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公開日2022年05月27日 14:12
更新日2022年05月27日 14:12
文字数
2417文字(約 8分4秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔女/姉
視聴者役柄
魔獣/弟
場所
地下迷宮
あらすじ
人間の手によって魔獣へと姿を変えられ、迷宮の地下へ放り込まれた貴方を、唯一の肉親である姉が助けに来た。
しかし、彼女はすでに魔女となっており、弟を酷い目に遭わせた人間という種族そのものを恨んでいた。
彼女の口から出てきた言葉は、人間であることを捨て、魔族として生きるように促すものだったが、貴方はそれを受け入れられない。
自身の言葉を受け入れない弟に業を煮やし、彼女はついに身体でわからせると宣言するが…?
しかし、彼女はすでに魔女となっており、弟を酷い目に遭わせた人間という種族そのものを恨んでいた。
彼女の口から出てきた言葉は、人間であることを捨て、魔族として生きるように促すものだったが、貴方はそれを受け入れられない。
自身の言葉を受け入れない弟に業を煮やし、彼女はついに身体でわからせると宣言するが…?
本編
やっと見つけた…久しぶりだね。
分かるさ。君の居場所ならどこでもね。
さ、こんな薄汚いところ、さっさと出ようか。
(檻を破壊)
ん?そうだよ?わたしは見ての通り、魔女だ。
君を解放するために、新しい力を手に入れたんだ。
そう…魔獣と化してしまった君を解放するために、ね…
可哀想に…くだらない人間のエゴのためにこんな姿になって…
…どうしてわたしから距離を取る?わたしのことが嫌いになったか?
ふふ、安心しろ。今のわたしはただのか弱い女ではなく、人知を超えた存在。
君を守れなかったのは過去の話。
今のわたしなら、この手で君を守ることができる。
おいで…君を元の姿に戻してあげる。
ん?……わたしは大丈夫だと言ったはずだ。同じことを何度も言わせる気か?
分かってるさ。今の君が自分の力を制御できないことくらい。
わたしを傷つけてしまうかもしれないと思ってるんだろう?だが、それは杞憂だ。
たかが魔獣一匹、わたしの敵ではない。
うん、構わないよ。一旦、君の持てる力を全部出し切って。
わたしが全て受け止めてあげよう…おいで?
気がついたか?身体に違和感は?
うん、よかった。ならもう大丈夫だ。
君の魔獣としての力はわたしが完璧に抑え込んだ。もう暴走する心配はない。
それにほら…君の姿も元通り。可愛らしい弟の姿に戻ってるだろう?
え?うん。君は人の皮を被った魔獣だよ。
戻したのはあくまで外皮だけ。中身はそのまま。
ふふ、いいじゃないか。人間に戻れなくても。
むしろ魔族の一員になれたことを誇りに思いたまえ。
わたしも魔女になれたことを後悔していない。というかむしろ、嬉しい気持ちでいっぱいだ。
当然だろう?醜いだけの人間から解放されたんだから。
あぁ…人間は無力で愚かで醜くて…何度も同じ過ちを繰り返す…
わたしもそうだ…君を守ると言っておきながら、君が実験動物にされるのを、ただ指を咥えて見ていることしかできなかった。
そして実験した人間たちは、君を自分たちでは扱い切れないと知るや、君をここに捨てた。
そう…誰の目にも触れることのない、この地下迷宮に。
苦しかったろう?こんな暗いところにたった一人で…
(抱きしめる)
大丈夫だ…お姉ちゃんがこうしてそばにいるからな。
もう離さない…未来永劫、わたしが一緒にいてやる。
君はわたしの大事な弟なんだから。
さ、いつまでもこんなところにいるわけにはいかないな。
お姉ちゃんの手、離すんじゃないぞ?
迷宮で迷子になったら、目も当てられないからな。
ま、もっとも君がどこで迷子になろうと、わたしなら見つけ出せる自信はあるがな。
ふふ、それはそれ。これはこれ。
君にはわたしのそばにいてもらわないと困る。
そう…そばにいてもらわないと、わたしは正気ではいられない。
君と無理やり引き離されたあの日…苦しくて苦しくて、どうにかなってしまいそうだった。
ガラス越しに、日に日に君の姿が変わっていくのを見ていることしかできなかった…
触れることおろか、話しかけることさえできなかった…
ははっ…呪ったよ。自分の無力さを。世界の理不尽さを。
神様がわたしの願いを聞き届けてくれたのかな…気がついたら魔女になってた。
最初は怖かったけど…すぐに嬉しくなったよ。
「この力さえあれば、弟を助けに行ける」ってね。
そして今…わたしはこうして君のそばにいる。
やっと…やっと君を取り戻せたんだ!この理不尽な世界から!
