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ヤンデレ四海龍王に気に入られてお持ち帰りされた〜東海龍王・青龍編〜
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • 嫉妬
  • ファンタジー
  • 敬語
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • 従者
  • 調教
  • お仕置き
公開日2022年02月06日 20:24 更新日2022年02月06日 20:24
文字数
1296文字(約 4分20秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
人間
場所
竜宮城
本編
お初にお目にかかります。

東の海を治める東海龍王(とうかいりゅうおう)と申します。

先ほどは姉がとんだご無礼を…申し訳ございません。

…左様でございますか。

ならばよろしいのですが…

…ッ、本当に、わたしのことがわかりませんか…?

主(あるじ)……わたしです、青龍です…!

四神の一人として、貴方に仕える守護獣です…!

…ッ!名前しか思い出せないのですね…

ほとんどの記憶を失ってしまった貴方に言っても、何も伝わらないかもしれませんが…

わたしは貴方に救われて…貴方のことを好きになって…

共に天に昇ったものの、貴方はすぐ下界に降りようとして…

わたしたち四神の封印を解こうと一生懸命になって…

あらゆる神々からモテまくって、いかなる誘惑を受けようと決して応じなくて…

貴方は重度の浮気症だけど…

それでも最終的にはわたしの元に戻って来てくれて、それで…!

ご、ごめんなさい…!

わたしがいけないんです…!

貴方を守ると豪語しておきながら、貴方の中にある大切な思い出を守れなかった…!

わたしは、どうすれば…!

え…?本当、ですか…?

記憶が完全に消えたわけではない、ということですか…?

心が、わたしのことを覚えているかもしれない…

…みっともないところをお見せしました。

取り乱して申し訳ありません、主。

僭越ながらこの青龍に、貴方の記憶を取り戻すお手伝いをさせてください。

はい…たとえ記憶が失われようと、貴方はわたしにとって、たった一人の大切な主ですから…!

い、いえ!主が謝ることなどありません!

実の姉となら会わせても大丈夫だと油断していたわたしが悪いのですから…!

え?姉上とはどうしたか、ですか?

少々海は荒れましたが、貴方を好き勝手に弄ぼうとした姉上たちはこの手で成敗しました。

無論、貴方の記憶を消した姉の方は厳重に。

いえ、さすがに殺してはいません!ご心配なく!

…殺したいほど憎かったのも事実ですが。

(咳払い)

そ、それより主。これからの方針を決めねばなりませんね。

はい。いかにして貴方の記憶を取り戻すか…

とりあえずしばらくは、この竜宮城でお過ごしください。

はい。この青龍…東海龍王が東の海の支配者として貴方を保護します。

いえ…お気になさらず。

むしろわたしとしても、このような形とはいえ、貴方と二人きりで過ごせるのは本望ですから。

はい…もちろんです。

この青龍、貴方のことを一人の女として愛しています。

貴方がどのようになろうと、この気持ちに変わりはありません。

はい。この青龍になんなりとお命じください。

…は?なぜそこで他の四神に会いたいとおっしゃるのですか?

今はわたしがいれば十分でしょう?

青龍がこんなに美人だから、他の子も可愛いんだろうなって…

主…お褒めに預かるのは光栄ですが、この場面で他の女性に想いを馳せるのはいささか無粋では?

(ため息)

記憶を失っても主は主、というわけですね…

海が荒れてる?主の気のせいでは?

記憶を取り戻す前に、まずはその浮気症をどうにかしないといけませんね。

はい。お仕置きは確定ですが、これだけは覚えておいてください。

敖廣(ごうこう)。

それがわたしの真名(しんめい/まな)です。

頭に多少ダメージを受けても、記憶はほぼ空っぽですし、問題ありませんね?

逃げても無駄です。

主はすでにわたしの射程圏内ですから。

どうかお覚悟を。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ四海龍王に気に入られてお持ち帰りされた〜東海龍王・青龍編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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