- 告白
- ラブラブ
- 甘々
- 姉
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2145文字(約 7分9秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
お姉ちゃんと弟が離れ離れで過ごすのって、良くないと思うの。だって、兄弟って、一番身近で一番大切な、唯一の存在でしょう? それって、運命じゃない? いいえ、運命なのよ。
本編
こんにちは~、お邪魔します。
一人暮らしの男の子の部屋にしては、結構片付いてるね。
実家にいたころは、片付け苦手そうだったからちょっと心配してたの。
キミもちゃんと大人になってるんだねぇ。
大学生なんてまだまだ子供と思ってたけど、違うんだ。
安心したけど、何だかちょっと寂しいなぁ。
大切な弟が、一人立ちしていっちゃうみたいで……
お姉ちゃんが一緒に住もうか? って何度も聞いたのに、
絶対いや、なんて言うんだもの。
遅れてきた反抗期なのかしら、ってずっと悩んでたんだよ?
でも、こうしてお家に招いてくれたから、少し安心した。
あーっ! 嫌われた訳じゃなかったんだなぁ、って思ったら、やっと息が吸えるようになってきたよ。
にしても、お部屋片付いてるって言うか、なーんにもないね。
これじゃ呼べないでしょ。
誰をって、お友達とか……その、彼女、とか。
……いないの? 本当?
……んふ。あ、ごめん、笑ってない……んふふ。
だめだ、口元ゆるんじゃう。
だってー、一人暮らしなんて始めたらぜ~ったい!
彼女作って連れ込むと思ってたんだもん!
大事に大事に育んできたとは言え、そういう事にはやっぱり憧れるでしょう?
だから、キミがまだ汚れてないって知って、嬉しくなっちゃった。
え~、ここ数年で一番嬉しいかも。
あぁ、これなら安心して本題に入れるわ。
もし彼女がいたらまず別れさせるって言う一手間が必要だったからね。
家を出て行ったあの日から、今日まで色々考えてたんだから。
ね、お姉ちゃんね、やっぱり今日からここに住もうと思うの。
もちろん家賃も生活費も私が出すし、
キミはただ学生業に専念してくれれば良いから。
大丈夫、これでも普通以上には稼いでるんだよ?
大切な弟の学費に、って思ってためてたのに、
ママとパパが出しちゃったから、その分全額貯金してあるし。
それに、一人暮らしって家事も大変でしょう?
私、料理も掃除も大得意だし、味の好みも勿論知り尽くしてるし。
良い事しかないでしょ? ね?
……何で嫌そうな顔してるの?
嫌だ、ってそんな……やっぱり反抗期なのかしら。
……自立したい?
自立、ねぇ。そういうの、お姉ちゃんはまだ早いと思うなぁ。
確かに大人になってきてるとは言え、まだまだ一人立ちには遠いでしょう?
それに、お姉ちゃんと弟が離れ離れで過ごすのって、良くないと思うの。
だって、兄弟って、一番身近で一番大切な、唯一の存在でしょう?
それって、運命じゃない? いいえ、運命なのよ。
だから、離れ離れになんて、なっちゃいけないの。
起きてる時も、眠るときも、ずっとずーっと隣にいるべきなの。
勿論、お互い彼女より、彼氏より大切にしなきゃいけないし、
何ならそんなの作らないほうがずっと良いんだよ。
だって、弟の事を一番知ってるのは、お姉ちゃん以外にいないでしょう?
そうしたら、一番大切で、愛おしいのは、お姉ちゃんのはずでしょう?
キミは、そうじゃないの?
