- ヤンデレ
- アイドル
公開日2021年08月22日 17:00
更新日2021年09月08日 07:19
文字数
2263文字(約 7分33秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
あなたを好きなアイドルのメンバー
視聴者役柄
アイドルグループのマネージャー
場所
指定なし
あらすじ
マネージャーである貴方は、新曲の詞を書くことになったメンバーの提出した詞について気になって呼び出した。貴方への愛を綴っていた彼女は、その場で恋愛禁止の掟を無視して迫ってくる……
本編
あ、はい、マネージャーさん、お話があるんですか?
ちょっと空いている部屋に来て欲しい?
……それって、大丈夫なんですか? 私を一人にして、何かいけないこと企んでたりしてません?
大丈夫です。万が一そういう裏切りをしてきても受け入れます。
ふふっ、冗談ですよ。私、マネージャーさんのことは信用してますから。
それじゃあ、行きましょうか。
(間 @空き部屋へ)
それで、マネージャーさんのしたい話ってなんですか?
ああ、この前提出した新曲の歌詞について、ですね。
どこか、変えた方がいいところありましたか?
私としては上手く書けたかなとは思ってるんですけど……
え、ファンのための曲になってない?
そうですか……
確かに、ファンのためというよりも私の気持ちを曝け出しすぎた気もします。
やっぱりよくないんですね、すみません。
はい、歌詞について気になることがある、ですか。
はぁ、この歌詞の恋にはモデルがいるように思える?
そうですね。私、ゼロから歌詞を作るのは出来そうになかったので、モデルはありますよ?
そのモデル、分かりませんか?
はい、そうです。
私の、マネージャーさんへの恋心です。当然実話ですよ?
えっ、驚いちゃってどうしたんですか?
もしかして、私がマネージャーさんを好きって気付いてなかったんですか?
結構私、あなたへの気持ちを隠さずに振る舞ってたと思うんですが、気付いてなかったんですね……
いえ、それを責めるつもりはないんです。
男性って恋に鈍感な生き物だっていうのはよく聞く話じゃないですか。
だから、私も気付いてくれたら嬉しいなってぐらいでしかなかったです。
まあ、カミングアウトしちゃったからにはこの際はっきり言わせてもらいますね。
マネージャーさん、私、あなたのことを心から愛してます。だから、仕事としてじゃなくて、男女として付き合ってください!
え、ダメ……ですか?
ああ、アイドルだから恋愛するのはマズいってことなんですね。
別によくないですか?
アイドルの恋愛が何ですか! 私がアイドルだろうと私は私です! マネージャーさんを好きなのが私なんです!
堂々とマネージャーさんが好きってステージ上で言ってやりますよ! それでファンが減るなら結構! ファンなら推しの幸せを願えってもんです!
はぁ、それもマズいんですか。
アイドルなんて、脚光を浴びてもしがらみだらけで幸せなんて掴めたものじゃありませんね……
私、決めました。
マネージャーさんと恋愛するためにグループ抜けます! アイドル引退してやりますよ!
それなら何の問題もありませんよね?
メンバーには申し訳ないですけど、恋愛禁止の表舞台から降りさせていただきます。
グループの裏方としてマネージャーさんと一緒に支える役回りならいくらでも引き受けますよ。
ダメって、はぁ、あなたまで利権主義ですか? 私が一番の人気メンバーだから、突然抜けられるのは困るし、引退なんてタレントとしても勿体ないって。
まあ、わかりますよ。ここで必死に引き留めなければ、女をビジネスの道具としてしか見られないプロデューサーさんに怒られるんですよね。
ただ、私は残念ながら、あなたへの愛ゆえに意志は固いんです。
アイドル生活を続けて手に出来る幸せよりも、マネージャーさんと二人で生きていける幸せの方が私はいいんです。
そもそも、私がどうしてここまでアイドルを続けているか知ってますか?
まあ、知ってたらこんなこと聞く必要ないと思いますけど。
そうですよね。教えてあげます。
私、マネージャーさんに完璧なアイドル姿を見せるためにステージに立ち続けてたんですよ?
日々私たちのために力を尽くして、私たちのために親身になってくれるあなたのことを、私はもう一人のメンバーとして大切に思ってました。
今まで、その感謝を還元するためには、より華々しく洗練されたアイドルとしての姿を見せてあげることが一番なんじゃないかって思ってたんです。
ステージでの姿を陰で見ているあなたはいつも、最高のアイドルだよ! って笑って楽屋で迎え入れてくれましたよね。
そうやって喜んでくれるから、頑張ってくれているマネージャーさんにご褒美を与えるつもりだったんです。
でも、いつしか、その笑顔を見たいがために頑張っている私がいることに気付いたんです。
最高の笑顔のために、最高のアイドルを演じたい。
とっくにファンのためのアイドルなんかやってなかったんです。
もう何年も、私はあなたのためのアイドルだったんですよ?
だから、あなたへの愛を禁じられたら、私は私の存在意義を失うんです。
絶対に、マネージャーさんへの愛なくして私は生きていけません。
それでもマネージャーさんは私を否定しますか?(涙を堪えるように)
ふふふっ、板挟みですね。
プロデューサーたちからは辞めさせるなっていう圧力があって、私からは辞めさせてくれって迫られて、答え、出せませんよね?
それなら、私が答えを決めさせてあげます。
(アイドル、マネージャーを押し倒す)
ここで事実を作ってしまえば、あなたでも後戻りできなくなるってことくらい、わかりますよね?
