- ヤンデレ
- 監禁
- 学生
- 先輩
公開日2022年01月07日 18:50
更新日2022年01月07日 18:50
文字数
2519文字(約 8分24秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
自称ヤンデレ同好会部長のヤンデレ
視聴者役柄
好奇心でやってきた生徒
場所
校舎の片隅の教室
あらすじ
現在ほとんど使われていないという校舎の片隅の教室では、ヤンデレ同好会と称する非公式の部が存在しており、そこで一人の生徒が密かに活動しているのだという怪しげな噂に、あわよくば入部をと興味津々で確かめに教室を訪れたあなた。
そこには確かに一人の生徒が、ヤンデレ同好会の名の下に活動をしていたのだが、その“ヤンデレ同好会”の正体とは……
そこには確かに一人の生徒が、ヤンデレ同好会の名の下に活動をしていたのだが、その“ヤンデレ同好会”の正体とは……
本編
(ノック音)
いらっしゃい。
(ドア開)
おや、見ない顔じゃないか。
君は何の用でここへ?
ヤンデレ同好会はここなのか?
ええ、ここで今まさに活動中だ。
生徒会に君のような生徒がいた記憶もないし……
君は入部希望者、だったりするのかい?
おお、そうか。
珍しいな。
というのも、私がこの同好会を立ち上げて以来、入部希望者はまるでいないもので。
実は廃部の危機、以前に正式に設立を承認すらされていない同好会だったりするのだよ。
まあ、ヤンデレだなんて常識から外れた概念が受けるようじゃ、この学校もおしまいだろうがな。
そんなわけで、賑やかな同好会なんてものは想像すらしなかったが、流石に一年以上孤独で細々と活動を続けるのは些か酷なもので、せめてもう一人と欲していたところなんだ。
歓迎するよ。
たとえ冷やかしでも待ち望んでいた部員とあらば、どんな手段を使ってでも逃がさないからな。
って、この発言がヤンデレみたいだな。
安心したまえ、私は君のこと、取って食べたりはしないから。
まあ、あまりにも可愛い姿を見せつけられると、我慢の限界というものが私にもあるんだが。
とにかく、気張らず仲良くやろうじゃないか。
同じ趣味を持つ変わった二人。
どうだ、やっていけそうな気がしないか?
ああ、よろしく。
そうそう、まさか君は用意していないとは思うが、こんな非正規の同好会に入部届とかは必要ないからな。
掛け持ちも自由、活動日というものは特に設けていない。
というか、今まで私一人でやってきたから、私が登校した日がそのまま活動日だったものでな。
君に無理させて辞められたくはないから、特に縛りは設けないことにしよう。
来たい時に来てくれ。
そうなると、退部も自然消滅的になるのはちょっと困るものだが。
まあ、いいか。
それでは、活動内容の話の前に君の好みについて聞かせてもらおうか。
答えによってこれからの君への態度があからさまに変わることはないだろうから、気楽に答えてくれ。
君の好きなタイプのヤンデレはどんなヤンデレだ?
ふむ、想い人への恋心が伝わるヤンデレがいいか。
私としては、相手を篭絡する手段について聞きたかったのだが、それもそうだな。
ヤンデレの根底を君は大事にしているようで感心する。
(恥ずかしそうに)
……もっとも、私自身がそれを忘れかけているという情けなさなのだが。
それで、つまり君はヤンデレの愛が欲しいということなんだな?
素晴らしいな。
これは良い新入部員だ。
君とは、実に有意義な話が出来そうで楽しみだよ。
どうぞ、よろしく。
では、活動についてだな。
ざっくり言うと、ヤンデレの研究になる。
と言っても、実際の例があるわけではないから、漫画や小説のような創作物にあるヤンデレについて、その人物の研究や、ヤンデレを扱う作品としての評価みたいなものを一人で適当にやっていたんだ。
まあ、気楽に語り合おうじゃないか。
細かいことは話すより見せた方が手っ取り早い。
ここの準備室に案内しよう。
(ドア開)
驚いたかい?
なんというか、ここ、ちょっとしたヤンデレ図書館みたいになってるんだ。
もちろん私的に集めた物をここで管理してるだけだが。
学校にこんなもの置いて大丈夫なのか?
安心したまえ。
ここに勝手にこれらの作品を集めて一年、まだ気付かれていない。
教師側の管理として疑問を呈したくはなるが、私には好都合だ。
どうやら君の関心にはぴったりだったようだな。
好きなだけ手に取ってくれたまえ。
(間)
やはり、好きなものの前では警戒心もないに等しいな。
助かるよ。
(スタンガン)
(手錠掛け)
……ふぅん、スタンガンとは言えども大して効き目はないんだな。
一応の拘束は出来たけれど、寝顔を堪能するまでも余裕がないとは。
そう、最初から全部君のことを独り占めするための嘘。
油断しすぎだよ。
同じ趣味の人間ってだけで、警戒心緩めすぎ。
おかげでまんまと君のこと拘束出来たわけだから、私としてはありがたいけどな。
ん? どこから嘘だったのか?