……そう、それは困ったわね。
世間の言う所の常識とか、兄弟は愛し合っちゃいけないとか。
そんなくだらない言葉に毒されてしまってたのね。
今まで気づかなくてごめんね、私としたことが。
今からキミに入り込んだ毒を、お姉ちゃんが解毒してあげるから。
安心して、怖い事なんて何もないよ。
それはすごく幸せで、正しい事なの。
ね、だから、昔みたいに、お姉ちゃんの腕の中に入っておいで。
ぎゅうって優しーく、抱きしめてあげる。
ほら、ぎゅーっ。
ふふ……いいこ、いいこ。
温かくて、落ち着くね。二人の心臓の音、トクン、トクンって、重なってる。
こうしていると、昔に戻ったみたい。
お姉ちゃん大好き、お姉ちゃんと結婚する~って言ってくれてた、あの頃に。
私ね、キミが大好きだよ。
大切で、愛おしくて……本当に、誰よりも特別な存在。
キミより少し早く大人になって行く中で、
弟とは普通のカップルみたいな幸せを手に入れる事は出来ない、って知ったの。
だから、遠くからでも良い、幸せを見守っていたい、って思ってたけど。
離れてみて、やっと気づいた。
そんなの嫌だって、キミを幸せにするのは私が良いって。
だからね、お姉ちゃんの事、好きになって欲しいの。
家族として、兄弟として、女性として。
キミが他の女の子を好きになるなんて、考えただけで嫉妬しちゃうし。
いつかその人と結婚して、子供が生まれて……なんて、もう想像したくもない。
お姉ちゃんの全部、キミにあげる。
だからね、一つだけ、キミの愛をちょうだい。
悪い事なんて何もないよ、兄弟が愛し合うのは当然の事だもの。
だから、ね。もう他の子の事なんて見ないで。
私だけを見て、愛して、求めて?
さっきから、心臓の音、どんどん早くなってるのわかるよ。
意識、してるんだよね。
こうなること、少しは予想してた?
お姉ちゃんとそういう関係になること、想像した?
ふふ……好きだよ。大好き。
いっぱいいっぱい、愛してる。
私は昔からずっとキミを、キミだけを愛してる。
ねえ、同じように……思ってくれてる?
……うん。
よかった、その答えが聞けて。
これから先、どんな辛い事があっても、お姉ちゃんが守ってあげるから。
だから、ずっとずっと、二人でいようね。
一人暮らしの男の子の部屋にしては、結構片付いてるね。
実家にいたころは、片付け苦手そうだったからちょっと心配してたの。
キミもちゃんと大人になってるんだねぇ。
大学生なんてまだまだ子供と思ってたけど、違うんだ。
安心したけど、何だかちょっと寂しいなぁ。
大切な弟が、一人立ちしていっちゃうみたいで……
お姉ちゃんが一緒に住もうか? って何度も聞いたのに、
絶対いや、なんて言うんだもの。
遅れてきた反抗期なのかしら、ってずっと悩んでたんだよ?
でも、こうしてお家に招いてくれたから、少し安心した。
あーっ! 嫌われた訳じゃなかったんだなぁ、って思ったら、やっと息が吸えるようになってきたよ。
にしても、お部屋片付いてるって言うか、なーんにもないね。
これじゃ呼べないでしょ。
誰をって、お友達とか……その、彼女、とか。
……いないの? 本当?
……んふ。あ、ごめん、笑ってない……んふふ。
だめだ、口元ゆるんじゃう。
だってー、一人暮らしなんて始めたらぜ~ったい!
彼女作って連れ込むと思ってたんだもん!
大事に大事に育んできたとは言え、そういう事にはやっぱり憧れるでしょう?
だから、キミがまだ汚れてないって知って、嬉しくなっちゃった。
え~、ここ数年で一番嬉しいかも。
あぁ、これなら安心して本題に入れるわ。
もし彼女がいたらまず別れさせるって言う一手間が必要だったからね。
家を出て行ったあの日から、今日まで色々考えてたんだから。
ね、お姉ちゃんね、やっぱり今日からここに住もうと思うの。
もちろん家賃も生活費も私が出すし、
キミはただ学生業に専念してくれれば良いから。
大丈夫、これでも普通以上には稼いでるんだよ?
大切な弟の学費に、って思ってためてたのに、
ママとパパが出しちゃったから、その分全額貯金してあるし。
それに、一人暮らしって家事も大変でしょう?
