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クールなバディは何やらご立腹のようで……?
written by 霜月鷹
  • クーデレ
  • バディ
  • 甘々
  • 恋人同士
公開日2021年10月17日 15:28 更新日2021年10月17日 15:28
文字数
1166文字(約 3分54秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
元傭兵の女性(強い)
視聴者役柄
女性の相棒(強い)
場所
二人の部屋
あらすじ
今日の彼は、なんだか少し変だった。
任務の最中も動きが少し鈍かったり、らしくもなく武器の破損で焦っていた。
幸い怪我とかはなかったようだけど……私は心配で仕方がない。
報告書の提出をしてくれた彼の為に、珈琲を淹れておいてあげよう。
そして──
本編
おかえりなさい……報告書の提出、ありがとう。
珈琲、淹れておいたけど──分かった、それじゃあ少しだけ待ってて。
砂糖が切れてた、買い置きはあるからすぐに補充してくる。
お待たせ……飲む前に、一つ良い?
貴方の銃、少し見せてもらっても……やっぱり、今日の貴方は何処か焦ってるような感じがした。
私の気のせいだと思ったけど、違った──貴方の銃、弾詰まりジャムを起こしてた。
それだけじゃない、細かい不調が色んな所に……特に此処、小さいけれどスライドがひび割れてる。
整備すれば少しの間は持つけど、この子はもうダメだと思う。
破損や故障には強い銃の筈だけど、貴方の腕に銃が付いてこれなかったんだと思う。
「本当に?」って、もしかして……気付いてなかったのか?
戦場で武器が故障すれば焦るのも無理はない。
けど、それに気付けないなんて……やっぱり、ここ最近の貴方は少し変。
ボスも貴方を心配してた、だから……今は少し、休んだ方が良い。
事務仕事は部下に回せば良いし、貴方を慕ってる皆なら快く引き受けてくれると思う。
自分の為だけじゃなくて、周りの人達の為にも、今の貴方はしっかりとした休息が必要だ。
「大丈夫」って……大丈夫じゃない、もう二人で傭兵をやっていた頃とは違うんだ。
今の私達には引っ張っていくべき部下が居て、守らなきゃいけない人達が居る。
自分の身を守る為だけじゃない……貴方の事を頼りにしてる人達の為にも、今はしっかりと休んでほしい。
それに……貴方が傷付くのを、私は見たくない。
戦力としての貴方にはいくらでも変わりが居るけど、貴方自身に代わりなんて居ないんだ。
貴方はもっと……自分を大切にして。

分かってくれたなら良いんだ──ん、どうかしたか?
「離してほしい」……離すって、いったい何を?私は普通にしているだけだ。
「ハグを止めろ」……残念だけど、私はその要求を聞けない。
私がこうしている理由、知りたいのか?

……怒っているんだ、私は。

貴方は誰かの為に行動を起こすことが出来る人間だけど、自分の事には無関心過ぎる。
いっつも無理をしてボロボロになって、それなのに「大丈夫だ」って強がってばかり……前にも言った気がするけど、もっとバディを頼って。
私は貴方の事を信頼してるし、貴方になら命を預ける事だって出来る。
それは今も昔もずっと変わってない、私は……私は、貴方の事が好きだから、こうして貴方と一緒に居るんだ。
それなのに貴方は、いつも一人で無理をする……だから、私は怒ってるんだ。

「悪かった」……本当にそう思ってるなら、今日は寝るまでこのままでも良い?
最近はこうやってくっつける時間、あんまりなかったから。
それに私、あの……久しぶりに、貴方と……その……うぅ……
と、とにかく!今日は私を怒らせた分、しっかりご機嫌取りをして!
「分かった」……あ、ありがとう。
そ、それじゃあ私、ちょっと買い物に行ってくる。
私が戻ってくるまで、しっかり休んでて……そうじゃないと、許さないから。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
クールなバディは何やらご立腹のようで……?
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
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