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公開日2023年07月05日 02:24
更新日2023年07月05日 02:24
文字数
1938文字(約 6分28秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
退魔士
視聴者役柄
青年
場所
某所
あらすじ
貴方は身体を悪しき魂に乗っ取られてしまうが、そこに二人の退魔士が現れ、貴方を救おうとして…?
本編
A.巫女 B.エクソシスト
A.そこまでです!悪霊め、彼の身体から離れなさい!
B.悪魔よ…その男の身体から離れろ。さもなくば、この世からその存在を消し去ってやるが?
A.あの、貴女?どこの誰だか知りませんが、今の彼に近づくのはとても危険です。今すぐここから離れてください。
B.何を言う?彼に取り憑いている悪魔を祓うことこそ、わたしの使命。貴様こそ、今すぐここから離れるといい。素人が出しゃばると、怪我をするぞ?
A.し、素人って…!わたし、これでも悪霊を祓うプロなんですよ⁉︎ 素人だなんて言われる筋合いありません!
B.悪霊?何を言ってる?彼に取り憑いているのは悪魔だ。履き違えてもらっては困る。
A.いいえ。彼に取り憑いてるのは悪霊です。わたしの霊感がそう言ってますから。
B.はっ、霊感などとバカバカしい。彼の身体から滲み出る魔力は悪魔そのものだ。あの禍々しいオーラを前にして、その程度のことも分からんのか?
A.も、もう〜!話の通じない人ですね!とにかく、彼のことはわたしが対処しますので、貴女は手を出さないでください!
(Aが男に向かって駆け出す)
B.おい、こら、待て!抜け駆けは許さんぞ!
(Bも男に向かって駆け出す)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
A.…とりあえず、何とか身柄は拘束できましたね。あとは中の悪霊を祓えば…
B.だから、何度も同じことを言わせるな。彼に取り憑いているのは、悪霊ではなく、悪魔だ。そして悪魔祓いはエクソシストであるこのわたしがやる。悪霊とやらの専門家は引っ込んでろ。
A.貴女こそ何度も同じことを言わせないでください。彼に取り憑いているのは悪霊です。悪魔などという、非実在の想像物ではありませんから。
B.貴様…悪魔の存在を否定するか。どうやら、これ以上の話し合いは無駄のようだな。ならば、こうしよう。二人同時に、彼の中にいる邪悪なモノを取り出す。そこで、そいつの正体を暴けば…
A.そうですね。悪魔か悪霊か…どちらかハッキリさせれば、この不毛な争いも終わるでしょう。それで、どうやって取り出します?
B.決まっている。邪悪なモノを掻き出すのは、古来より穴からと決まっている。手っ取り早いのは耳だな。耳かき棒で奴の魂を掻き出してやればよかろう。
A.わかりました。では、霊力で耳かき棒を生成してと…
(Aが耳かき棒生成)
B.霊力か…東洋の退魔士というのは、噂通り、妙な力を使うのだな。わたしも魔力で耳かき棒を作るとしようか…
(Bが耳かき棒生成)
A.わたしから見れば、貴女の方が妙な力を使ってるのですが…まぁ、とにかく始めていきましょうか。いきますよ…
(両耳かき)
B.この悪魔め…ひ弱な人間の男に取り憑くとは、不届き千万。このわたしがその悪しき正体を炙り出してくれよう…!
A.いましばらく辛抱してくださいね…すぐに除霊しますので…
B.そういえば、貴様は巫女といったな…貴様のいう悪霊とはどのようなモノなのだ?
A.生きた人に祟りをなす悪しき魂のことです。それを取り祓うのが、わたしたち巫女の役目です。そういう貴女はエクソシストとおっしゃっていましたが、それはどのような…?
B.悪魔という生きた人間に災いをもたらす存在を祓うのが我々エクソシストだ。どうやら、わたしたちは同じような役割を担う者同士のようだな。
A.はい…ですが、ここの彼を救うのはわたしです。なんせ、彼に取り憑いているのは悪霊ですから。
B.バカな…この男はどう見ても悪魔にその身体を支配されている。ここは悪魔祓いのプロたるわたしに任せておけ。
A.むぅ…頑固な方ですね。まぁ、いいです。わたしの霊力がふんだんに込められた耳かき棒で、悪霊を取り除けば済む話ですから。
B.ほざけ…わたしの魔力が大量に込められた耳かき棒の方が効果があるに決まっている。すぐにそれを証明してやるからな。
A.悪霊さん…?今すぐこの方の身体から出て行ってください…でないと、本格的に退治しないといけなくなりますよ…?
B.悪魔よ…大人しくこの男の身体から出ていくがいい…そうすれば、痛くないようにその魂を天に滅してやるぞ…?
(しばらく無言で耳かき)
A.耳垢、たくさん取れましたね…あともう少し…
B.こちらもだ…奴を炙り出すのも時間の問題だな…
A.あっ…!本体が出てきそうです…!トドメを刺さないと…!
B.あぁ…!呼吸を合わせていくぞ!せーの…!
(両耳吹き)
A.や、やりました…!悪霊が完全に彼の身体から出て行きました…!
B.あぁ…!悪魔の奴、わたしの力に恐れをなして出て行きおった…!悪魔祓い完了だな!
(男が正気に戻る)
A.あっ、気がつきました?もう大丈夫ですよ。君の中に巣食っていた悪霊は完全に取り除きましたから。
B.もう大丈夫だぞ、青年。お前の身体を支配していた悪魔は、完全に退治してやったからな。安心して元の生活に戻るといい。
A.また悪霊が出たら、わたしにお任せくださいね?
