- ヤンデレ
- ストーカー
- 理解者
公開日2023年10月04日 18:32
更新日2023年10月04日 18:32
文字数
2336文字(約 7分48秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
何でも知ってるストーカー
視聴者役柄
人生つまんない系平凡人間
場所
あなたの家
あらすじ
つまらなくて、寂しい毎日に嫌気が差していたあなたのもとに現れたのは、あなたを幸せにしたいと言うストーカーだった。
何でも知っている彼女は、あなたと結ばれ、あなたを幸せにするために、あなたを巧みに誘導する。
何でも知っている彼女は、あなたと結ばれ、あなたを幸せにするために、あなたを巧みに誘導する。
本編
(SE:時計の秒針)
……あなたは、いつも寂しそうな顔してますよね。
ため息をついて、無気力な感じ。
ああ、驚いてしまいましたか。
これでも配慮して、急な大声を出すのはやめたのですが、やはり背後から声がするのは怖いですよね。
はて……なんでいる、なんて言われましても、あなたが寂しそうだったから。それ以上の理由はありませんよ?
わけがわからない、ですか。
なら、わからなくていいです。
私が誰だとしても、ここにどうやって入ってきたとしても、あなたに経緯を理解してもらうことに時間を費やす意味は感じませんし。
大事なのは、あなたの幸せ、ですから。んふふ。
だって、今のあなたは、ちっとも幸せそうじゃない。
普段のあなたを見ていて、作ってない笑顔がなかなか見られないですもの。
スマホで動画見てる時は笑ったりしてますけど、食事中とか、お風呂の時とかは見てる私がつらくなってしまうくらいには生気が感じられない顔してますよ?
自分でも、感じませんか?
何で知ってるとか、そういうのはいいですから。
今、あなたが幸せかどうかだけ答えてください。
そうでしょう?
だから、私はあなたを救いに来たのです。
なのに、今はあなたに怖がられて、思わぬ可愛さにきゅんと……じゃなくて、ちょっぴりショックなのですよ?
ダメです。
お断りする権限はあなたにあげません。
好きな人がぼんやりしてると、私だってぼんやりしてしまいますもの。
あなたのことをこれまで通り指を咥えて見ていろなんて、あなたは酷なことを要求するのですね。
見なきゃいいなんていうのは論外です。
私にはあなたを幸せにする使命があるのですから。
これも、惚れた弱みってことなんでしょうかね。
というより、一向に震えるのやめてくれないのはどういうことなのですか?
そもそも、これはあなたが望んだことなんですよ?
覚えがないって……いつも、言ってるじゃないですか。
帰ったら美人が俺のこと家で待っててくれないかなぁ、って。
少しばかり状況は違うかもしれませんが、お望み通り、あなたにお似合いの異性がお家に現れたのですよ?
泣いて喜んでもおかしくないですよね?
それはそうだけどって、ほら、やはりそうだったじゃないですか。
妄想と現実は違うって、なんだか難しいんですね。
では、ここは妄想の世界ってことにしましょうか。
それなら何にも怖いことなんてないし、私を呼んだのはあなたの寂しい気持ち。
夢願ったり叶ったりですよ?
……なんて言っても、ここは現実ですよね。
けれど、現実ならなおさら、これ以上の好機なんてないと思いますよ?
あなたの寂しさは、変わり映えのしない毎日と孤独のせい、なんですよね?
じゃなかったら、恋人がほしいほしいなんて妄想して、彼女持ちの友人に羨ましくも悔しいような態度なんて取りませんもの。
もちろんです。
私はあなたのことをずっと見てるんですから、家の中だけじゃなく、どこであったことだって知ってます。
あなたを幸せにしてあげたいんですもの。
何だって知ってあげなくちゃ。
だから、今、あなたが一番必要としてるものは、あなたの毎日に色を与えて、孤独を埋めてくれる存在だってわかるし、なってあげられる。
何より、自分で非リアと名乗るように今までの出会いはなく、自分から人を求めるようなことは苦手、ですよね。
本当は自分を大切にしてくれる人が欲しいのに、傷付くのが怖くて変われない。
そういう意味では、ため息をつきたくなるのは自分自身の情けなさでもあるんですよね。
わかりますよ。
私も、もっと早くあなたを救ってあげたかったのですが、緊張というものが邪魔して、こんなに遅くなってしまいましたから。
あなたの変われない弱さは、責めることじゃありませんわ。
変われないのなら、変えてあげればいい。
求められないのなら、与えてあげればいい。
それだけのことです。
そうやって手を差し伸べてあげられるのは、私だけ。
欲しいですよね?
