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狂った愛には狂った器を
written by 零音リオリア
  • ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1764文字(約 5分53秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
はぁ~…忘れてた…
まさか午前中授業だったなんて…
こんなに早く帰ったらどんな反応するんだろ?
まぁ…お姉さんなら喜んでくれるかな
ふふ…楽しみだなぁ…

ただいま~
(と言ってドアを開ける)
あれ?いない?
どうしたんだろ?
鍵も閉めてないし…
まぁいいや
お姉さんが帰ってくるまで
部屋でゴロゴロしとこ~っと
(と言って自分の部屋のドアを開ける)
え?なんで僕のベッドで寝てるの?
お~い、お姉さん?
…爆睡してるし…
ふふ…とってもいい寝顔…
よだれもたらして…可愛いな~

さてと…そろそろ起こそうか
お姉さ~ん、もうお昼だよ、早く起きて
(と言ってお姉さんをゆする)
あと五分…じゃないの!
早く起きないと朝の仕返ししちゃうよ?
…ふ~~ん、起きないってことはされたいってことだね?
じゃあ…
(と言って布団にもぐりこむ)
(囁きパート)
捕まえた~
耳…いただくね…
(と言って耳をなめる)
ふふふ…やっと起きた
おはよう、お姉さん
いや…おそよう、かな?
(囁きパート終わり)
ん?あぁ…今日ね、午前中授業だったんだ
それで僕の大好きなお姉さんのもとに一直線に
帰ってきたってわけ
…離してって
だーーめ、離さないよ


ねぇ…お姉さん
お姉さんってさ、僕のこと…好き?
ねぇ…答えてよ
どうなの?
…ふふふ、だと思った
だって僕の布団で枕に顔をうずめて
幸せそうに寝てるんだもんね
まるでストーカーみたい
いや、本物のストーカーだね
どうしたの?
暴れないで?
だから、ダメって言ってるじゃん
絶対に離さないよ
…も~、仕方がないな~
(と言って耳をなめる)
ふふ…おとなしくなったね…
お願い…じっとしてて?
わかった?そっか、ありがと

それでね…
僕ね…ほんとは全部知ってるんだ
お姉さんがストーカーだってことも
…僕のお母さんを殺したってことも
知らないと思った?
残念、全部知ってるんだよ
ふふふ…とっても怯えてる…

でも安心して…
僕はお姉さんのことを警察に突き出したりしないよ…
だって…証拠隠滅したの僕だもん
お姉さんが消し忘れたもの全部消したんだよ
例えば…そうだなぁ…お姉さんの髪の毛とか足跡とか

ん?どうしてそんなことしたかって?
それは…僕が…お姉さんのこと、大好きだから
高校の入学祝の時に僕の家でパーティーしたことあったよね
その時にね…僕ひとめぼれしたんだ
生意気だよね、高校生のガキが
社会人のお姉さんに恋しちゃうなんて
それでね、その時から
ずーっとお姉さんのこと考えてた
どんなにつらい時でも
「今お姉さんは頑張ってるんだ」
って思うと自然と頑張ろうって思えたんだ
まぁ、純粋だったんだよね

でもね…あの日、半年ぐらい前かな
僕ね、自分の部屋に盗聴器とカメラが
仕掛けられてることに気が付いたんだ
それでね、何を思ったのか
犯人を突き止めようと思ってね
それで、休みの日に何か買いに行ったり遊びに行くときには
盗聴器に声を拾ってもらえる程度の声で呟くようにしたんだ
それでね、回数を重ねるごとに
ストーカーはお姉さんだって思ったの
だって毎回お姉さんと会うんだもん
仕方がないよね
まぁ…決め手は「匂い」だったんだけどね
僕ね、人一倍鼻が良くてね
ストーカーが入った後の部屋に残ってた匂いと
お姉さんの匂い…おんなじだったんだよね
きょとんってしてる…可愛いなぁ~…

僕ね、うれしかったんだ
お父さんもお母さんも
僕がいい大学いい企業に入ったっていう
「ステータス」が欲しいだけ
だから自由なんてなかった
…でもね、僕見ちゃったんだ…
お母さんが不倫してるとこ
もうびっくりだよ
こんなに僕を縛り付けるくせに
あいつは…あいつは!
…もう許せなくてね
お父さんに言ったんだ
でもお父さん…信じてくれなかった…
証拠の写真も見せた
なのに…「勘違いだろ」って…

もうわけわかんなくてさ
それで…あの日…もう耐えられなくて…
自分の部屋で泣きながら愚痴を言ってたら
「殺したい」って言っちゃたんだよね…
お姉さん聴いてたんでしょ?
だから殺してくれたんでしょ?
ふふ…やっぱりそうだったんだね…

ありがとね…殺してくれて…
まさかお父さんが自殺するとは思わなかったけど…
でもそのおかげで、お姉さんが殺したっていう
証拠も消すことができたし
お姉さんとこうやって一緒に過ごすことができて
今はとっても幸せだよ

…僕…おかしいよね…
人が死んだのにさ…
親が殺されてんのにさ…
全然悲しいとか思わないし…
なんか人として狂ってるんだよね…
でも…お姉さんはこんな僕を…
愛してくれるよね…?
お姉さんが…愛してくれなきゃ…
僕…生きていけないよ…
もう…生きてる意味がなくなっちゃう…

…ほんと?愛してくれるの?
ありがと…
(と言ってキスをする)
ふふ…大好きだよ…
お姉さん…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
狂った愛には狂った器を
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
零音リオリア
ライター情報
 素晴らしい台本を生み出す神々にあこがれて
 この界隈に迷い込んだ凡骨の零音リオリアです
 主にヤンデレ・甘々系を書いています!
 しょーもない台本ですがよろしくお願いします!
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