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【脱獄】ダウナーな女囚人からの自由への誘い
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • ファンタジー
  • 少女
  • 年下
  • ダウナー
  • 囚人
  • 監獄
  • 誘惑
公開日2024年01月17日 12:48 更新日2024年01月17日 12:48
文字数
1052文字(約 3分31秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女囚人
視聴者役柄
男看守
場所
牢獄
あらすじ
看守の貴方は、とある女の囚人の見張りを担当していた。彼女からの他愛のない言葉に冷たく返す貴方だが、彼女が突如、牢屋の鍵を内側から開けてしまって…?
本編
ねー、暇〜。看守さん、アタシに構って〜。ていうか、構え〜。


ちぇー。相変わらず冷たいなぁ、もぅ…


あーあー…暇すぎて死にそう。どこぞの看守さんが構ってくれないからなー。チラッ、チラッ。


ぶー…「うるさい」の一言で一蹴しないでよ。もっと他に言うことあるでしょー?こちとら、狭くて臭い牢屋にぶち込まれた、可哀想な乙女だよ?


あー、やめてやめて。その柄でもない呼び名で呼ばれんの、めっちゃ恥ずいから。てか、その小っ恥ずかしい呼び名つけたの誰…?


(ため息)


じゃあさ、しりとりしようよ、しりとり。それくらいならいいでしょ?じゃあ始めるねー、『牢屋』。


ちょ、無理やり終わらせないでよ!なんで『やかん』⁉︎


ホント、隙がないなぁ…隙はないけど、脇は甘いかな?ほいしょっ、と…


(あっさり牢の鍵を開ける)


え〜?これくらい、余裕で開けれるでしょ。鍵穴をしっかり観察して、それに準じた形の鍵を複製すれば、ね?


あはは…そりゃあね?これでも一応、錬金術もかじってるからさ、こっそりポケットに忍ばせといたその辺の土を硬質化させて、任意に変形させれば、あとは鍵の完成ってわけ。まぁ、『脱獄姫』の手にかかれば、これくらい余裕的な?


……うるさい。今、自分で言ってて恥ずかしくなったから。脱獄姫って何さ…全然、柄じゃないから…


…ふーん?そうなんだ。アタシのこと、美少女って思ってくれてんだ。へぇ〜?


客観的事実?そうかな?多少は看守さんの主観も入ってるように聞こえたけどな〜?


ふふ…やっと鉄面皮が少し崩れたね。やっぱ、看守さんも男の子なんだ。ちゃんとアタシのこと、女の子として見てくれてんだ。


ねぇ…ちょっといいこと思いついたんだけど、聞いてもらっていい?


碌でもないことじゃないって。看守さん、アタシとここから出る?看守さんもいい加減、自由の身になりたいんじゃない?


知ってるよ〜?看守さん、国家の奴隷ってやつなんでしょ?国からやりたくもない仕事させられてさぁ、可哀想だよね〜。ホントは優しくて温厚な人なのにさぁ…


あぁ、看守さんのことは、スパイやってた頃に、ちょっと小耳に挟んだ程度。全部知ってるわけじゃないよ。


だからぁ…もっと教えて?看守さんのこと…


どうしてこんな望まぬ仕事をしてるのか〜、とか、好きな女のタイプはどんなのか〜、とか色々…


うん、知りたい。看守さんに興味持っちゃったから。冷たい態度取るフリも上手かったしね。


バーカ…あんなの、どう見ても演技でしょ?他の人はともかく、アタシの目は誤魔化せないから。


ほら、行こっ!二人でこんな狭っ苦しいとこ抜け出してさ!外の世界、自由に謳歌しようよ!ねっ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【脱獄】ダウナーな女囚人からの自由への誘い
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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