あなたを愛してくれる素敵な素敵な、わ・た・し。
んふふ、遠慮なんか、しないでいいのに。
それとも、照れ隠しなのですか?
あるいは、強がり?
なんにせよ、無駄ですよ。
私はあなたの全てを知ってあげているのです。
今更自分の気持ちを隠したところで、本当の気持ちくらい容易く想像がついてしまいますから。
ですよね?
胸の奥では、興奮を抑えきれていないあなた?
……しかし、表面上のあなたがこうもまともに取り合ってもらえないとなると、いよいよ無視して、本音と会話してあげるしかなさそうですね。
心臓に手を当てて、聞いてみましょうか。
あなたは、私に愛されたいですよね?
んふふ、バクバクと耳にすら届きそうなくらい心臓ははっきりと答えてます。
満更でもないのなら、素直に言ってくれて構わないのに。
本当にあなたは、自分からものを求めるということが苦手なのですね。
そのせいで、沢山の幸せを我慢してきた。
私は、見てきましたよ。
あなたは、私にはわざと幸せから逃げようとしてるのではないかと思えるくらい、不器用な立ち回りをしていることが多々あります。
自分ではそれをわかっていないですよね。
よく見てください。
今だって、目の前には幸せがあるんです。
手を伸ばせば掴むことができる。
逃げないようにすることだって、簡単な幸せが。
けれど、目を背けて、あまつさえ逃げてしまうのが、今までのあなたでした。
答えは明らかなのに、見ていて、もどかしかったです。
幸せになりたいのなら、あなたは変わらなければいけない。
そのことは、あなた自身でもわかっていますよね。
今まで出来てなかった、素直に幸せを掴む、ということをしないと。
大丈夫です。
一人では変われなくとも、これからは私がいますから。
絶対に、導いてみせます。
さあ、私へと、手を伸ばして。
ええ、それでいいんです。
私に、あなたを幸せにさせてください。
……あなたは、いつも寂しそうな顔してますよね。
ため息をついて、無気力な感じ。
ああ、驚いてしまいましたか。
これでも配慮して、急な大声を出すのはやめたのですが、やはり背後から声がするのは怖いですよね。
はて……なんでいる、なんて言われましても、あなたが寂しそうだったから。それ以上の理由はありませんよ?
わけがわからない、ですか。
なら、わからなくていいです。
私が誰だとしても、ここにどうやって入ってきたとしても、あなたに経緯を理解してもらうことに時間を費やす意味は感じませんし。
大事なのは、あなたの幸せ、ですから。んふふ。
だって、今のあなたは、ちっとも幸せそうじゃない。
普段のあなたを見ていて、作ってない笑顔がなかなか見られないですもの。
スマホで動画見てる時は笑ったりしてますけど、食事中とか、お風呂の時とかは見てる私がつらくなってしまうくらいには生気が感じられない顔してますよ?
自分でも、感じませんか?
何で知ってるとか、そういうのはいいですから。
今、あなたが幸せかどうかだけ答えてください。
そうでしょう?
だから、私はあなたを救いに来たのです。
なのに、今はあなたに怖がられて、思わぬ可愛さにきゅんと……じゃなくて、ちょっぴりショックなのですよ?
ダメです。
お断りする権限はあなたにあげません。
好きな人がぼんやりしてると、私だってぼんやりしてしまいますもの。
あなたのことをこれまで通り指を咥えて見ていろなんて、あなたは酷なことを要求するのですね。
見なきゃいいなんていうのは論外です。
私にはあなたを幸せにする使命があるのですから。
これも、惚れた弱みってことなんでしょうかね。
というより、一向に震えるのやめてくれないのはどういうことなのですか?