君さえいれば何もいらない!
君さえいれば、他のものはどうなってもいい!
君さえいれば……ははっ、あはは!
ははは…すまない。魔女になってからというもの、なぜか感情の昂ぶりが抑えられなくて…
時々、全てを破壊したくなるほどの衝動に駆られることがある。
困ったものだよ。わたしは自分でも結構、理性的なタイプだと思ってたんだけど。
ふふ…わたしが怖いか?化け物だって思うか?
だけど…君もそうだよ?わたしと同じ化け物だ。
化け物は化け物同士、仲良くしようじゃないか。
へぇ…君はこの期に及んでなお、人間に戻りたいと言うのか?
戻そうと思えば戻せるけどね。でも戻さない。
なぜわざわざ君を、愚かな人間に再び仲間入りさせなければいけないんだ?
せっかく手に入れた力なんだ。有効に使ったほうがいいに決まってる。
…その様子だとまだ人間の呪縛から解放されてないようだね。
もう一度その力、解放してみようか…
(キスをする)
どうかな?自分の中の力が目覚めていく感覚は?
ふふふっ…そんなに拒絶しなくていいじゃないか。
その力さえあれば、壊したいものは全て壊せる。気に入らないものは全部潰せる。
君はわたしと同じ魔族だ。仲間で、家族だ。
大丈夫。もし自我を失いそうになっても、わたしが止めてあげる。
君は今の自分を、ありのまま受け入れればいい。
あぁ。人間じゃないことを恥じる必要はない。
むしろ人間から解放されたことを喜ぶべきだ。
そうだ…この際だから君をわたしの眷属にしようか。
うん、それがいい。眷属になればきっと、君も今の自分を受け入れられるようになるはずだ。
そうと決まれば早速……どうした?まだ何か不満か?
(ため息)
君はどうしてそこまで人間であることに固執する?
君をそんなにしたのは、他でもない人間なんだぞ?
君が連れていかれる時、周りの人間も君を助けようとはしなかった。見て見ぬふりをした。
だから…人間に戻らなくていいし、戻すつもりもない。
どうしても戻りたいなら…わたしを倒して無理やり言うことを聞かせればいい。
あぁ。君が逆にわたしを眷属にすることだって可能だ。
わたしに勝てたら、の話だけどね?どうする?
…悲しいな。お姉ちゃんのモノになるより、人間に戻ることを選ぶなんて…
言葉で説得するのは無理みたいだから…身体で分からせてあげよう。
うん。君をしっかり調教してあげる。魔族としての自覚を持たせるために。
わたしのモノであるってことも、自覚してもらわないと。
ふふふっ…はははっ…!
す、すまない…これから君をわたし好みに調教できると思うと…笑いが止まらなくて…!
時間はたっぷりあるし…ここならどれだけ暴れても誰にも邪魔されない。
久々に姉弟水いらずで、いっぱい遊ぼうか…?ふふふっ♪
分かるさ。君の居場所ならどこでもね。
さ、こんな薄汚いところ、さっさと出ようか。
(檻を破壊)
ん?そうだよ?わたしは見ての通り、魔女だ。
君を解放するために、新しい力を手に入れたんだ。
そう…魔獣と化してしまった君を解放するために、ね…
可哀想に…くだらない人間のエゴのためにこんな姿になって…
…どうしてわたしから距離を取る?わたしのことが嫌いになったか?
ふふ、安心しろ。今のわたしはただのか弱い女ではなく、人知を超えた存在。
君を守れなかったのは過去の話。
今のわたしなら、この手で君を守ることができる。
おいで…君を元の姿に戻してあげる。
ん?……わたしは大丈夫だと言ったはずだ。同じことを何度も言わせる気か?
分かってるさ。今の君が自分の力を制御できないことくらい。
わたしを傷つけてしまうかもしれないと思ってるんだろう?だが、それは杞憂だ。
たかが魔獣一匹、わたしの敵ではない。
うん、構わないよ。一旦、君の持てる力を全部出し切って。
わたしが全て受け止めてあげよう…おいで?
気がついたか?身体に違和感は?
うん、よかった。ならもう大丈夫だ。
君の魔獣としての力はわたしが完璧に抑え込んだ。もう暴走する心配はない。
それにほら…君の姿も元通り。可愛らしい弟の姿に戻ってるだろう?