B.また悪魔が出たら、わたしに任せておくんだぞ?
A.そこまでです!悪霊め、彼の身体から離れなさい!
B.悪魔よ…その男の身体から離れろ。さもなくば、この世からその存在を消し去ってやるが?
A.あの、貴女?どこの誰だか知りませんが、今の彼に近づくのはとても危険です。今すぐここから離れてください。
B.何を言う?彼に取り憑いている悪魔を祓うことこそ、わたしの使命。貴様こそ、今すぐここから離れるといい。素人が出しゃばると、怪我をするぞ?
A.し、素人って…!わたし、これでも悪霊を祓うプロなんですよ⁉︎ 素人だなんて言われる筋合いありません!
B.悪霊?何を言ってる?彼に取り憑いているのは悪魔だ。履き違えてもらっては困る。
A.いいえ。彼に取り憑いてるのは悪霊です。わたしの霊感がそう言ってますから。
B.はっ、霊感などとバカバカしい。彼の身体から滲み出る魔力は悪魔そのものだ。あの禍々しいオーラを前にして、その程度のことも分からんのか?
A.も、もう〜!話の通じない人ですね!とにかく、彼のことはわたしが対処しますので、貴女は手を出さないでください!
(Aが男に向かって駆け出す)
B.おい、こら、待て!抜け駆けは許さんぞ!
(Bも男に向かって駆け出す)
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A.…とりあえず、何とか身柄は拘束できましたね。あとは中の悪霊を祓えば…
B.だから、何度も同じことを言わせるな。彼に取り憑いているのは、悪霊ではなく、悪魔だ。そして悪魔祓いはエクソシストであるこのわたしがやる。悪霊とやらの専門家は引っ込んでろ。
A.貴女こそ何度も同じことを言わせないでください。彼に取り憑いているのは悪霊です。悪魔などという、非実在の想像物ではありませんから。
B.貴様…悪魔の存在を否定するか。どうやら、これ以上の話し合いは無駄のようだな。ならば、こうしよう。二人同時に、彼の中にいる邪悪なモノを取り出す。そこで、そいつの正体を暴けば…
A.そうですね。悪魔か悪霊か…どちらかハッキリさせれば、この不毛な争いも終わるでしょう。それで、どうやって取り出します?
B.決まっている。邪悪なモノを掻き出すのは、古来より穴からと決まっている。手っ取り早いのは耳だな。耳かき棒で奴の魂を掻き出してやればよかろう。
A.わかりました。では、霊力で耳かき棒を生成してと…
(Aが耳かき棒生成)
B.霊力か…東洋の退魔士というのは、噂通り、妙な力を使うのだな。わたしも魔力で耳かき棒を作るとしようか…
(Bが耳かき棒生成)
A.わたしから見れば、貴女の方が妙な力を使ってるのですが…まぁ、とにかく始めていきましょうか。いきますよ…
(両耳かき)
B.この悪魔め…ひ弱な人間の男に取り憑くとは、不届き千万。このわたしがその悪しき正体を炙り出してくれよう…!
A.いましばらく辛抱してくださいね…すぐに除霊しますので…
B.そういえば、貴様は巫女といったな…貴様のいう悪霊とはどのようなモノなのだ?
A.生きた人に祟りをなす悪しき魂のことです。それを取り祓うのが、わたしたち巫女の役目です。そういう貴女はエクソシストとおっしゃっていましたが、それはどのような…?
B.悪魔という生きた人間に災いをもたらす存在を祓うのが我々エクソシストだ。どうやら、わたしたちは同じような役割を担う者同士のようだな。
A.はい…ですが、ここの彼を救うのはわたしです。なんせ、彼に取り憑いているのは悪霊ですから。
B.バカな…この男はどう見ても悪魔にその身体を支配されている。ここは悪魔祓いのプロたるわたしに任せておけ。
A.むぅ…頑固な方ですね。まぁ、いいです。わたしの霊力がふんだんに込められた耳かき棒で、悪霊を取り除けば済む話ですから。
B.ほざけ…わたしの魔力が大量に込められた耳かき棒の方が効果があるに決まっている。すぐにそれを証明してやるからな。
A.悪霊さん…?今すぐこの方の身体から出て行ってください…でないと、本格的に退治しないといけなくなりますよ…?
B.悪魔よ…大人しくこの男の身体から出ていくがいい…そうすれば、痛くないようにその魂を天に滅してやるぞ…?
(しばらく無言で耳かき)
A.耳垢、たくさん取れましたね…あともう少し…
B.こちらもだ…奴を炙り出すのも時間の問題だな…
A.あっ…!本体が出てきそうです…!トドメを刺さないと…!
B.あぁ…!呼吸を合わせていくぞ!せーの…!
(両耳吹き)
A.や、やりました…!悪霊が完全に彼の身体から出て行きました…!
B.あぁ…!悪魔の奴、わたしの力に恐れをなして出て行きおった…!悪魔祓い完了だな!
(男が正気に戻る)
A.あっ、気がつきました?もう大丈夫ですよ。君の中に巣食っていた悪霊は完全に取り除きましたから。
B.もう大丈夫だぞ、青年。お前の身体を支配していた悪魔は、完全に退治してやったからな。安心して元の生活に戻るといい。
A.また悪霊が出たら、わたしにお任せくださいね?
B.また悪魔が出たら、わたしに任せておくんだぞ?
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