- ヤンデレ
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- 監禁
- お隣さん
公開日2021年12月30日 19:01
更新日2021年12月30日 19:01
文字数
2295文字(約 7分39秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お隣の奥さん
視聴者役柄
普通の一人暮らしの成人
場所
アパートのお隣さんの部屋
あらすじ
ある日、アパートに住むあなたの部屋の前に一枚のハンカチが落ちているのを発見する。刺繍の名前から、お隣の奥さんの物だとわかり、あなたは隣の部屋のドア前に立っていた。
しかし、それはすべて彼女の思い通りで……
しかし、それはすべて彼女の思い通りで……
本編
(インターホン)
(ドア開)
あら?
君がわざわざ私の家に訪ねに来るなんて、一体何があったのかしら?
ん? ハンカチ?
……ああっ! それ!
そうなのそうなの、私無くして困ってたんだ!
ただのハンカチなら正直見つからなくてもいいんだけど、母との思い出のハンカチだったから、無くすわけにはいかなかったのよ。
一体、どこに落ちてたの?
あなたの部屋の玄関前?
あの日寝坊して急いで家を出たから、走りながらズボンのポケットにハンカチ入れようとして、そこで落としてたってことかしら。
それにしても、よく私のって……いや、名前の刺繍入れてたらわかるか。
あのね、君にとってはちょっとしたことかもしれないけど、私としては本当に感謝してるんだ。
だからさ、お礼させてほしいの。
遠慮しないで。
私が勝手にしてきたことだと思ってくれればいいから。
そうだ、君って、料理とか得意?
だよね、どこかで聞いた気がする。
ってことだから、この後夕飯、どうかしら?
あ、急に一人分増えて大丈夫なのかって?
大丈夫大丈夫、あの人の分までいつも作ってるけど、ここ最近は毎度遅くなって食べてくれもしないから。
そうよ、どうせラップをかけて後で私が食べることになるんだから、君に食べてもらえる方が私だって嬉しいし。
ほら、迷ってるんなら上がっちゃって上がっちゃって。
(女、男を部屋に引き込む)
(ドア閉め)
(鍵掛け)
はい、これで君は逃げられない。
なーんてね。
あの人だって帰ってくるもの。
君のこと連れ込んでるの気付かれでもしたら、私だけじゃなくて君にも面倒なことになるでしょ?
でも、夕飯食べるぐらいなら絶対にそんな早く帰って来たりしないし、あの人、大して私に興味ないし、その点は安心していいんだよ?
そうだね、食べてくれるまでは逃がさないかも。
大丈夫、怖いことなんかしないよ。
私は早速準備に取り掛かってくるから、君はそこで座って待っててね。
(間)
(ここから料理中、適宜切る炒める等効果音を)
ねえ、君はさ、理想の結婚相手に料理が出来ることとかって求めたりするの?
へー、うちはさ、あの人が料理の腕で惚れ込んだみたいなところがあって、新婚の時なんか何があっても絶対に夕飯は食べるって言ってくれてたのよ?
それなのにたった数年で愛想尽きたみたいに帰りが遅くなったし、私との会話すら数えるくらい。
酷いでしょ?
これじゃ同じ家で暮らしてるはずなのに、他人になっちゃったって感じ。
私だってあの人が求めてくれることに甘んじて、夫婦の関係のことは全部受動的だったっていうのはあるけど、今となってはただ苗字が一緒なだけの繋がりでしかないわ。
酷いですねって?
まあ、ありがとう。
別に私はあの人のことを咎めて欲しいってつもりじゃないんだけどね。
じゃあ、何のためかって?
さあ、私にもわからないわ。
(効果音止)
そんな話してる間に出来たわよ。
久し振りの二人で食べるご飯ね……相手は君だけど。
……いただきます。
おいしい?
ふふっ、その様子じゃ、毎晩カップ麺みたいな食生活でもしてたのね?
駄目だよ?
ちゃんと栄養のある食事しないと。
でも、こんなに喜んでくれると私も嬉しいな。
(ここから感極まりながら)
本当に久し振りだから、食卓の向かいにこのひとときの喜びを共有できる人がいるってことに違和感すら覚えるわ。
あの頃も、こんな感じだったかしら……
そんな話、君の前でしても仕方ないわね。
もしかして、嫉妬しちゃうかしら?
