あなたは大学3年生で
一人暮らしをしています
初めての一人暮らしは
慣れないことが多く大変でしたが
隣に住む美人なお姉さんのおかげで

ふふ…これでとどめっと…！
ふ～…やっとやれた…
…っ！誰？！
…あぁ…なんだ君か…
なんでここにいるの？
今はゼミに時間でしょう？
どうしてさぼってるの？
ちゃんといかなきゃダメじゃない…
え？私がだれかわからない？
あぁ…このマスクのせいね…
よいしょっと…(マスクを取る)
やっほ～、こんばんは～
隣のお姉さんだよ～
どう？びっくりした？
アハハ～、とっても驚いてる～
かっわいい～
でも…そんなに怯えなくてもいいじゃない…
ん？あぁ…これのこと？
うん、死体だよ
そうそう！私がやったんだよ！
どう？すごいでしょ！
ふふ…とびっきりのサプライズよね～
君の大好きな隣の部屋のお姉さんが…
まさかの猟奇的殺人鬼だったなんてね～

ん？どうしたのこんなこと…って
そんなの君のために決まってるじゃない
だってさ、君のことが大好きで
毎日お弁当作ったり、晩ご飯作ったり
身の回りのお世話をしてるのにさ
君に付き纏ってさ
正直うざかったでしょ？
だから殺したの
それに…
私がいるならほかの女なんていらないでしょ？

ほんとは君にばれずにやるつもりだったんだけど…
君に見つかっちゃったから
もうなりふり構ってられないね
(と言って近づき抱きつく)
ギュー…
ん～、とってもいい匂い…
大好きだよ…世界で一番好き…(囁き声で)
も～…暴れないで…
…暴れたら…さすよ？(ガチトーンで)
ふふ…よしよし…いい子いい子…
(と言って頭をなでる)
ねぇ…私のこと…好きだよね？
もう…なんで黙ってるの？
ほ～ら～、ちゃんと答えてよ～
なに？聞こえないよ？
…こんなことする人は嫌い…？

はぁ～…あのさぁ…
嘘ついちゃだめだよ？
だってさ…君はもう私のこと、受け入れてるじゃん
そんなことない？
ほんとに？
でも…心臓の音…落ち着いてきてるよ？
ドクドクドク…って
とーっても早かったのに
今は…ドクン…ドクン…って
とっても落ち着いてる…
その意味が分かる？
わかんないか…
じゃあ教えてあげる…
君は今、とーっても眠いでしょ？
私を見つけたときは恐怖で震えてたのに
今は…震えも止まって…呼吸も安定して…
心拍数も落ち着いて…瞼も重くなって…
目もとろんとして…夢か現かわかんなくなってるよね…？
それは…君が落ち着いてるから…
大好きな私に…ギューってされて…
安心してるの…
ふふ…意地っ張りね…
でも…時には素直になることも大切だよ？
だって…ずっと自分に嘘つくのってしんどいじゃない…
だから…素直になって…？

ふふ…眠っちゃった…
とってもかわいい寝顔…
それにしても…本気で私が人を殺したと思ったのね
そんなことするわけないのに…
これもマネキンなのにな～
まぁいいわ…そのほうがむしろ好都合…
そのわけわかんなくなってる
ぐちゃぐちゃな頭の中を
全部私のことで埋め尽くせるからね…
さてと…部屋に連れて行かないとね…
よいしょっと…(と言って持ち上げる)
この子が華奢でよかった…

大好きだよ…
この世界の誰よりも…
君を…愛してるからね…
ふふふふふ…
あはははははははは！

・台本（ゆるボイ！）
愛の桎梏〜狂気的催眠誘導〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
零音リオリア