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対抗心と征服欲、乱れるライバル
written by 夜木嵩
  • ヤンデレ
  • 同級生
  • 拘束
公開日2021年09月17日 18:00 更新日2021年09月17日 17:58
文字数
2188文字(約 7分18秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
あなたに対抗心を燃やす女子生徒
視聴者役柄
学年一の優等生
場所
彼女の部屋
あらすじ
学校は試験の近付く頃、学年1位を争うあなたに彼女は対抗心を抱いていた。
けれど、彼女の勝ちたいという気持ちはどこかで狂いが生じていて、あなたを服従させるよう企んだ……
本編
 (チャイム)

はぁ……とうとう明日からテストだな。
どうせ君は今回も余裕、なんだろ?

ふーん、その手には乗らない。
前回もそう言って完膚なきまでに叩きのめされたからな。

そもそも誰が何をしようと自分の力を伸ばす、出来ることはそれだけだ。
だがもちろん、今までの雪辱は晴らさせてもらおう。
今回そこは私が勝つ。

ちっ、また君は興味のなさそうな顔か……
たまには勝負ぐらい受けてくれよ、つまらないなぁ。

勉強は勝負するものじゃないって、モチベーションの作り方も大事だし、受験なんてモロ勝負だと思うんだが?

そこがゴールじゃないって言われたら、返す言葉はないけど……

……ちなみに、君が勝負を受けないのは負けるのが怖いから、だったりして。
私失望とかしないから正直に言ってみ?

被疑者は未だ黙秘。今夜は長くなりそうだ。
……なんて、望んでもない勝負に強引に引きずり込むのは私も何か違うと思うからな。
ただ、君には対抗心全開で挑ませてもらうから、よろしく。

あの、ここまで言っておいて悪いんだが、ちょっとわからないところがあってだな……
よければ、教えてくれないか?

いや、1箇所だけだからそんなに時間は取らせない。
頼んでもいいか?

……すまない。
じゃあ、君もこのまま家に来てくれ。

 (間)

わざわざすまない、準備してたわけでもないから出せるものもお茶ぐらいだし。
聞きたい問題のあるワーク持ってくるから、お茶飲んで待っててくれ。

待たせた。
早速だが聞かせてほしい。
この問題、回答を見てもどうしてこの方法を取るのか、今一つしっくりこないんだ。

……そうか、それを私は忘れがちなんだな。
ありがとう、君のおかげで全部繋がった。感謝する。

ん? 他に聞きたいこと?
どうした、教えたがりか?
私からはこれ以上問題はないが、むしろ君の方こそ問題があるんじゃないか?

例えば、突発的に襲ってきた眠気、とか。
君はこのまま一人で帰れるのか?

そうだよな、私にもわかるくらいだ、大丈夫なわけがなかろう。
ならば、私のベッドを使ってくれて構わない。

ふっ、遠慮するな。
私は気にしないから、少しくらい横になっておけ。
ああ、おやすみ。

……バーカ。睡眠薬の眠気だ、すぐに目が覚めるわけないだろう。

 (間)

やっと目覚めたか。
見ての通り、完全に夜だ。

あ、おい、慌てるな!
急に動くと危ないぞ、縛ってあるんだから。

ほら、言わんこっちゃない……
大丈夫か? 痛くないか?
まだ横になっておけ、下手に動くとまた体を痛める。

ん? なんで縛ってあるのか?
ふふふ、それは、君を私のものにするためだ。

……私、最初から勝負は諦めていたんだよ。
そもそも、どれくらい努力したところで君に勝てる確証はない。
今までだって一度も勝ててなかったんだ。
どこかで君を認めた方が楽になれるって思い始めていた。

だから私は勉強では君と戦わないことにした。
それよりも簡単に君には勝てるからな。

それが今だ。
私に縛られた君は、私に抗えないだろう?
それどころか、命さえ掌握されているんだ。
どうだ、降参だろう?

ああ、どうしてこの方法をもっと早く思い付けなかったんだろうな。
こんなに君を追いかけて苦しむこともなかったのに。

さあ、手に入れた君をどうしようか。
したいことは沢山あるが、いざ君を目の前にすると悩むものだ。

私を満たす最高のおもちゃがここにあるわけだが、あまりにも残虐な仕打ちというのは趣味じゃないからな。

まずは、証拠作りに写真でも撮るか。
クラスの奴らに見せつけるんだよ、君は私のおもちゃだって。

はい、チーズ。

 (シャッター音)

……よし、ちゃんと手錠も映ってる。
これで君はクラスに居られない。
明日にはクラス中で君が私のおもちゃになったこと、知れ渡るだろうからな。

……どうした?
そうか、流石にそれは嫌なのか。

はあ、仕方ない。
だったら君にはその代わり……身体でも差し出してもらおうか。

あ、無理なら構わないんだぞ?
予定通り写真を差し出すだけだからな。
要するに、君がどっちを選ぶかというわけだ。

そうだな、もし君が身体を許してくれるというのならば、ここから帰してあげよう。
どうだ? 君はそれを一番望んでるんじゃないか?

……ふふふ、そうだよな?
よし、いいだろう。
じゃあ、ちゃんと私にお願いすること。

なんて言えばいいかわからない?
だったら今から私が言うことをそのまま言うんだぞ?

「僕はあなたのものです」

 (言わせる)

「僕の身体はあなたの欲望を満たすための身体です」

 (言わせる)

「あなたの喜びのためには何だってします」

 (言わせる)

「だから、どうかこの身体を好きにしてください」

 (言わせる)

よし、よく言えたな。
それじゃ、君のお望みの通り、君で満足させてもらおうか……

 (間)

……んふふふ、君の必死に堪える顔がたまらなかったよ。
君の身体も素晴らしいものだった。
これでこそ私の最愛のおもちゃ。

名残惜しいが約束は約束だ、君の拘束は解いてやろう。
ちょっと動かないでくれよ?

……よし、起き上がっていいぞ。
どうした、私の顔を見て。

やっぱりずっとここに居たいのか?
君がそう言うのならもう一度拘束してもいいのだが、そんなわけはないか。

あ、そうだ、忘れられては困るからちゃんと言っておこう。

今日は君を帰すが、君はまだ私のおもちゃのままだからな。
もし、私の指示に逆らえば……この写真、バラ撒くから行動はよく考えておくように。

ん? ああ、テストなんかそんなことはもうどうでもいい。

(囁き)だって、もう君は一生私に勝てないんだからな。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
対抗心と征服欲、乱れるライバル
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
夜木嵩
ライター情報
ヤンデレとか書きます。

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