そうだな、ヤンデレの研究のためにこの同好会が存在しているって話かな。
君の趣味次第では、全く違う内容の同好会を称して活動していたかもしれないんだよ。
そう。
君がヤンデレ好きって言う話を聞いて、君を誘うための偽同好会を作ったって訳。
ただ、君と話が出来ないようではこの計画に綻びが生じるだけだから、ヤンデレの研究自体はさせてもらったよ。
まさに、今の私がヤンデレらしいんだろ?
どうだ、君の好みのヤンデレだぞ?
もちろん、君のことが好きなヤンデレだぞ?
どうしてそんな変なことをって、考えなくてもわかるだろ?
探していたのさ、君と二人きりになる方法を。
一目惚れで接点もない君じゃ、普通に呼び出すことがそもそも違和感があるじゃないか。
それに、監禁場所を考えると自宅かこの誰も見回りに来ない教室ぐらい。
どっちも相応の理由がないと君を連れて来られないからな。
だから、逆に君から来てもらうことにしたんだよ。
こうして、君の好きなヤンデレを餌にしてさ。
それにしても、話が違うじゃないか。
相手のことを愛してるヤンデレが好きと君は言ったのに、今君は私を怖がってる。
所詮は遠い世界の出来事だって思ってたんだな。
でも、私は怒ってたりはしてないぞ?
だって、君がどう思っていようと、君のことを手に入れられたのだから。
君に嫌われようと、私がこんなことをしてしまうくらい愛しているのには変わりないからな。
そもそも君の気持ちなどこれからいくらでも変えていけるもの。
私とのこの日々に慣れれば、すぐにでも君の心は堕ちていくはずだ。
これからどうしようか。
君を目の前にして、やりたいことを想像するだけで興奮が止まらないんだよ。
監禁生活を題材にした作品もいっぱいあるから、君とどんなことが出来るかって考えながら参考にしようと思ってたけど、結局は本能的に愛したくなるもの。
君のおかげで何にも考えられないや。
早速、君には私の所有物だっていう自覚を与えるためにも、大胆にすることしちゃおうか。
愛されたい君には嬉しいことかもしれないそれを。
……ふふっ。
これから、この同好会は私と君の二人きり、それも活動内容を休みなしの愛し合いに変更しよう。
それじゃ、新生ヤンデレ同好会、早速活動を始めようか。
いらっしゃい。
(ドア開)
おや、見ない顔じゃないか。
君は何の用でここへ?
ヤンデレ同好会はここなのか?
ええ、ここで今まさに活動中だ。
生徒会に君のような生徒がいた記憶もないし……
君は入部希望者、だったりするのかい?
おお、そうか。
珍しいな。
というのも、私がこの同好会を立ち上げて以来、入部希望者はまるでいないもので。
実は廃部の危機、以前に正式に設立を承認すらされていない同好会だったりするのだよ。
まあ、ヤンデレだなんて常識から外れた概念が受けるようじゃ、この学校もおしまいだろうがな。
そんなわけで、賑やかな同好会なんてものは想像すらしなかったが、流石に一年以上孤独で細々と活動を続けるのは些か酷なもので、せめてもう一人と欲していたところなんだ。
歓迎するよ。
たとえ冷やかしでも待ち望んでいた部員とあらば、どんな手段を使ってでも逃がさないからな。
って、この発言がヤンデレみたいだな。
安心したまえ、私は君のこと、取って食べたりはしないから。
まあ、あまりにも可愛い姿を見せつけられると、我慢の限界というものが私にもあるんだが。
とにかく、気張らず仲良くやろうじゃないか。
同じ趣味を持つ変わった二人。
どうだ、やっていけそうな気がしないか?
ああ、よろしく。
そうそう、まさか君は用意していないとは思うが、こんな非正規の同好会に入部届とかは必要ないからな。
掛け持ちも自由、活動日というものは特に設けていない。
というか、今まで私一人でやってきたから、私が登校した日がそのまま活動日だったものでな。
君に無理させて辞められたくはないから、特に縛りは設けないことにしよう。
来たい時に来てくれ。
そうなると、退部も自然消滅的になるのはちょっと困るものだが。
まあ、いいか。
それでは、活動内容の話の前に君の好みについて聞かせてもらおうか。
答えによってこれからの君への態度があからさまに変わることはないだろうから、気楽に答えてくれ。
君の好きなタイプのヤンデレはどんなヤンデレだ?
