先輩を愛する後輩が帰り道に先輩とお話する。

せーんぱい♪お疲れ様です♪一緒に帰りませんか？

ふふっ…ありがとうございます。

今日はちょっと寒いですね…。春だってのに、ちょっとの雨ですぐ冷たくなりますね…

あっ、そういえば先輩、いつもはコンビニ弁当とかですませてるはずなのに、今日は手作り弁当だったじゃないですか。どうしたんですか？

ほら、先輩って料理苦手じゃないですか。知ってますよ？前に作ろうとして、お昼ご飯持ってこれなくて会社に遅刻したじゃないですか。

『なんでそんなこと知ってる』…ですか？

先輩のこと、私が知らないわけがないじゃないですか、ほら、先輩自分で言ってましたよ？覚えてませんか？

…話を戻しますけど、結局、今日のお昼ご飯、誰に作ってもらったんですか？

もしかして…あの女ですか？

いっつも先輩に近寄って色目使ってるあの女ですよね…。

帰り際にいっつも胸押し当てて…ほんと嫌な女ですよね…！

あとあの女…私に対していじめてくるんですよ？

まぁでも確かに先輩皆に優しいところありますからね…そういうところも私は好きですよ？

けど、あの女は『自分が愛されてる』って勘違いして、先輩に寄り添ってきて…！

…だから、先輩にもう近寄らせないように、私が処理しておきました♪

え？そうですよ？だって先輩あんなにベッタリ近付いてきて邪魔そうにしてたじゃないですか。

だ・か・ら・先輩の時間を取らせないために代わりに私が殺しておきました♪

え？『なんてことをしてくれたんだ』って…

なんでそんなに怒ってるんですか？

あっ！分かりました！

先輩の手でやりたかったんですよね？

ごめんなさいそうとも知らずに…

でも安心してください！

もう先輩に近寄る女はいませんから！

『なんで近寄るのがいないんだ』って…？

…もしかして、先輩気づいてないんですか？

あっほら、先輩、だんだん自分が眠くなってることに気がつきました？

（先輩が倒れる音）

いつからって…ほら、先輩いつも会社のウォーターサーバー使ってるじゃないですか。

あの水に先輩が飲む前にちょこっと睡眠剤を入れたんです♪

『他の人達』…？確かに今頃皆さん倒れているかと思いますけど、先輩とほかの人たちは関係ないじゃないですか。

今私は先輩の話をしているんですよ？

ほかの人たちがどうなろうとどうでもいいじゃないですか。

じゃあ、先輩♪

私の家まで連れてってあげるので、これからは私が先輩を独り占めできますね♪

大丈夫ですよ？ちゃんと先輩のお世話をしてあげますからね♪

これからよろしくお願いしますね、

せーんぱい♡

・台本（ゆるボイ！）
会社の後輩がヤンデレだった件について
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・台本制作者
黒峰 鷹