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公開日2024年03月06日 12:21
更新日2024年03月06日 12:24
文字数
1082文字(約 3分37秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
竜人
視聴者役柄
マフィアのボス
場所
某所
あらすじ
マフィア同士の抗争で土手っ腹に鉛玉を何発ももらってしまった貴方。そんな死に体の貴方の元に、別の場所で戦っていたはずの後輩の人外女がやってきて…?
本編
先輩…相変わらず無様ですね。地面とキスするの、そんなに気持ちいいですか?
…憎まれ口が叩けるようなら、何よりです。とりあえず止血しますんで、ちょっと待っててください…
…らしくないこと言いますね。まるでもうすぐ自分が死ぬみたいな言い方…
そうですか…でも、たしかに先輩の言う通りです。このままだと、出血多量で先輩は確実に死ぬでしょう。
えぇ…布当てもまるで役に立ちませんね。あまりの出血量ですぐダメになってしまいます。どうすればいいんでしょうね、この状況…
…救急車?今から呼んでも間に合わないでしょう。そもそも、マフィアの先輩が救急車に運ばれて、生き残ったところで、即お縄でしょうし。どっちにしろ、人生詰みなのは間違いありません。
けど…一つだけ、先輩が無事に生き残れる道があるかもしれません。
えぇ…ところで、先輩は竜血ってご存知ですか?ドラゴンの生き血には人を癒し、半永久的に寿命を伸ばす効果があるらしいんですけど。
はい…このまま人として死ぬか、わたしの眷属として生きるか…先輩はどちらがいいですか?
はぁ…そうですか。とんだ腑抜け野郎ですね、先輩は。普通なら、後者を選びません?なんで、よりによって前者なんですか。意味がわかりません。
ダメです…死なせませんよ?先輩のことは…
…先輩、言いましたよね?禁忌を犯し、竜人の里を追い出されたわたしに向かって…
「お前もカタギとして生きられなくなったんなら、俺んとこに来い。死ぬまでこき使ってやる」って。すごく偉そうな態度でムカつきました。脆弱な人間のくせに、よくそんな大口が叩けるなって…あと竜人って、寿命むちゃくちゃ長いんで、どう考えても先輩より先には死にませんので。
ですから…今ここで死ぬのは許しません。わたし、先輩みたいなクソ野郎を看取る気なんて毛頭ありませんから…ずっとわたしと生きてください……ッ!
(自身の皮膚を切り、男の傷口に血を垂らす)
ハァ…ホント、世話が焼けますね。マフィアのボスが、そんな体たらくでいいんですか?先輩が命懸けで逃がした部下も、今ごろ先輩のダサい姿を腹ん中で笑ってますよ。
……マフィア、辞めちゃいましょう。マフィアなんてダサい職業から足を洗って、わたしとゆっくりイチャイチャできる所に行きましょう。
はい。行く宛はまだ決めてませんが、とりあえず隠れ家的なのは近くにありますので。
ほら、傷口は塞がりましたし…ゆっくり立ち上がってください…
(彼に肩を貸す)
これからはわたし一人で先輩を支えます…先輩を囮にして逃げ出すような、腰抜けチンピラ野郎共のことなんか忘れちゃいましょう?
任せてください…わたしがいかに先輩に相応しい女か、これからじっっっくり、わからせてあげますから…ね?
…憎まれ口が叩けるようなら、何よりです。とりあえず止血しますんで、ちょっと待っててください…
…らしくないこと言いますね。まるでもうすぐ自分が死ぬみたいな言い方…
そうですか…でも、たしかに先輩の言う通りです。このままだと、出血多量で先輩は確実に死ぬでしょう。
えぇ…布当てもまるで役に立ちませんね。あまりの出血量ですぐダメになってしまいます。どうすればいいんでしょうね、この状況…
…救急車?今から呼んでも間に合わないでしょう。そもそも、マフィアの先輩が救急車に運ばれて、生き残ったところで、即お縄でしょうし。どっちにしろ、人生詰みなのは間違いありません。
けど…一つだけ、先輩が無事に生き残れる道があるかもしれません。
えぇ…ところで、先輩は竜血ってご存知ですか?ドラゴンの生き血には人を癒し、半永久的に寿命を伸ばす効果があるらしいんですけど。
はい…このまま人として死ぬか、わたしの眷属として生きるか…先輩はどちらがいいですか?
はぁ…そうですか。とんだ腑抜け野郎ですね、先輩は。普通なら、後者を選びません?なんで、よりによって前者なんですか。意味がわかりません。
ダメです…死なせませんよ?先輩のことは…
…先輩、言いましたよね?禁忌を犯し、竜人の里を追い出されたわたしに向かって…
「お前もカタギとして生きられなくなったんなら、俺んとこに来い。死ぬまでこき使ってやる」って。すごく偉そうな態度でムカつきました。脆弱な人間のくせに、よくそんな大口が叩けるなって…あと竜人って、寿命むちゃくちゃ長いんで、どう考えても先輩より先には死にませんので。
ですから…今ここで死ぬのは許しません。わたし、先輩みたいなクソ野郎を看取る気なんて毛頭ありませんから…ずっとわたしと生きてください……ッ!
(自身の皮膚を切り、男の傷口に血を垂らす)
ハァ…ホント、世話が焼けますね。マフィアのボスが、そんな体たらくでいいんですか?先輩が命懸けで逃がした部下も、今ごろ先輩のダサい姿を腹ん中で笑ってますよ。
……マフィア、辞めちゃいましょう。マフィアなんてダサい職業から足を洗って、わたしとゆっくりイチャイチャできる所に行きましょう。
はい。行く宛はまだ決めてませんが、とりあえず隠れ家的なのは近くにありますので。
ほら、傷口は塞がりましたし…ゆっくり立ち上がってください…
(彼に肩を貸す)
これからはわたし一人で先輩を支えます…先輩を囮にして逃げ出すような、腰抜けチンピラ野郎共のことなんか忘れちゃいましょう?
任せてください…わたしがいかに先輩に相応しい女か、これからじっっっくり、わからせてあげますから…ね?
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pixivにてフリー台本を投稿しています。
台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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