そもそも、これはあなたが望んだことなんですよ?
覚えがないって……いつも、言ってるじゃないですか。
帰ったら美人が俺のこと家で待っててくれないかなぁ、って。
少しばかり状況は違うかもしれませんが、お望み通り、あなたにお似合いの異性がお家に現れたのですよ?
泣いて喜んでもおかしくないですよね?
それはそうだけどって、ほら、やはりそうだったじゃないですか。
妄想と現実は違うって、なんだか難しいんですね。
では、ここは妄想の世界ってことにしましょうか。
それなら何にも怖いことなんてないし、私を呼んだのはあなたの寂しい気持ち。
夢願ったり叶ったりですよ?
……なんて言っても、ここは現実ですよね。
けれど、現実ならなおさら、これ以上の好機なんてないと思いますよ?
あなたの寂しさは、変わり映えのしない毎日と孤独のせい、なんですよね?
じゃなかったら、恋人がほしいほしいなんて妄想して、彼女持ちの友人に羨ましくも悔しいような態度なんて取りませんもの。
もちろんです。
私はあなたのことをずっと見てるんですから、家の中だけじゃなく、どこであったことだって知ってます。
あなたを幸せにしてあげたいんですもの。
何だって知ってあげなくちゃ。
だから、今、あなたが一番必要としてるものは、あなたの毎日に色を与えて、孤独を埋めてくれる存在だってわかるし、なってあげられる。
何より、自分で非リアと名乗るように今までの出会いはなく、自分から人を求めるようなことは苦手、ですよね。
本当は自分を大切にしてくれる人が欲しいのに、傷付くのが怖くて変われない。
そういう意味では、ため息をつきたくなるのは自分自身の情けなさでもあるんですよね。
わかりますよ。
私も、もっと早くあなたを救ってあげたかったのですが、緊張というものが邪魔して、こんなに遅くなってしまいましたから。
あなたの変われない弱さは、責めることじゃありませんわ。
変われないのなら、変えてあげればいい。
求められないのなら、与えてあげればいい。
それだけのことです。
そうやって手を差し伸べてあげられるのは、私だけ。
欲しいですよね?
あなたを愛してくれる素敵な素敵な、わ・た・し。
んふふ、遠慮なんか、しないでいいのに。
それとも、照れ隠しなのですか?
あるいは、強がり?
なんにせよ、無駄ですよ。
私はあなたの全てを知ってあげているのです。
今更自分の気持ちを隠したところで、本当の気持ちくらい容易く想像がついてしまいますから。
ですよね?
胸の奥では、興奮を抑えきれていないあなた?
……しかし、表面上のあなたがこうもまともに取り合ってもらえないとなると、いよいよ無視して、本音と会話してあげるしかなさそうですね。
心臓に手を当てて、聞いてみましょうか。
あなたは、私に愛されたいですよね?
んふふ、バクバクと耳にすら届きそうなくらい心臓ははっきりと答えてます。
満更でもないのなら、素直に言ってくれて構わないのに。
本当にあなたは、自分からものを求めるということが苦手なのですね。
そのせいで、沢山の幸せを我慢してきた。
私は、見てきましたよ。
あなたは、私にはわざと幸せから逃げようとしてるのではないかと思えるくらい、不器用な立ち回りをしていることが多々あります。
自分ではそれをわかっていないですよね。
よく見てください。
今だって、目の前には幸せがあるんです。
手を伸ばせば掴むことができる。
逃げないようにすることだって、簡単な幸せが。
けれど、目を背けて、あまつさえ逃げてしまうのが、今までのあなたでした。
答えは明らかなのに、見ていて、もどかしかったです。
幸せになりたいのなら、あなたは変わらなければいけない。
そのことは、あなた自身でもわかっていますよね。
今まで出来てなかった、素直に幸せを掴む、ということをしないと。
大丈夫です。
一人では変われなくとも、これからは私がいますから。
絶対に、導いてみせます。
さあ、私へと、手を伸ばして。
ええ、それでいいんです。
私に、あなたを幸せにさせてください。
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ライター情報
ヤンデレとか書きます。
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