あはは、そういうところはちゃんとわきまえてる、ね……。
(トーン戻す)
ところで、箸、止まってるわよ?
何? 眠くなってきた?
(悪意を含んだ嬉しさで)
そっか……お薬効いてきたんだね。
(男、倒れる)
(間)
起きた……?
そうね、君、夕飯食べてる最中に倒れるように眠っちゃったから、ベッドまで運んできたのよ。
ここ最近、無理してたんじゃないかしら?
ふふ、やっぱり。
若いからって健康には気を付けないと。
え? 拘束?
ああ、してるわね。
もちろん、君を逃がさないためよ?
嘘、ついたことは悪いと思ってるわ。
けれども、疑わなかった君だって悪いのよ?
それはまるで、私の自由にしてくださいと言ってるようなものなのだから。
え? ああ、あの人のことは君は考えなくていいわ。
どうせ帰って来やしないんだから。
私だって、忘れようと思うの。
君であの人の記憶、全部上塗りすることにしたから。
君さえいてくれるのなら、何もいらない。
君を愛せるのなら、何も望まない。
君の愛をくれるのなら、何も求めない。
ただ、それだけ。
もう、それだけ。
だけど、それだけは絶対に手にしなければ、この心に空いた穴は埋まらないって気付いてしまったの。
悪いのは誰だろうね?
私を捨てたあの人?
節操のない私?
優しさを振りまいた君?
別に、その答えを見つけたいとは思わないわ。
ただ、私を君で、決して捨てられることのない君に、私を満たしてくれるのならそれでいい。
私の気持ちはそんな単純な欲求。
え? どこからが私の計画?
もう、気にしてもつまらないことよ?
そうね、君は、おかしいと思わなかった?
私のハンカチがあんなわかりやすく君の部屋の前に落ちていたこと。
……そういうこと。
それで、今更君に何ができるのかしら?
そう、もうどうしようもないの。
もう、私に堕とされるしかないの。
何から始めようか。
私、人を愛すことなんて初めてだから、ちゃんとした愛し方は出来ないんだ。
だからもし、君を乱暴に愛し過ぎて壊しちゃったらごめんね?
償いはしないけれどね。
だって、君だって私のことを壊してるんだから。
もう諦めてね。
君は既に、私の持ち物なんだから。
そう、持ち主は私。
その代わり、壊れても捨てないでずっと、ずっと大切に使ってあげる。
(ドア開)
あら?
君がわざわざ私の家に訪ねに来るなんて、一体何があったのかしら?
ん? ハンカチ?
……ああっ! それ!
そうなのそうなの、私無くして困ってたんだ!
ただのハンカチなら正直見つからなくてもいいんだけど、母との思い出のハンカチだったから、無くすわけにはいかなかったのよ。
一体、どこに落ちてたの?
あなたの部屋の玄関前?
あの日寝坊して急いで家を出たから、走りながらズボンのポケットにハンカチ入れようとして、そこで落としてたってことかしら。
それにしても、よく私のって……いや、名前の刺繍入れてたらわかるか。
あのね、君にとってはちょっとしたことかもしれないけど、私としては本当に感謝してるんだ。
だからさ、お礼させてほしいの。
遠慮しないで。
私が勝手にしてきたことだと思ってくれればいいから。
そうだ、君って、料理とか得意?
だよね、どこかで聞いた気がする。
ってことだから、この後夕飯、どうかしら?
あ、急に一人分増えて大丈夫なのかって?
大丈夫大丈夫、あの人の分までいつも作ってるけど、ここ最近は毎度遅くなって食べてくれもしないから。
そうよ、どうせラップをかけて後で私が食べることになるんだから、君に食べてもらえる方が私だって嬉しいし。
ほら、迷ってるんなら上がっちゃって上がっちゃって。
(女、男を部屋に引き込む)
(ドア閉め)
(鍵掛け)
はい、これで君は逃げられない。
なーんてね。
あの人だって帰ってくるもの。
君のこと連れ込んでるの気付かれでもしたら、私だけじゃなくて君にも面倒なことになるでしょ?
でも、夕飯食べるぐらいなら絶対にそんな早く帰って来たりしないし、あの人、大して私に興味ないし、その点は安心していいんだよ?
