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【ヤンデレ/妖狐】自分の事を母だと思い込んでいる一般異常ヤンデレ妖狐に誘拐されて子どもになる事を強要される
written by 霜月鷹
  • ファンタジー
  • ヤンデレ
  • 年上
  • お姉さん
  • 人外 / モンスター
  • 妖狐
公開日2024年09月03日 00:39 更新日2024年09月03日 00:39
文字数
1348文字(約 4分30秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
錯乱している妖狐
視聴者役柄
妖狐に攫われた人間
場所
妖狐の住処
本編
あら、目が覚めたのね。
お母さん、坊やがいなくなってとっても心配したのよ?
私が追いかけてもすぐ何処かへ行こうとしちゃうし……
次からはあんなこと、絶対にしちゃダメよ?

えっと……坊や?
どうしたのかしら……坊や、ここ最近はずっとだんまりね。
もしかして、何か嫌な事でもあった?
それとも、お母さんに良くないところがあったのかしら?
もしそうなら、ちゃんと教えてほしいな。
お母さん、次からは気を付けるから──え?

私はお母さんじゃない……?
元居た場所に帰してほしい……?

そう……
そんなこと言われるなんて……お母さん、とっても哀しいわ。
私、坊やの為を想っていっぱい頑張ったつもりだったのだけど……
ごめんなさい、次からはもっと頑張るようにするわ。

でも坊や、どうして「帰してほしい」なんて言うの?
坊やは生まれた時からずっと、このお屋敷で育ってきたじゃない?
お庭で遊んで、疲れたらお座敷でお昼寝して、ご飯を食べたら一緒にお風呂に入って……
ここが坊やの生まれた場所で、坊やの育った場所じゃない……それなのに、坊やは何処に帰ろうとしているの?
私が貴方を攫った?貴方には本物の親が居る?
あー……ごめんなさい。
お母さん、坊やが何を言ってるのか、よく分からないわ。 

やめて……お願い……!
それ以上何も言わないで……それ以上、お母さんを傷付ける事を言わないで!
坊やは私の事を「化け狐」だなんて言わない!
アナタは私想いの……お母さん想いの優しい坊やなの!

違う、違うわ……アナタは私の……私だけの子どもなのよ!
私がお腹を痛めて産んだ、血の繋がった親子……!
いつも一緒にいて、赤ちゃんの頃から私に抱っこされるのが好きだった……私の子ども……!
違う……嘘じゃない……嘘じゃない!

はぁ……はぁ……!
お母さんを困らせる悪い坊やには、お仕置きしなきゃ……!
これも坊やの為なんだから、ちゃんと我慢するのよ?

ふふ、痛いわよね~
でもね、お母さんも同じくらい痛いのよ?
大事な大事な坊やに手を上げるなんて、それだけで心が張り裂けてしまいそうなんだもの。
だからね、これ以上お母さんに痛い事されたくなかったら──

もう一度、私のかわいい坊やになってちょうだいね……?

ふふ、よくできました♪
やっぱりアナタは、私の愛おしい坊やだわ♪
ほら、こっちにおいで……酷いことしちゃった分、お母さんがいっぱいなでなでしてあげるわ。
よしよし、よしよし……痛かったわね、怖かったわね。
でも大丈夫よ、もう心配しないで。
お母さん、あんなひどい事はもう二度としないって約束するわ。
えぇ……本当よ。
坊やがお母さんの言う事を聞いてくれるなら、お母さんはず~っと優しくしてあげるわ。
ほら、坊やが大好きなモフモフの尻尾も使って、も~っと優しく包んであげる♪
よしよし、よしよし……もふもふ、もふもふ……うふふ♪

あら……坊や、もしかして震えているの?
うふふ、そんなに嬉しいのね。
かわいい……ほら、もっとぎゅ~ってしてあげる♪
うふふ、私の腕の中で小さく震えて……あぁ、とっても可愛いわよ♪


さてと……もう夜も遅いし、今日はこのまま寝ちゃいましょうか。
大丈夫よ、お母さんは坊やの事、絶対に離したりはしないわ。
ほら、お母さんの目を見て?
アナタと同じ色の綺麗な目……見てるとだんだん、眠くなってくるでしょう?
いいのよ、抵抗する必要なんてないわ。
そのままお母さんに包まれて、ゆっくりおやすみなさい。

私の愛おしい坊や……明日になったらまた、いっぱい遊びましょうね♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ヤンデレ/妖狐】自分の事を母だと思い込んでいる一般異常ヤンデレ妖狐に誘拐されて子どもになる事を強要される
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
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