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ヤンデレストーカーと化したカフェのお姉さんに引越し先まで特定されてた話
written by 麦蒔ぶるこ
  • 嫉妬
  • ストーカー
  • ヤンデレ
  • 片思い
  • 看病
公開日2022年02月12日 15:34 更新日2022年02月12日 15:34
文字数
2085文字(約 6分57秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンデレストーカーのカフェ店員
視聴者役柄
ストーカー被害者
場所
彼氏のマンション
あらすじ
行きつけのカフェで働く、綺麗なお姉さんがストーカーになってしまったので引っ越したあなた…
しかしヤンデレストーカーと化したお姉さんは、あなたを追って引越し先までやってきます…
本編
ふんふーんふふーん♪

えへへ、まだちょっと早かったかな?

もうそろそろだと思うんだけど……うーん……

あっ、髪の毛変じゃないかな!?

メイクももう一回だけ確認っと……よし!

あーー、もう緊張してきたぁぁ……

深呼吸、深呼吸……ふぅ……



あっ! 来た来た! おーい! 久しぶり!

えへへ、新居祝い持ってきたよ!

ほら、きみの大好きなクッキーとコーヒーのセット!

きみがお店に来たら、絶対に頼んでたやつだよ

ふふ、懐かしいでしょ?

夜にお店に来て、いつもこのクッキーとコーヒーを頼んで

窓際の席で一時間ぐらい読書してから帰ってたもんね

美味しかったです、ご馳走様でしたって言ってくれて……

あの一言と笑顔が本当に嬉しくって、きみのこと……

好きになっちゃったんだから、えへへ

そんな大好きな人のこと、忘れたりしないよ

でも、だからね……いきなりいなくなって、本当にびっくりしたよ……

きみのおうちに遊びに行ったら突然空き部屋になってたし……

ん? どうしてここに来たかなんて、言わなくても分かるでしょ?

きみのことが大好きで、苦しくて、会いたくて堪らなくて……

きみに会えない毎日のせいで頭がおかしくなって

気が狂いそうになっちゃったから、会いに来ちゃった! あははは!

本当は私に黙って突然引っ越したのがすっごくムカついて、

憎くて、憎くて……本当に許せなかったけど……

きみの顔見たらそんなの、全部どうでも良くなっちゃった……

やっぱりきみってかっこいいなぁ……えへへ……

え、あれ、どうして泣きそうな顔になってるの?

も、もしかして私に会えたのが嬉しくて……!?

うぅ……そんなの……私まで泣きそうになっちゃうよぉ……!

一生懸命ね、毎日何時間もずーっとずーっとSNSできみを探して……

やっとここだって分かったの……、前のおうちも素敵なところだったけど

このマンションも結構いい感じだよね……うふふ

あぁ、ごめんね私ばっかり色々喋っちゃって!

仕事終わりだし、お腹すいてる……よね? 実は私もお腹ペコペコなの

今日一日バタバタしてたから、お昼ご飯もまともに食べてなくって……

ね! 近くに美味しそうなラーメン屋さんがあったけど、もう行った?

ご飯食べたらすぐ帰りますから〜、夕飯付き合ってよぉ、お願い!

えー、何にもしないってば! きみってばひどいなぁ!

私がザ・肉食系女子!みたいな言い方! 素直に帰るって! ほんとにほんと!

ん……ねぇ、なんか……きみ、会った時も思ったけど……顔色悪くない? 大丈夫?

え、え……なんだかフラフラしてるけど、貧血? めまいでもするの?

(いきなり倒れる彼を支えて)
ってきゃあ!? え、え!? どしたの!?

いきなり倒れるって、それ全然大丈夫じゃないよね!?

部屋まで連れて行くから、ちゃんと私に掴まっててね? よいしょ……

部屋の鍵は……っと……ふふ♪



ふんふーんふふーん♪

スゥー……はぁー……、あぁきみの香りでいっぱい……いい匂い♡

きみの香りのルームフレグランスとかあればいいのに……

あぁ、苦しそうにうなされてる顔も可愛いなぁ……

それに……こんなに近くでじっくり顔を見られるなんて……

はあぁ……幸せ……幸せすぎるよぉ♡

はっ! い、今なら……キ、キス……とか……

しちゃっても……、い、いいよね……?

はうぅ……ドキドキして心臓が口から出そう……

んぅ……ちゅ……

ひゃああ!!! つ、ついにキスしちゃったよぉぉぉ……

唇、柔らかいなぁ……も、もう一回だけ……

ちゅ……ちゅぅ……はむ……んう……

はぁぁぁ……き、気持ちいいぃ……頭の中、とろけちゃいそう♡

も、もう一回だけ……これで最後だから……んんぅ……

(いきなり彼が目を覚まし)
う、うわあ!? いきなり目を覚ますから……もうびっくりしたぁ……

あ、具合はどう? だ、大丈夫?

どうしてきみがここに?ってそりゃきみが玄関先でいきなり倒れたから

私が部屋まで運んであげたんだよぉ……もう、ひどいなぁ……

あー、そうだそうだ、きみが寝てる間にご飯作っておいたから!

変な料理が入ったタッパーが冷蔵庫にあったけど、

あれ全部捨てておいたよ! 手書きのメモまでご丁寧につけてあったけど

あんな女の手料理なんか食べたら、もっと調子悪くなっちゃうでしょ?

お腹はすいてる? 無理に食べない方がいいかもしれないけど

お腹が空いてるなら一緒に食べようよ、うふふ

……へ? 気持ちが悪くて吐きそう!? えぇぇ!?

ちょ、ちょっと待って、袋とか持ってくるからもう少し我慢してて!

えーっと、えーっと……あった、はい!

あのさ……そんなに体調が悪いなら、私が看病してあげるよ

んー、一人で休みたいって言われてもなぁ、さっき倒れてるし……

そばに人がいた方が安心だと思うよ? あ、私の事は大丈夫だから!

どうぞご心配なく、ふふふ

きみがうなされてる間に、家からお泊まりセットを持ってきたから♪

本当に大丈夫! え……あれ? 私まだきみに言ってなかったっけ?

実は私、今日引っ越してきたんだよ! しかも、なんとなんと

きみの隣の部屋! 信じられないよね?

うふふふ、私も本当にびっくりしちゃった! 

同じマンションに住めるってだけで十分嬉しかったのに、

まさかきみの隣の部屋だったなんて、私もびっくりしちゃった!

でもこれって運命だと思わない? お隣さん同士、今日からよろしくね♡

と言うわけで、これからは絶対にきみのそばから離れたりしない……

絶対にきみを離さないし、変な女からも守ってあげるから……

だから安心して……大好きだよ

ゆっくりおやすみなさい……ふふふ
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレストーカーと化したカフェのお姉さんに引越し先まで特定されてた話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
麦蒔ぶるこ
ライター情報
シチュエーションボイス台本の執筆をしているライターです!
主に男性向けのシナリオが多いです。お気軽にご利用ください。

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また、事前でも事後でも構いませんが、Twitterやコメントなどで一言ご連絡いただけると嬉しいです!
喜び勇んで聴きに行きます!
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