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- 百合
- 年上
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年08月01日 15:42
文字数
1923文字(約 6分25秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
年上のお姉さん
視聴者役柄
店員
場所
指定なし
あらすじ
カフェで働くあなたと、珍しく閉店間際に来店した常連のお姉さん。あなたへ想いを伝えるために。
~Noraより~
この話の構想は以前からあったのですが、なかなか思うように書けず、途中で何度も放り出しそうになりました……。
~Noraより~
この話の構想は以前からあったのですが、なかなか思うように書けず、途中で何度も放り出しそうになりました……。
本編
(いつもより遅い時間に来店した常連のお姉さん。なんだか落ち着かない様子……)
こんばんはー…。あの、まだ、注文できるかしら?……良かった。
(今日は遅いですねと言われて)……え?う、うん、そうなの、今日はなかなか仕事が片付かなくって、こんな時間になっちゃった。えーっと、いつものでお願い。……うん。それでいい。
……あ、待って!あのっ、えっと……サラダも追加で……って、いやいや、そうじゃなくって!……あのね、ちょっとだけ……いいかな?……今日はもう、お仕事は終わりでしょ?その……この後、もし良かったら、なんだけど……お姉さんとドライブに行かない?
……あ……!ごめんね、いきなりこんなこと、驚いちゃうよね。私、今日、すっごくドライブに行きたい気分なんだけど、一人で行くのもなんだし、付き合ってくれないかなーなんて……どう、かな?
……えっ、いいの?ほんと?無理、させちゃってない?……ありがとう、とっても嬉しい!それじゃあ、食べ終わったら裏の駐車場で待ってるから、お仕事が片付いたら来て。あわてなくて大丈夫だからね。
(以下、ドライブ中……)
今日も遅くまでお疲れさま。……ごめんね、いきなりドライブに行こうだなんて。本当は用事でもあったんじゃない?ほらその……恋人と会う約束、とか?……え、恋人はいないの……?そっか、もうとっくに誰かに取られちゃってると思ってたけど。
だってあなた、自分では気づいていないかもしれないけど、不思議な魅力があるもの。明るくて、素直で……くるくる変わる表情も見ていて飽きないし。
……そりゃあ、始めは危なっかしくって、見ていてヒヤヒヤしたわ。無理にお皿をたくさん持って、盛大にすっ転んだり、ホットミルクティーとケーキを頼んだのに、ホットケーキとミルクが出てきたりね。今思い出しても……ふ、ふふっ……!
あっ、ごめんごめん!おかしくってつい……でもね、今は、見違えるほど成長した。うん、もちろん本当よ。お姉さんが保証する。
私ね、そんなあなたを見ているのが楽しくて、あのカフェに通うようになったの。……ん?カフェに来る前?……そうね、その前は、スーパーで総菜を買って帰ることが多かったかな。
その頃はね、がむしゃらに仕事をこなして、周りから認められて……それで充実した人生を送ってるつもりだった。だけど、誰もいない真っ暗な部屋に帰って、独りぼっちでご飯を食べる毎日が、本当は寂しくて辛くてたまらなかったの。
……でもね。あのカフェであなたの笑顔に迎えられて、ほんの少しだけど言葉を交わして、あなたの声のする空間で食事をして……そんな日々を過ごすうちに、寂しいなんて思うこともなくなっていった。
……これからもずっと、ただの一人のお客さんとして、あなたのそばにいることも悪くないけど。でも、こんな日々がいつまでも続くとは限らない。あなたが突然辞めちゃって、それっきりもう二度と会えなくなってしまうかもしれない。……そんなことを考え始めたら、私、仕事も手につかなくなっちゃって。それでね、今日は思い切ってあなたを誘ってみたの。
……ねえ、あなたは今、あのカフェにとってかけがえのない存在だわ。あなたの笑顔に会いたくて通っているお客さんも、私だけではないはずよ。でもね、私……プライベートではあなたを独り占めしたい、私だけのあなたでいてほしいなんて考えているのよ。あなたの成長を、誰よりも近くで見守っていたいし、みんなが知らないあなたを知っていきたい。
こんなの、私のワガママなのはわかってる。でも、想いをしまい込んだままじゃ私、苦しくて苦しくて仕方がないの。だから、言わせて。
あなたが大好き。私の、恋人になってください。
………………え?えっ?そ、そんなにあっさり……。本当に?嘘じゃ……ないのよね?…………え?あなたも、私のこと気にかけていてくれたって……?……なんだか夢を見てるみたいだわ。
今日はね、自分の気持ちに区切りをつけるために、振られる覚悟で来たのよ。だって、私って、あなたにとってはただのお客さんの中の一人に過ぎないし、年も離れているし、いきなりこんなこと……迷惑に、思われるだろうって……うっ…ううっ…………涙、吹いてくれるの?ありがとう。……ふふっ、そうね、前が見えないと危ないもんね。
……………うん、もう大丈夫、落ち着いてきたから。ありがとう。
そうだ、お腹すいたでしょ。これから、ご飯でも食べに行きましょうか。実はね、私もお腹がすいてるの。さっきはドキドキしちゃって、あんまり食べられなかったから。あなたは、何が食べたい?……いいわね!それなら美味しいお店を知っているわ。今ならまだ間に合うから、そこに行きましょう。
……ところで……もうひとつだけ、聞いてほしいワガママがあるんだけど……あのね、私の名前を呼んでほしいの。もちろん、名字じゃない方よ。知ってるでしょ?ほらほら、早く。……んー?よく聞こえなかったなぁ、もう一回。……(にっこり笑って)はい。なあに?ふふっ!
