないのに。


けどまぁ、どうしてアンタみたいなガキがあたいの妖刀を使いこなせるのかねぇ…見た感じ、普通の人間のようだけど…


…あぁ？誰が誰を食うって？


はははっ！なめられたもんだねぇ、あたいも。アンタみたいな小汚いガキを食うなんて冗談じゃない。あたいはこう見えて、食うものは選ぶ派だよ。そんじゅうそこらの人食い鬼と一緒にしないで欲しいね。


けど、なんであたいの刀を盗んだんだい？下手したら、アンタが妖刀自体に取り込まれて、人の形を保っていられなかったかもしれないよ？


ははっ、なるほどね。ガキのくせに、ずいぶん頭が回るじゃないか。たしかに鬼の扱う刀を使えば、そこらの妖怪なら、確実に斬ることはできるね。ちなみに積極的に妖怪を狩る理由は？


あっそ…そりゃあ、ご愁傷様。ご家族がそこらの野良妖怪に殺されるたぁ、残念だったね。ま、このご時世じゃ、仕方のないことだけど。


…ギャンギャンと、うるさいガキだこと。アンタ、今の自分の立場分かってる？負け犬だよ、負・け・い・ぬ。


負け犬は負け犬らしく、大人しく言うことを聞きな？自分の命が惜しかったらね。


…！へぇ～…アンタ、ガキのくせして、けっこう骨があるね。負けてもなお、鬼であるあたいを恐れないなんて。しかも妖刀まで自在に使いこなせるときた。


ふふふっ…気に入ったよ、アンタのこと。せっかくだし、あたいの犬になる？てか、気に入ったからなれ。


首輪は後で持ってくるとして…今は軽くしつけから始めようか。ほら、「ワンワン」って鳴きな？出来るだけ可愛くね。


…出来ない？なら、仕方ないね…ガキ特有の、そのしょぼい金棒を苛め抜いてやろうか。覚悟はいいね？


ふふっ…さっきまでは威勢が良かったのに、下半身を責められるとなった途端、急にビビるんだね。生意気なだけかと思ったら、案外可愛いとこもあるんだ♡ それ、もっと見せとくれよ♡


(馬乗りになる)


ちょっとちょっと～…何だい、その反応は？あんまりあたいを興奮させないでおくれよ♡ 手加減できなくなっちまうだろ？


それに…どうせ家族はいないんだろ？だったら、あたいがなってやるよ…アンタの家族兼飼い主に、さ。

・台本（ゆるボイ！）
【女性優位】つよつよな鬼姐さんは気骨ある少年を犯したい
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