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夢の国のキャストさんの寝かしつけ
written by ふみか ♢゜
  • 耳かき
  • 添い寝
  • お姉さん
  • 寝落ち
  • 甘々
  • ファンタジー
  • 寝かしつけ
公開日2023年02月12日 09:54 更新日2023年02月12日 09:54
文字数
3174文字(約 10分35秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
夢の国のキャスト
視聴者役柄
夢の国に来たお客さん
場所
(睡眠的な)夢の国
あらすじ
<あらずじ>
目を開くと知らないテーマパークの園内だった。
文字通り睡眠的な意味の夢の国で、キャストさんに膝枕されて寝かしつけられる事に…。
本編
●第1場:夢の国の広場(屋外)

女性1「あっ、お目覚めですか?」
女性1「ここはどこか…ですか?」

女性1「ふふふ。」
女性1「まだ寝ぼけていらっしゃるんですね。」

女性1「ここは夢の国です。」

女性1「いえ、テーマパーク的な意味ではなく、
    文字通りの睡眠的な意味の【夢】の国です。」

女性1「ここは、現代の睡眠時間の少ない皆様が、
    普段の生活を忘れ、時間を気にせずに好きなだけ眠ることの出来る
    夢のパークなんです。」

女性1「ほら、お客様も手にチケットをもっているではありませんか。」

女性1「どうぞ、好きなだけ癒されて眠ってください。」

女性1「あれ? いまいち話についてこれていないご様子ですね。」
女性1「まだ、眠たくないのでしたら…
    あちらのアトラクションなどは如何ですか?」

女性1「はい。ほら、あそこに見えているのがアトラクションになります。」

女性1「このパークのアトラクションは、どれも眠たくなるばかりですから。」
女性1「…あっ、つまらないって意味じゃないですよ。」

女性1「リラックスして、ついうとうとしちゃうって意味です。」

女性1「例えば、あのコースター。」
女性1「電車のような適度な揺れとふかふかの座席で、
    気づいたら降りるの忘れて2周しちゃうお客様も多いんですよ。」

女性1「他にも、あちらのメリーゴーランドや観覧車も、
    全部、安眠できるようになっているんです。」

女性1「え?あの建物ですか?」
女性1「ああ、あちらは眠気屋敷です。」

女性1「そう、お化け屋敷ではなく眠気屋敷です。」
女性1「一度入ったら最後、もう外に出ることができないくらい、
    ずっと寝ていたくなる屋敷ですね。」

女性1「よろしければ、入ってみますか?」

女性1「それで行ってみましょう」

(足音)

●第2場:眠気屋敷のロビー

(扉が開く音)

女性1「はい。どうぞ、お入りください。」
女性1「この屋敷は、入ったら抜け出せない眠気の巣窟となってます。」

女性1「暖炉とロッキングチェアの部屋。ハンモックの部屋に。畳と炬燵の部屋。
    どの部屋もつい、うとうとしようになりませんか?」

女性1「はい。」
女性1「好きな部屋で眠って頂いて大丈夫です。」

女性1「あの奥の部屋が気になりますか?」
女性1「あちらは膝枕の部屋ですね。」

女性1「もしかして、興味あります?」
女性1「よかったら少し体験されますか?」



●第3場:膝枕の部屋(畳部屋)

女性1「はい。どうぞ~。」

女性1「あっ、畳なのでお靴は脱いでくださいね。」

(靴を脱ぐ)

女性1「ささ、こちらにどうぞ。」

女性1「はい。ここでは、キャストがお客様に膝枕を致します。」
女性1「お客様は、そちらに横になってもらえますか?」

女性1「よいしょっと」
女性1「はい。私の膝を使って大丈夫ですよ。」
女性1「ほら、私の膝の上に頭を乗せてください。」

(太ももを叩く音)

女性1「どうですか?」

女性1「その高さとか柔らかさとか…。」
女性1「なら良かったです。」

女性1「それでは、毛布お掛けしますね。」

(毛布をかける)

女性1「もっと、力を抜かないと、眠れませんよ。」

女性1「ほら、もっと力を抜いて、深呼吸もしましょう。」

女性1「ゆっくり吸って~。ゆっくり吐いて~。」

女性1「そうです。お上手です。」

女性1「吸って~。吐いて~。」

(深呼吸)

女性1「少しはリラックス出来ましたか?」

女性1「まだ、眠たくなさそうなので、眠たくなるまで耳かきでもしましょうか?」
女性1「はい。 耳かきやマッサージはリラックス効果もありますから。」

女性1「それでは、右耳からするので、お耳をこっちに向けてもらえますか?」

女性1「眠たくなったら途中で寝ちゃっていいですからね。」
女性1「それじゃ、耳かき棒を入れていきます。」

(耳かき・右耳 ※時間は自由)