だって、マネージャーと関係を持ってるアイドルなんて、スキャンダルで消されてしまうんですから。
これでもアイドルを続けろなんて、流石にプロデューサーさんだって言えませんよ。
あ、これだとあなたも無事では済まされないんですよね。
でも、事の発覚する前に一緒にこの業界を出て行ってしまえば別に何の問題もなく生活できますよ。
簡単な選択です。
今から私たちは男女の関係になります。
マネージャーを続けるか、私の旦那さんになるか、選んでください。
ちょっと空いている部屋に来て欲しい?
……それって、大丈夫なんですか? 私を一人にして、何かいけないこと企んでたりしてません?
大丈夫です。万が一そういう裏切りをしてきても受け入れます。
ふふっ、冗談ですよ。私、マネージャーさんのことは信用してますから。
それじゃあ、行きましょうか。
(間 @空き部屋へ)
それで、マネージャーさんのしたい話ってなんですか?
ああ、この前提出した新曲の歌詞について、ですね。
どこか、変えた方がいいところありましたか?
私としては上手く書けたかなとは思ってるんですけど……
え、ファンのための曲になってない?
そうですか……
確かに、ファンのためというよりも私の気持ちを曝け出しすぎた気もします。
やっぱりよくないんですね、すみません。
はい、歌詞について気になることがある、ですか。
はぁ、この歌詞の恋にはモデルがいるように思える?
そうですね。私、ゼロから歌詞を作るのは出来そうになかったので、モデルはありますよ?
そのモデル、分かりませんか?
はい、そうです。
私の、マネージャーさんへの恋心です。当然実話ですよ?
えっ、驚いちゃってどうしたんですか?
もしかして、私がマネージャーさんを好きって気付いてなかったんですか?
結構私、あなたへの気持ちを隠さずに振る舞ってたと思うんですが、気付いてなかったんですね……
いえ、それを責めるつもりはないんです。
男性って恋に鈍感な生き物だっていうのはよく聞く話じゃないですか。
だから、私も気付いてくれたら嬉しいなってぐらいでしかなかったです。
まあ、カミングアウトしちゃったからにはこの際はっきり言わせてもらいますね。
マネージャーさん、私、あなたのことを心から愛してます。だから、仕事としてじゃなくて、男女として付き合ってください!
え、ダメ……ですか?
ああ、アイドルだから恋愛するのはマズいってことなんですね。
別によくないですか?
アイドルの恋愛が何ですか! 私がアイドルだろうと私は私です! マネージャーさんを好きなのが私なんです!
堂々とマネージャーさんが好きってステージ上で言ってやりますよ! それでファンが減るなら結構! ファンなら推しの幸せを願えってもんです!
はぁ、それもマズいんですか。
アイドルなんて、脚光を浴びてもしがらみだらけで幸せなんて掴めたものじゃありませんね……
私、決めました。
マネージャーさんと恋愛するためにグループ抜けます! アイドル引退してやりますよ!
それなら何の問題もありませんよね?
メンバーには申し訳ないですけど、恋愛禁止の表舞台から降りさせていただきます。
グループの裏方としてマネージャーさんと一緒に支える役回りならいくらでも引き受けますよ。
ダメって、はぁ、あなたまで利権主義ですか? 私が一番の人気メンバーだから、突然抜けられるのは困るし、引退なんてタレントとしても勿体ないって。
まあ、わかりますよ。ここで必死に引き留めなければ、女をビジネスの道具としてしか見られないプロデューサーさんに怒られるんですよね。
ただ、私は残念ながら、あなたへの愛ゆえに意志は固いんです。
アイドル生活を続けて手に出来る幸せよりも、マネージャーさんと二人で生きていける幸せの方が私はいいんです。
そもそも、私がどうしてここまでアイドルを続けているか知ってますか?
まあ、知ってたらこんなこと聞く必要ないと思いますけど。
そうですよね。教えてあげます。
私、マネージャーさんに完璧なアイドル姿を見せるためにステージに立ち続けてたんですよ?
日々私たちのために力を尽くして、私たちのために親身になってくれるあなたのことを、私はもう一人のメンバーとして大切に思ってました。
今まで、その感謝を還元するためには、より華々しく洗練されたアイドルとしての姿を見せてあげることが一番なんじゃないかって思ってたんです。
ステージでの姿を陰で見ているあなたはいつも、最高のアイドルだよ! って笑って楽屋で迎え入れてくれましたよね。
そうやって喜んでくれるから、頑張ってくれているマネージャーさんにご褒美を与えるつもりだったんです。
でも、いつしか、その笑顔を見たいがために頑張っている私がいることに気付いたんです。
最高の笑顔のために、最高のアイドルを演じたい。
とっくにファンのためのアイドルなんかやってなかったんです。
もう何年も、私はあなたのためのアイドルだったんですよ?
だから、あなたへの愛を禁じられたら、私は私の存在意義を失うんです。
絶対に、マネージャーさんへの愛なくして私は生きていけません。
それでもマネージャーさんは私を否定しますか?(涙を堪えるように)
ふふふっ、板挟みですね。
プロデューサーたちからは辞めさせるなっていう圧力があって、私からは辞めさせてくれって迫られて、答え、出せませんよね?
それなら、私が答えを決めさせてあげます。
(アイドル、マネージャーを押し倒す)
ここで事実を作ってしまえば、あなたでも後戻りできなくなるってことくらい、わかりますよね?
だって、マネージャーと関係を持ってるアイドルなんて、スキャンダルで消されてしまうんですから。
これでもアイドルを続けろなんて、流石にプロデューサーさんだって言えませんよ。
あ、これだとあなたも無事では済まされないんですよね。
でも、事の発覚する前に一緒にこの業界を出て行ってしまえば別に何の問題もなく生活できますよ。
簡単な選択です。
今から私たちは男女の関係になります。
マネージャーを続けるか、私の旦那さんになるか、選んでください。
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ライター情報
ヤンデレとか書きます。
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