私、料理も掃除も大得意だし、味の好みも勿論知り尽くしてるし。
良い事しかないでしょ? ね?
……何で嫌そうな顔してるの?
嫌だ、ってそんな……やっぱり反抗期なのかしら。
……自立したい?
自立、ねぇ。そういうの、お姉ちゃんはまだ早いと思うなぁ。
確かに大人になってきてるとは言え、まだまだ一人立ちには遠いでしょう?
それに、お姉ちゃんと弟が離れ離れで過ごすのって、良くないと思うの。
だって、兄弟って、一番身近で一番大切な、唯一の存在でしょう?
それって、運命じゃない? いいえ、運命なのよ。
だから、離れ離れになんて、なっちゃいけないの。
起きてる時も、眠るときも、ずっとずーっと隣にいるべきなの。
勿論、お互い彼女より、彼氏より大切にしなきゃいけないし、
何ならそんなの作らないほうがずっと良いんだよ。
だって、弟の事を一番知ってるのは、お姉ちゃん以外にいないでしょう?
そうしたら、一番大切で、愛おしいのは、お姉ちゃんのはずでしょう?
キミは、そうじゃないの?
……そう、それは困ったわね。
世間の言う所の常識とか、兄弟は愛し合っちゃいけないとか。
そんなくだらない言葉に毒されてしまってたのね。
今まで気づかなくてごめんね、私としたことが。
今からキミに入り込んだ毒を、お姉ちゃんが解毒してあげるから。
安心して、怖い事なんて何もないよ。
それはすごく幸せで、正しい事なの。
ね、だから、昔みたいに、お姉ちゃんの腕の中に入っておいで。
ぎゅうって優しーく、抱きしめてあげる。
ほら、ぎゅーっ。
ふふ……いいこ、いいこ。
温かくて、落ち着くね。二人の心臓の音、トクン、トクンって、重なってる。
こうしていると、昔に戻ったみたい。
お姉ちゃん大好き、お姉ちゃんと結婚する~って言ってくれてた、あの頃に。
私ね、キミが大好きだよ。
大切で、愛おしくて……本当に、誰よりも特別な存在。
キミより少し早く大人になって行く中で、
弟とは普通のカップルみたいな幸せを手に入れる事は出来ない、って知ったの。
だから、遠くからでも良い、幸せを見守っていたい、って思ってたけど。
離れてみて、やっと気づいた。
そんなの嫌だって、キミを幸せにするのは私が良いって。
だからね、お姉ちゃんの事、好きになって欲しいの。
家族として、兄弟として、女性として。
キミが他の女の子を好きになるなんて、考えただけで嫉妬しちゃうし。
いつかその人と結婚して、子供が生まれて……なんて、もう想像したくもない。
お姉ちゃんの全部、キミにあげる。
だからね、一つだけ、キミの愛をちょうだい。
悪い事なんて何もないよ、兄弟が愛し合うのは当然の事だもの。
だから、ね。もう他の子の事なんて見ないで。
私だけを見て、愛して、求めて?
さっきから、心臓の音、どんどん早くなってるのわかるよ。
意識、してるんだよね。
こうなること、少しは予想してた?
お姉ちゃんとそういう関係になること、想像した?
ふふ……好きだよ。大好き。
いっぱいいっぱい、愛してる。
私は昔からずっとキミを、キミだけを愛してる。
ねえ、同じように……思ってくれてる?
……うん。
よかった、その答えが聞けて。
これから先、どんな辛い事があっても、お姉ちゃんが守ってあげるから。
だから、ずっとずっと、二人でいようね。
クレジット
ライター情報
個人Vtuberをしながら台本やシナリオを執筆しています、くろんです。
得意ジャンルはヤンデレ、退廃、インモラル。
流行りものも書きます。
お役に立ちましたら幸いです。
得意ジャンルはヤンデレ、退廃、インモラル。
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お役に立ちましたら幸いです。
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