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耳かき店に行ったら巨人族の店員さんに遭遇した件
written by くるっくー
  • 耳かき
  • ファンタジー
  • 人外 / モンスター
  • 巨大娘
公開日2025年08月26日 20:36 更新日2025年09月23日 21:50
文字数
4082文字(約 13分37秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
耳かき店員(身長50m前後の巨人族)
視聴者役柄
耳かき店の客(人間)
場所
屋外(広場)
あらすじ
色々な種族が共存して暮らす世界。
耳かき店にふらっと寄ったあなた(人間)を応対したのは、何十メートルもの巨躯をもつ巨人族の店員さんだった――
本編
(SE:近づいてくる巨大な足音)
お待たせしました~。

お客様は……初めましてですよね?
大丈夫ですか? 私のこと怖くないですか?

ありがとうございます。じゃあ、今から座りますから、ちょっと気を付けてくださいね〜。
(SE:巨人がその場で座るときの轟音)
よいしょ、っと。

では、耳かきをしますので〜……私の太ももの上で、横になってもらえますか?
……ふふ、どうしました? こ・こ・に、寝転がるんですよ。耳かきといえば、膝枕ですからね。
さっ、どうぞ? よじ登るのが難しそうだったら、手伝ってあげますので。

あっ、別に靴は履いたままでもいいですよ!
お気遣い、ありがとうございます。


おー、自力で登ってこれましたね。そしたら、お好きなところで寝転がってください。
私的にはこの辺りがオススメですね~。常連さんはここが丁度いい弾力ってよく言ってくれます。

オッケーです。それでは、耳かきを始めていきます。
……はい! そのままでじっとしてもらえれば大丈夫ですよ。

(耳かき開始)

ふふ、すごいでしょう? どうやって耳かきするんだろうって疑問に思ったかもしれないですけど、実は普通に耳かきできちゃうんです。
私、手先の器用さには自信がありますから。

それに……ほら。この通り、ちゃーんと耳垢も取れています。
適当にほじくっている訳ではないんですよ~?

巨人族の子って、意外とみんな器用だったりするんですよ。
他の種族の方と関わっていると、自然とそういうのが身についてくるので。力加減とか。
とはいえ、耳かき屋で働いてるのはさすがに私ぐらいかなーって思いますけどね。大体みんな力仕事してますし。

私ですか? それはもう、ちっちゃい方たちと直接関わるお仕事がしたいと思っていたからここにしました。
……いやいや、私からしたら、皆さんが小さいんですよ! 人間の学者が名付けたから巨人族って言われてるだけで!
いやまぁ別にいいんですけどね。大きいって言われるのはむしろ嬉しいし。

話戻しますけど、私って昔から、どちらかというと巨人同士よりも他の友達と遊ぶことのほうが多かったので、そういう思いがあったのかなーって感じですね~。

……え? そうですね~……例えばー……あ、私の家に集まったときは、かくれんぼなんかよくしていましたね。
はい。私が鬼になって、私の部屋でかくれんぼをするんです。みんながベッドの下の隙間とかに隠れてるのを探すっていう。

……いや、そう思うじゃないですか~。最初はテーブルの脚とか、簡単なとこだったんですけど、段々みんなすごいとこに隠れ出すんですよ。
ぬいぐるみの中身に入り込んでたり、本棚の本の奥側に潜り込んだり。本って言っても、当然一冊一冊が大きいので、みんなで協力して本を一冊引っ張り出して、空いたところに一人入った後、またみんなで元に戻すんですよ。そこまでやるかって思いません?

あと、ハーピーの子が空飛べるんで、天井まで行って蛍光灯の裏にいたりとか。それは届かないからナシだろ!って禁じ手になったんですけどね。

一番すごかったのが、赤い服を着ていた子が、おんなじ赤い色のマットの上で横になって擬態していたっていう……そうですよ! 危ないですよ本当に! 一回、私の足が上を跨いでいってドキドキしたって言ってましたけど……それどころじゃないだろうって……。

ねー。今思うととんでもないことしてたなって感じですねー……。

あ、ここからは梵天に替えますねー。

(梵天開始)
お客さんは、この店にはどのぐらい来られたことがあるんですか?
……えっ! じゃあもしかして、初めての耳かき屋体験が私だったりします?
へ~! そうなんだぁ……ちょうどこの時間空いてたから、私が担当になったと思うんですけど、いつもはご指名頂いてっていうパターンが多いので、私も結構新鮮な感じがしてます、今。

えっ、ちなみに、この店には巨人の店員もいるってのは知ってました?
……あー、じゃあ、受付で初めて聞いて知ったと。……なんか、私が言うのもなんですけれど「やっぱやめとこうか」ってならなかったんですか?

……凄い! チャレンジ精神に溢れてるじゃないですか!
いやそんなことなくないですよ。それこそ常連の方だって、最初は「正直指名するのにちょっと勇気がいった」っておっしゃってますもん。えー、でも凄く嬉しいですー。興味を持ってくれたんだぁ。
そんな、感謝するのは私のほうですって。ありがとうございます。ご期待に応えられるようにがんばりますね~。


さっき、チャレンジ精神がどうとかって話をしましたけど、私を雇ったこのお店も、中々にぶっ飛んでるなって思いません?
あ、同じこと思ってました? そうですよね!
私、何も考えてなかったから、募集要項に身長制限がなかったから大丈夫でしょって応募したんです。なぜか書類通ったんですけど。
で、当然面接では「この店の客は主に人間なんだけど、人間の耳かきなんてできるの?」って聞かれて……。でも「そのA4サイズの履歴書を自分で書いた程度には細かい作業は得意です」って言ったら納得してくれました。
で、建物の中に入れない問題も、ちょうど使われてない広場が近くにあるから、借りれば使えそうってなって。そのまま採用……って。