ふむ、想い人への恋心が伝わるヤンデレがいいか。
私としては、相手を篭絡する手段について聞きたかったのだが、それもそうだな。
ヤンデレの根底を君は大事にしているようで感心する。
(恥ずかしそうに)
……もっとも、私自身がそれを忘れかけているという情けなさなのだが。
それで、つまり君はヤンデレの愛が欲しいということなんだな?
素晴らしいな。
これは良い新入部員だ。
君とは、実に有意義な話が出来そうで楽しみだよ。
どうぞ、よろしく。
では、活動についてだな。
ざっくり言うと、ヤンデレの研究になる。
と言っても、実際の例があるわけではないから、漫画や小説のような創作物にあるヤンデレについて、その人物の研究や、ヤンデレを扱う作品としての評価みたいなものを一人で適当にやっていたんだ。
まあ、気楽に語り合おうじゃないか。
細かいことは話すより見せた方が手っ取り早い。
ここの準備室に案内しよう。
(ドア開)
驚いたかい?
なんというか、ここ、ちょっとしたヤンデレ図書館みたいになってるんだ。
もちろん私的に集めた物をここで管理してるだけだが。
学校にこんなもの置いて大丈夫なのか?
安心したまえ。
ここに勝手にこれらの作品を集めて一年、まだ気付かれていない。
教師側の管理として疑問を呈したくはなるが、私には好都合だ。
どうやら君の関心にはぴったりだったようだな。
好きなだけ手に取ってくれたまえ。
(間)
やはり、好きなものの前では警戒心もないに等しいな。
助かるよ。
(スタンガン)
(手錠掛け)
……ふぅん、スタンガンとは言えども大して効き目はないんだな。
一応の拘束は出来たけれど、寝顔を堪能するまでも余裕がないとは。
そう、最初から全部君のことを独り占めするための嘘。
油断しすぎだよ。
同じ趣味の人間ってだけで、警戒心緩めすぎ。
おかげでまんまと君のこと拘束出来たわけだから、私としてはありがたいけどな。
ん? どこから嘘だったのか?
そうだな、ヤンデレの研究のためにこの同好会が存在しているって話かな。
君の趣味次第では、全く違う内容の同好会を称して活動していたかもしれないんだよ。
そう。
君がヤンデレ好きって言う話を聞いて、君を誘うための偽同好会を作ったって訳。
ただ、君と話が出来ないようではこの計画に綻びが生じるだけだから、ヤンデレの研究自体はさせてもらったよ。
まさに、今の私がヤンデレらしいんだろ?
どうだ、君の好みのヤンデレだぞ?
もちろん、君のことが好きなヤンデレだぞ?
どうしてそんな変なことをって、考えなくてもわかるだろ?
探していたのさ、君と二人きりになる方法を。
一目惚れで接点もない君じゃ、普通に呼び出すことがそもそも違和感があるじゃないか。
それに、監禁場所を考えると自宅かこの誰も見回りに来ない教室ぐらい。
どっちも相応の理由がないと君を連れて来られないからな。
だから、逆に君から来てもらうことにしたんだよ。
こうして、君の好きなヤンデレを餌にしてさ。
それにしても、話が違うじゃないか。
相手のことを愛してるヤンデレが好きと君は言ったのに、今君は私を怖がってる。
所詮は遠い世界の出来事だって思ってたんだな。
でも、私は怒ってたりはしてないぞ?
だって、君がどう思っていようと、君のことを手に入れられたのだから。
君に嫌われようと、私がこんなことをしてしまうくらい愛しているのには変わりないからな。
そもそも君の気持ちなどこれからいくらでも変えていけるもの。
私とのこの日々に慣れれば、すぐにでも君の心は堕ちていくはずだ。
これからどうしようか。
君を目の前にして、やりたいことを想像するだけで興奮が止まらないんだよ。
監禁生活を題材にした作品もいっぱいあるから、君とどんなことが出来るかって考えながら参考にしようと思ってたけど、結局は本能的に愛したくなるもの。
君のおかげで何にも考えられないや。
早速、君には私の所有物だっていう自覚を与えるためにも、大胆にすることしちゃおうか。
愛されたい君には嬉しいことかもしれないそれを。
……ふふっ。
これから、この同好会は私と君の二人きり、それも活動内容を休みなしの愛し合いに変更しよう。
それじゃ、新生ヤンデレ同好会、早速活動を始めようか。
クレジット
ライター情報
ヤンデレとか書きます。
Twitterアカウントは@yorugi_suu以外一切関与しておりませんのでご了承ください。
Twitterアカウントは@yorugi_suu以外一切関与しておりませんのでご了承ください。
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