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サラマンダー彼女との日常
written by 松平蒼太郎
  • カップル
  • 恋人同士
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
799文字(約 2分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
だーれだっ?……はい、正解。君の可愛い可愛い彼女さんだよ。

なんでこんなところにいるんだって、買い物に出かけたら、君をたまたま見かけただけだよ。

ま、実際は君がここに来ると思って待ち伏せしてたんだけどねー。

ふつうにあいさつするのもつまらないし、ちょっといたずらしちゃおうかなって思って。

あはは、ごめんごめん。それじゃお詫びの印に、はい。これ、あげる。

いいよ、気になるならここで開けても。……そ、セーターとマフラー。これから寒くなるからね。君のために編んじゃいました。

ちなみにそれ、なにでできてるかわかる?…うん、素材の話。わたしの彼氏なんだから、それくらいわかるよね?

はーい、時間切れ。正解はわたしの繭でした!あ、眉毛の方じゃないからね?

そそ、わたしはサラマンダーだから。自分の繭で編み物をするくらい、お茶の子さいさいなのです。

その布、火に強いっていうか不燃性だからね。火事になっても大丈夫!

冬は乾燥して火事も起きやすいからね。君を守るって意味も込めて作ってみました。

え、わたしの分?わたしの分は必要ないって。火事が起きても、燃えるどころか火を身体に纏(まと)うことができるし、なんなら食べられるから。

マフラーはふつうの大きさなんだなって、なになに、もしかして二人で巻けるくらいの大きさのやつを作るって期待してた?

ふふ、君にとっては残念だけど、わたしは体内に火を飼ってるからね。そんなわけで正直今も全然寒くないんだよねぇ。

それこそ本当は薄着でもいいくらいなんだけど、さすがに目立つから、それ相応の格好はしてるよ。

ん?あぁ、平気平気。体内の温度調節はうまくしてるから暑くないよ。心配してくれてありがとね。

だからさ、こうやって手を繋いでも大丈夫なわけ。

ねね、せっかくこうして会えたんだし、どっかで寄り道してかない?

そそ、デートのお誘い。時間があればでいいんだけど…

やった、ありがとう!じゃあ早速いこっか。まずはどこに行く?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
サラマンダー彼女との日常
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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