……ですよねー……。この話よくするんですけど、今のところ全員からそういうツッコミが返ってきます。


では、耳にふーってしますので、吹き飛ばされないようにしっかりしがみついてくださいねー。
……冗談です♪ ちゃんと加減しますって。

(耳に息を吹きかける)
ふーっ……。

はい、そしたら反対側を向いてください。
(反対側の耳かき開始)

ところで、私を指名してくれる方って、巨大な子がタイプっていう方が多い……というかほぼ全員そうなんですけど、お客さんはそうではないってことですよね?
今すごく気になってるんですけど、実際どうですか? なんというか……この、太ももに寝転がる感じとか。巨人とこうして触れ合うこと自体、怖くないかなーとか。
あ、正直に言ってくれて大丈夫ですよ!

……ふん……はいはい……あー……。

なるほどー。ありがとうございます。とても参考になります。
いやー、こういうフラットな意見、とても貴重なんですよ。常連さんはみんな、こう……アブノーマルな……アブノーマルって言っちゃアレだな、まあ、ちょっとだけ個性的な方たちなので。
最初に膝枕に上がってもらうとき、私が運んであげずに自分で登らせたじゃないですか? ああいうちょっとした意地悪をすると、喜んでくれる方が多いんです。
……ふふ、なんとなく察しました? 最初はこう、包み込んであげるようなイメージで、優しく丁寧に接してたんですが、どっちかというと翻弄されてみたいって声が多くて。要はそういうことですね。

ああそうだ、あと、さっき反対の耳を向けてもらったときなんですけど、あそこで寝返らずにそのままでいる方がいて。そのときに私が片手でお客さんをつまんで、くるっとひっくり返してあげると、嬉しそうにしてたりとかもありますね。なんか、軽々と持ち上げられたりすることにドキドキするらしくて。
それ聞いて、へーって、色んな人がいるな〜って思いましたね〜。まぁ、それも含めて可愛いなーって思うので、全然オッケーなんですけどね。

……あっ。つい楽しくなってなんか変な話しちゃいましたけど、引いてたりしないです?
……えっ、わかっちゃいます!? それはそれで……もしかしたらお客さん、素質あるのかもしれませんね〜……。
(呟くように)ちょっと後で試してみようかな……。

ああ、よく常連さんからリクエストされるやつがあって、お客さんで試してみたいなーって思ったんですけど、いいですか? 一応言うと危ないこととかじゃないですよ!
……ふふっ。わかりました〜。じゃあ、何をするかはこの後をお楽しみにということで。

それでは、こちらも梵天していきますね〜。
(梵天開始)

ところでなんですけど、お客さんさっきから何回か、手のひらを私の太ももにギュッと押し込んでますよね。
あーいえいえ! 全然謝ることじゃないです! 太ももの感触、気に入ってもらえたんだなーって思って。
よかったら、もっとグッと押し込んでみてください。……ふふ、いい感じの反発力じゃないですか?
この太ももマットレス、店で私だけの特権ですから。積極的にアピールしていこうと思ってる次第です。

もし、またここに来られる機会があればの話なんですけど、耳かきなしで膝枕で寝るだけっていうのもできて。これ私的に結構オススメしてるんです。
はい。時間と料金は同じになっちゃうんですけど、耳かきがない代わりにちょっとしたサービスをしてあげてます。
ちょっと一瞬だけ、梵天止めてもいいですか?
(梵天中断)
こんな風に、手のひらで掛け布団をしてー……親指で頭をなでなで……って。
(梵天再開)
これ、殆どの方が寝落ちしちゃいます。それはもうスヤスヤと。
せっかく来て寝落ちしちゃうのって、ちょっともったいない感じもしますけど、是非一度試してみてほしいです。勿論、耳かきもオススメなんですけどね。


ふふっ、さっきので本当に眠っちゃいそうですかー? いいですよー寝ちゃっても。……といっても、今日はもう残り時間が少ないですけど。

でもお客さん、あんまり油断してウトウトしてると……。
(耳元に近づいて)
食べちゃうぞ♡

あはは! びっくりしました?
これが例の、よくリクエストされるやつです。
流石に本当に食べられたい訳じゃないでしょうけど、ゾクッとしてたまらない、って言われますねー。
しました? ゾクッて。

……あー、その反応はもう、アレですね。お客さん、ちょっとだけ個性的な方たちの仲間入りです。

あ、当然なんですけど、私、間違っても本当に食べたりしないですからね?
私っていうか、同族みんな、って言ったほうがいいか。そこは流石に宣言しておかないと、誤解されたら大変なので。

じゃ、ふーってしますよー。
(耳に息を吹きかける)
ふーっ……。

はい、お疲れ様でした!
そしたら、地面に下ろしますので、私の手に乗ってもらえますか?
……ふふっ、ダメですよー? もうお時間ですから、観念して起き上がってください。うりうり。

ん、ゆっくり下ろして……と。
……いえいえ! こちらこそ、初めましてで緊張しましたけど楽しかったです~!
どうかお気をつけてお帰りくださいね〜。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
耳かき店に行ったら巨人族の店員さんに遭遇した件
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
くるっくー
ライター情報
名義変更しました。(普段のHNと表記変えてたけどややこしくなるだけだったので統一します)
くるっくぅ→くるっくー

耳かきで負ける、屈服させられるシチュエーションが大好きです。

・台本を使用される場合について
ご不明点等あればお気軽にご連絡ください。
トラブル回避目的で、有償販売はとりあえず△にしています。

PixivID:28917751
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