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お家デートの体で迫る同級生
written by 夜木嵩
  • 甘々
  • 学生
  • 同級生
  • ヤンデレ
公開日2021年07月10日 11:16 更新日2021年07月10日 11:16
文字数
2051文字(約 6分51秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
初彼氏ができた同級生
視聴者役柄
恋愛経験なしの少年
場所
あなたの家
あらすじ
今度、初めてのお家デートを前に君で練習がしたいという彼女。
本当の彼氏がいるのに危険なまでに彼女は迫って来る。
本編
「お邪魔しまーす。
えへへ、男の子の家に上がるのって、初めてなんだよね。
そう。彼氏の家より先に君の家に来ちゃった。
やっぱり、他人の家って緊張するなー。

いやー、相談したいことがあるからって家に招かせちゃってごめんね。
そ・の・か・わ・り、いいことあるかもよ?
えー? 何かは教えなーい。
でも、期待していいからね。

あ、それとは別に、家にお邪魔するからってお菓子作ってきたんだ!
え? いいのいいの、私こういうの得意だから。

うん。それじゃあ君の部屋に行こっか。

えへへ、初、男の子の部屋……
へー、思ってたよりは片付いてるね。
え? さっき整理した?
私のためにわざわざごめんね。

あ、飲み物?
水でもなんでもいいよ。

ごめんね、わざわざ私のために飲み物まで用意させちゃって。
って、水でいいって言ったのにジュースだなんて。
……ありがと。

それじゃあ、男の子の部屋に来たわけだし、ベッドの下を見てみようかな。
……ダメ? ふーん、そういうことなんだ。
私は、いいと思うよ?
そういこと、考えちゃうお年頃だもんね。

……ってあれ、これ、服?
なんか、いろいろと散乱してる……
あ、ああ、床に散らばってたものをここに一旦置いたんだね……
なんか、ごめんね。
君にあらぬ疑いを掛けちゃって。

そろそろ、相談の話しよっか。
相談というか、お願いに近いんだけどさ。
恋愛的なことなんです。

あ、いやいや、恋愛経験がありそうだからって聞いてるわけじゃないの。
というか、君が恋愛経験が全くないっていうのは知ってるから。
ただ単純に、男の子の思考回路を知りたいだけだもん。
私も彼も、初めての恋人だから、経験豊富な人に聞くよりいいかなって。

ありがとう。
お願いなんだけどね、君で、おうちデートの練習をしていいかなって。

え? 練習するものなのかって?
……だって、外のデートとは違うんだもん。
映画なら映画館に行って見たい映画を見ればいいし、遊園地なら乗りたいアトラクションに乗ればいい。
でも、お家ですることを考えなきゃって思うと、何にもできない気がするんだよ。

え? 何にもしなくてもいい?
で、でも、スキンシップの取り方とか……泊まったりとかするわけだし……いろいろと、難しいことがあるの。

ね? お願い。
君は一日恋人体験ってことで、後で感想を教えてくれればいいから。
ううん、泊まったりはしないよ?
出来れば、夕飯ぐらいは振る舞ってあげようとは思うけど……
私、お菓子専門だから、ちょっと自信ないし……

え? 男の子はちょっとくらい気にしない?
でも、私が気にするから。
うん、ありがとう。
それじゃあ、今日はよろしくね。

……って、早速何をすればいいかわからないんだけど。
いちゃついたり、すればいいのかな。

……ぎゅーっ。

どうかな。流石にキスとかは、彼にしかしてあげられないけど。
そっか、よかった。

そうだ、作ってきたお菓子、食べよっか。
はい、どうぞ。クッキーだよ。
あ、君、このためにジュースにしたんだね?
ふふふっ、そんな期待されちゃってたんだ。

でも、勘違いしないでよ?
あくまでも、彼のための練習だからね?
……もちろん、一生懸命作ったけど。

はい、召し上がれ。
どう? おいしい?

うん。頑張って作った甲斐があったよ。
これなら、彼にも安心して作れるかな。

いや、一緒に作ってみるっていうのはどう思う?
時間潰しにもなるし、一緒に作るのって楽しそうだし。
え? 私のおいしいのを食べさせた方がいい?
そうなんだ。じゃあ、せいぜいオーブンの操作ぐらいかな。
でも、それぐらいだったら私からのプレゼント、みたいにして作ってあげた方がいいか。そうだね。

……ねえ、どうしたの?
さっきから様子、おかしいけど。
え? 体が熱くて、力が入らない?

そっか。もう効いてきたんだね。

え? どういうことって、身体の異変のこと?
それはね、惚れ薬のせいだよ。
クッキー、食べちゃったもんね。

ねえ、今、君の身体、自由に動かせないよね。
えへへ、私が抱き締めちゃったら逃げられないね。

このまま君をどうしちゃおっかなー?
今の君は私にされるがままだもんね。
このチャンスを有効に使わないともったいないよ。

それじゃあ、キス、する?

え? さっきダメって言ってた?
そっか、君はそういうところ、しっかりしてるんだね。素敵だよ。
でも、本当はそんなの、どうでもいいんだ。

だって私、彼氏いないもん。
え? でも付き合ってるっていう話は学校で広まってる?
そうだね。
あれ、彼に協力してもらって、付き合ってるっていうことを広めたんだもん。

君さ、私が君と二人きりになろうとすると、“僕と付き合ってるように見られたら、嫌でしょ”って、遠慮のつもりなんだか、すぐ逃げちゃうでしょ?
だから、他に彼氏がいるってことにして会えば、いいかなって思ったの。
そしたらこうして君の部屋にまで入れちゃって、本当、ガードが甘いよね。

まあ、それだけ鈍感だから、私が好きで近付こうとしたことにも気付かなかったんだもんね。
私、君と付き合いたいんだよ? いや、もっとその先も期待してるの。

ね? 今日は折角のおうちデートなんだから、いっぱい、愛し合おうよ。
遠慮は、いらないからね」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
お家デートの体で迫る同級生
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
夜木嵩
ライター情報
ヤンデレとか書きます。

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