こんばんはー…。あの、まだ、注文できるかしら?……良かった。
(今日は遅いですねと言われて)……え?う、うん、そうなの、今日はなかなか仕事が片付かなくって、こんな時間になっちゃった。えーっと、いつものでお願い。……うん。それでいい。
……あ、待って!あのっ、えっと……サラダも追加で……って、いやいや、そうじゃなくって!……あのね、ちょっとだけ……いいかな?……今日はもう、お仕事は終わりでしょ?その……この後、もし良かったら、なんだけど……お姉さんとドライブに行かない?
……あ……!ごめんね、いきなりこんなこと、驚いちゃうよね。私、今日、すっごくドライブに行きたい気分なんだけど、一人で行くのもなんだし、付き合ってくれないかなーなんて……どう、かな?
……えっ、いいの?ほんと?無理、させちゃってない?……ありがとう、とっても嬉しい!それじゃあ、食べ終わったら裏の駐車場で待ってるから、お仕事が片付いたら来て。あわてなくて大丈夫だからね。
(以下、ドライブ中……)
今日も遅くまでお疲れさま。……ごめんね、いきなりドライブに行こうだなんて。本当は用事でもあったんじゃない?ほらその……恋人と会う約束、とか?……え、恋人はいないの……?そっか、もうとっくに誰かに取られちゃってると思ってたけど。
だってあなた、自分では気づいていないかもしれないけど、不思議な魅力があるもの。明るくて、素直で……くるくる変わる表情も見ていて飽きないし。
……そりゃあ、始めは危なっかしくって、見ていてヒヤヒヤしたわ。無理にお皿をたくさん持って、盛大にすっ転んだり、ホットミルクティーとケーキを頼んだのに、ホットケーキとミルクが出てきたりね。今思い出しても……ふ、ふふっ……!
あっ、ごめんごめん!おかしくってつい……でもね、今は、見違えるほど成長した。うん、もちろん本当よ。お姉さんが保証する。
私ね、そんなあなたを見ているのが楽しくて、あのカフェに通うようになったの。……ん?カフェに来る前?……そうね、その前は、スーパーで総菜を買って帰ることが多かったかな。
その頃はね、がむしゃらに仕事をこなして、周りから認められて……それで充実した人生を送ってるつもりだった。だけど、誰もいない真っ暗な部屋に帰って、独りぼっちでご飯を食べる毎日が、本当は寂しくて辛くてたまらなかったの。
……でもね。あのカフェであなたの笑顔に迎えられて、ほんの少しだけど言葉を交わして、あなたの声のする空間で食事をして……そんな日々を過ごすうちに、寂しいなんて思うこともなくなっていった。
……これからもずっと、ただの一人のお客さんとして、あなたのそばにいることも悪くないけど。でも、こんな日々がいつまでも続くとは限らない。あなたが突然辞めちゃって、それっきりもう二度と会えなくなってしまうかもしれない。……そんなことを考え始めたら、私、仕事も手につかなくなっちゃって。それでね、今日は思い切ってあなたを誘ってみたの。
……ねえ、あなたは今、あのカフェにとってかけがえのない存在だわ。あなたの笑顔に会いたくて通っているお客さんも、私だけではないはずよ。でもね、私……プライベートではあなたを独り占めしたい、私だけのあなたでいてほしいなんて考えているのよ。あなたの成長を、誰よりも近くで見守っていたいし、みんなが知らないあなたを知っていきたい。
こんなの、私のワガママなのはわかってる。でも、想いをしまい込んだままじゃ私、苦しくて苦しくて仕方がないの。だから、言わせて。
あなたが大好き。私の、恋人になってください。
………………え?えっ?そ、そんなにあっさり……。本当に?嘘じゃ……ないのよね?…………え?あなたも、私のこと気にかけていてくれたって……?……なんだか夢を見てるみたいだわ。
今日はね、自分の気持ちに区切りをつけるために、振られる覚悟で来たのよ。だって、私って、あなたにとってはただのお客さんの中の一人に過ぎないし、年も離れているし、いきなりこんなこと……迷惑に、思われるだろうって……うっ…ううっ…………涙、吹いてくれるの?ありがとう。……ふふっ、そうね、前が見えないと危ないもんね。
……………うん、もう大丈夫、落ち着いてきたから。ありがとう。
そうだ、お腹すいたでしょ。これから、ご飯でも食べに行きましょうか。実はね、私もお腹がすいてるの。さっきはドキドキしちゃって、あんまり食べられなかったから。あなたは、何が食べたい?……いいわね!それなら美味しいお店を知っているわ。今ならまだ間に合うから、そこに行きましょう。
……ところで……もうひとつだけ、聞いてほしいワガママがあるんだけど……あのね、私の名前を呼んでほしいの。もちろん、名字じゃない方よ。知ってるでしょ?ほらほら、早く。……んー?よく聞こえなかったなぁ、もう一回。……(にっこり笑って)はい。なあに?ふふっ!
クレジット
ライター情報
どうも、Noraです。一応「フリー台本」というジャンルで投稿してはいますが、「自分が主人公になれる読み物」としても楽しんでもらえたら嬉しいです。
なお、私の台本は、全て女×女を想定して書いていますが、男性向けとしても対応できるかと思います。違和感のある部分は、あらすじを変えない程度に改変してくださって構いません。
なお、私の台本は、全て女×女を想定して書いていますが、男性向けとしても対応できるかと思います。違和感のある部分は、あらすじを変えない程度に改変してくださって構いません。
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