え?うん。君は人の皮を被った魔獣だよ。
戻したのはあくまで外皮だけ。中身はそのまま。
ふふ、いいじゃないか。人間に戻れなくても。
むしろ魔族の一員になれたことを誇りに思いたまえ。
わたしも魔女になれたことを後悔していない。というかむしろ、嬉しい気持ちでいっぱいだ。
当然だろう?醜いだけの人間から解放されたんだから。
あぁ…人間は無力で愚かで醜くて…何度も同じ過ちを繰り返す…
わたしもそうだ…君を守ると言っておきながら、君が実験動物にされるのを、ただ指を咥えて見ていることしかできなかった。
そして実験した人間たちは、君を自分たちでは扱い切れないと知るや、君をここに捨てた。
そう…誰の目にも触れることのない、この地下迷宮に。
苦しかったろう?こんな暗いところにたった一人で…
(抱きしめる)
大丈夫だ…お姉ちゃんがこうしてそばにいるからな。
もう離さない…未来永劫、わたしが一緒にいてやる。
君はわたしの大事な弟なんだから。
さ、いつまでもこんなところにいるわけにはいかないな。
お姉ちゃんの手、離すんじゃないぞ?
迷宮で迷子になったら、目も当てられないからな。
ま、もっとも君がどこで迷子になろうと、わたしなら見つけ出せる自信はあるがな。
ふふ、それはそれ。これはこれ。
君にはわたしのそばにいてもらわないと困る。
そう…そばにいてもらわないと、わたしは正気ではいられない。
君と無理やり引き離されたあの日…苦しくて苦しくて、どうにかなってしまいそうだった。
ガラス越しに、日に日に君の姿が変わっていくのを見ていることしかできなかった…
触れることおろか、話しかけることさえできなかった…
ははっ…呪ったよ。自分の無力さを。世界の理不尽さを。
神様がわたしの願いを聞き届けてくれたのかな…気がついたら魔女になってた。
最初は怖かったけど…すぐに嬉しくなったよ。
「この力さえあれば、弟を助けに行ける」ってね。
そして今…わたしはこうして君のそばにいる。
やっと…やっと君を取り戻せたんだ!この理不尽な世界から!
君さえいれば何もいらない!
君さえいれば、他のものはどうなってもいい!
君さえいれば……ははっ、あはは!
ははは…すまない。魔女になってからというもの、なぜか感情の昂ぶりが抑えられなくて…
時々、全てを破壊したくなるほどの衝動に駆られることがある。
困ったものだよ。わたしは自分でも結構、理性的なタイプだと思ってたんだけど。
ふふ…わたしが怖いか?化け物だって思うか?
だけど…君もそうだよ?わたしと同じ化け物だ。
化け物は化け物同士、仲良くしようじゃないか。
へぇ…君はこの期に及んでなお、人間に戻りたいと言うのか?
戻そうと思えば戻せるけどね。でも戻さない。
なぜわざわざ君を、愚かな人間に再び仲間入りさせなければいけないんだ?
せっかく手に入れた力なんだ。有効に使ったほうがいいに決まってる。
…その様子だとまだ人間の呪縛から解放されてないようだね。
もう一度その力、解放してみようか…
(キスをする)
どうかな?自分の中の力が目覚めていく感覚は?
ふふふっ…そんなに拒絶しなくていいじゃないか。
その力さえあれば、壊したいものは全て壊せる。気に入らないものは全部潰せる。
君はわたしと同じ魔族だ。仲間で、家族だ。
大丈夫。もし自我を失いそうになっても、わたしが止めてあげる。
君は今の自分を、ありのまま受け入れればいい。
あぁ。人間じゃないことを恥じる必要はない。
むしろ人間から解放されたことを喜ぶべきだ。
そうだ…この際だから君をわたしの眷属にしようか。
うん、それがいい。眷属になればきっと、君も今の自分を受け入れられるようになるはずだ。
そうと決まれば早速……どうした?まだ何か不満か?
(ため息)
君はどうしてそこまで人間であることに固執する?
君をそんなにしたのは、他でもない人間なんだぞ?
君が連れていかれる時、周りの人間も君を助けようとはしなかった。見て見ぬふりをした。
だから…人間に戻らなくていいし、戻すつもりもない。
どうしても戻りたいなら…わたしを倒して無理やり言うことを聞かせればいい。
あぁ。君が逆にわたしを眷属にすることだって可能だ。
わたしに勝てたら、の話だけどね?どうする?
…悲しいな。お姉ちゃんのモノになるより、人間に戻ることを選ぶなんて…
言葉で説得するのは無理みたいだから…身体で分からせてあげよう。
うん。君をしっかり調教してあげる。魔族としての自覚を持たせるために。
わたしのモノであるってことも、自覚してもらわないと。
ふふふっ…はははっ…!
す、すまない…これから君をわたし好みに調教できると思うと…笑いが止まらなくて…!
時間はたっぷりあるし…ここならどれだけ暴れても誰にも邪魔されない。
久々に姉弟水いらずで、いっぱい遊ぼうか…?ふふふっ♪
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