そうだね、食べてくれるまでは逃がさないかも。
大丈夫、怖いことなんかしないよ。
私は早速準備に取り掛かってくるから、君はそこで座って待っててね。
(間)
(ここから料理中、適宜切る炒める等効果音を)
ねえ、君はさ、理想の結婚相手に料理が出来ることとかって求めたりするの?
へー、うちはさ、あの人が料理の腕で惚れ込んだみたいなところがあって、新婚の時なんか何があっても絶対に夕飯は食べるって言ってくれてたのよ?
それなのにたった数年で愛想尽きたみたいに帰りが遅くなったし、私との会話すら数えるくらい。
酷いでしょ?
これじゃ同じ家で暮らしてるはずなのに、他人になっちゃったって感じ。
私だってあの人が求めてくれることに甘んじて、夫婦の関係のことは全部受動的だったっていうのはあるけど、今となってはただ苗字が一緒なだけの繋がりでしかないわ。
酷いですねって?
まあ、ありがとう。
別に私はあの人のことを咎めて欲しいってつもりじゃないんだけどね。
じゃあ、何のためかって?
さあ、私にもわからないわ。
(効果音止)
そんな話してる間に出来たわよ。
久し振りの二人で食べるご飯ね……相手は君だけど。
……いただきます。
おいしい?
ふふっ、その様子じゃ、毎晩カップ麺みたいな食生活でもしてたのね?
駄目だよ?
ちゃんと栄養のある食事しないと。
でも、こんなに喜んでくれると私も嬉しいな。
(ここから感極まりながら)
本当に久し振りだから、食卓の向かいにこのひとときの喜びを共有できる人がいるってことに違和感すら覚えるわ。
あの頃も、こんな感じだったかしら……
そんな話、君の前でしても仕方ないわね。
もしかして、嫉妬しちゃうかしら?
あはは、そういうところはちゃんとわきまえてる、ね……。
(トーン戻す)
ところで、箸、止まってるわよ?
何? 眠くなってきた?
(悪意を含んだ嬉しさで)
そっか……お薬効いてきたんだね。
(男、倒れる)
(間)
起きた……?
そうね、君、夕飯食べてる最中に倒れるように眠っちゃったから、ベッドまで運んできたのよ。
ここ最近、無理してたんじゃないかしら?
ふふ、やっぱり。
若いからって健康には気を付けないと。
え? 拘束?
ああ、してるわね。
もちろん、君を逃がさないためよ?
嘘、ついたことは悪いと思ってるわ。
けれども、疑わなかった君だって悪いのよ?
それはまるで、私の自由にしてくださいと言ってるようなものなのだから。
え? ああ、あの人のことは君は考えなくていいわ。
どうせ帰って来やしないんだから。
私だって、忘れようと思うの。
君であの人の記憶、全部上塗りすることにしたから。
君さえいてくれるのなら、何もいらない。
君を愛せるのなら、何も望まない。
君の愛をくれるのなら、何も求めない。
ただ、それだけ。
もう、それだけ。
だけど、それだけは絶対に手にしなければ、この心に空いた穴は埋まらないって気付いてしまったの。
悪いのは誰だろうね?
私を捨てたあの人?
節操のない私?
優しさを振りまいた君?
別に、その答えを見つけたいとは思わないわ。
ただ、私を君で、決して捨てられることのない君に、私を満たしてくれるのならそれでいい。
私の気持ちはそんな単純な欲求。
え? どこからが私の計画?
もう、気にしてもつまらないことよ?
そうね、君は、おかしいと思わなかった?
私のハンカチがあんなわかりやすく君の部屋の前に落ちていたこと。
……そういうこと。
それで、今更君に何ができるのかしら?
そう、もうどうしようもないの。
もう、私に堕とされるしかないの。
何から始めようか。
私、人を愛すことなんて初めてだから、ちゃんとした愛し方は出来ないんだ。
だからもし、君を乱暴に愛し過ぎて壊しちゃったらごめんね?
償いはしないけれどね。
だって、君だって私のことを壊してるんだから。
もう諦めてね。
君は既に、私の持ち物なんだから。
そう、持ち主は私。
その代わり、壊れても捨てないでずっと、ずっと大切に使ってあげる。
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