女性1「気持ちいいですか?」
女性1「良かった…。」

女性1「お耳の中、結構汚れてますね。」

女性1「ほら、ちょっとしただけで、沢山取れました。」
女性1「いえ。私、耳かきするの好きなので、むしろこのくらいの方が…。」

女性1「こしょこしょ…。こしょこしょ…。こしょこしょ…。
    こしょこしょこしょこしょこしょこしょ…。」

女性1「お耳の側は神経が多く通ってるので、こうやって…」

女性1「こしょこしょすると、とってもリラックスできるんです。」

女性1「こしょこしょ…。こしょこしょ…。こしょこしょ…。」

(耳かき・右耳 終わり)

女性1「次は梵天…。耳かきの後ろについてる、このふわふわで細かい汚れを払っていきますね。」

(梵天・右耳 ※時間は自由)

女性1「くすぐったいですか?」

女性1「わさわさ…。わさわさ…。わさわさ…。
    わさわさわさわさわさわさわさわさわさ…。」

女性1「ふふふ。段々気持ち良くなってきましたか?」
女性1「そのまま、たっぷり癒されくださいね。」


女性1「お耳の中を擽るみたいに。」
女性1「わさわさ…。わさわさ…。わさわさ…。
    わさわさわさわさわさわさわさわさわさ…。」

女性1「お耳、ちゃんと綺麗になってきましたね。」
女性1「私の声も良く聞こえるようになりましたか?」

女性1 「わさわさ…。わさわさ…。わさわさ…。
     わさわさわさわさわさわさわさわさわさ…。」

(梵天・右耳 終わり)

(耳ふー)

女性1「はい。こっちのお耳は綺麗になりました。」
女性1「次は反対のお耳をしますね。」

女性1「お客様、頭、動かせますか?」
女性1「はい。ありがとうございます。」

女性1「そしたら、こっちのお耳も耳かきをしていきますね。」

(耳かき・左耳 ※時間は自由)

女性1「こっちのお耳も、いい感じですね。」
女性1「綺麗になっていく感じ、気持ち良くて癖になりそうになりませんか?」

女性1「こうして。」
女性1「こしょこしょこしょこしょ…。こしょこしょこしょこしょ…。
    こしょこしょ…。こしょこしょ…。」

女性1「ふふふ。頬っぺたが緩んできましたね。」
女性1「その調子で、もっとふにゃふにゃになっちゃってくださいね。」

女性1「こしょこしょこしょこしょ…。こしょこしょこしょこしょ…。」

女性1「そのまま、目を閉じて、音だけに意識を向けてください。」

女性1「こしょこしょこしょこしょ…。こしょこしょこしょこしょ…。」

(耳かき(左耳) 終わり)

女性1「はい。次は梵天をしますね。」

(梵天・左耳 ※時間は自由)

女性1「わさわさ…。わさわさ…。わさわさ…。」

女性1「ふわふわの毛で、お耳を撫でるみたいに…。」

女性1「わさわさ…。わさわさ…。
    わさわさわさわさわさわさわさわさわさ…。」

女性1「ふふふ。これ、好きなんですか?」
女性1「いいですよ。 もっとしてあげますね。」

女性1「わさわさ…。わさわさ…。
    わさわさわさわさわさわさわさわさわさ…。」

女性1「そろそろ、眠たくなって来ましたか?」
女性1「我慢せずに、寝落ちしちゃってください。」

女性1「わさわさわさわさわさわさわさわさわさ…。」

(梵天(左耳) 終わり)
(耳ふー)

女性1「はい。耳かきは終わりです。」

女性1「ふふふ、もうお耳がとろんとして、寝落ちしかけてますね。」
女性1「せっかくなので、お客様が眠るまで、トントンってしてあげますね。」

女性1「とんとん…。とんとん…。とんとん…。(オノマトペ)」

女性1「そうです。」
女性1「何も考えずに、ゆっくり呼吸をして、そのまま眠気に身を任せてください。」

女性1「とんとん…。とんとん…。とんとん…。
    とんとん…。とんとん…。とんとん…。」

女性1「瞼が重たくなってきましたか?」

女性1「とんとん…。とんとん…。とんとん…。
    とんとん…。とんとん…。とんとん…。」

女性1「そのまま、体の力も抜けてだらんとさせてください。」

女性1「とんとん…。とんとん…。とんとん…。」

女性1「…はい。」
女性1「……おやすみなさい。」
女性1「………。」
女性1「またのご来場お待ちしております。」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
夢の国のキャストさんの寝かしつけ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ふみか ♢゜
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