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真の魔王となるための新たな戦いが始まった〜ソロモン72柱・マルコシアス編〜
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 罵倒
  • 人外 / モンスター
  • 悪魔
  • 悪役
  • 軍人気質
  • バトル
  • 戦闘
公開日2022年03月14日 22:39 更新日2022年03月14日 22:39
文字数
848文字(約 2分50秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
悪魔
視聴者役柄
人間
場所
地上
本編
我が大王(だいおう)。我らの城に何の御用ですか?

ほぉ…我ら72柱を完全封印する、と…

そのお隣にいる男はそのための助っ人、といったところですかな?

ふむ…大王の御意志、たしかに確認致しました。

大王がそのように我らを敵視するのであれば、致し方ありません。

我々も全力でそれにお応えするとしましょう…やれ、お前たち。




さて…我が配下が大王を抑えてる間に、お前に聞きたいことがある。

大王に我らを倒すように、そそのかしたのはお前か?

ほぉ…大王自身の御意志とな…

お前はあくまで乗りかかった船に乗っただけ、と言いたいのだな。

嘘をつくな、下郎が…!

お前の存在が、大王の決断を確固たるものにしたのは、紛れもない事実だ…!

お前さえいなければ、大王は我ら72柱の操り人形でいられたものを…!

そうだ…!お前こそがこの太平の世を乱す逆賊…!

このマルコシアスが直々に、お前を灰にしてやる…!




ぐっ…お前、その力…何者だ…

将来魔王になる男だと?笑わせるな…!

…と言いたいところだが、その力は本物のようだな。

あぁ…どうやら我が配下も大王には敵わなかったようだ。

大王対策の戦術を教えてやったというのに…

そうだな、仕方ない。

我が大王…ソロモン王は地上の偉大なる王だからな。

歴代の王の中で最強と言っても過言ではない。

だが、そんなソロモン王も所詮は我らの手のひらの上の存在に過ぎん。

はははっ…!いずれ大王もその身で理解するであろう…!

ご自身が悪魔の傀儡(くぐつ)であるということをな…!

なに?……ふん、何を言い出すのかと思えば…

くだらん。人間が悪魔の上に立つ存在などとは…

寝言は寝て言え。愚か者。

人間が悪意を持つ存在である限り、我々悪魔は何度でもよみがえる。

ふふふっ…そうだ、わたし一人を封印したところで無駄だということだ。

我が大王…貴女にもはっきり申し上げます。

貴女も人の身である限り、我々悪魔の呪縛からは逃れられないのですよ…!

えぇ、構いません。

わたしをその指輪の中に封印してくださっても。

大王…ここから先は茨の道だということをお忘れなく。

そしてお前も…いずれ己の選択を悔いる時が訪れるであろう……あははっ!はははっ!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
真の魔王となるための新たな戦いが始まった〜ソロモン72柱・マルコシアス編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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