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頽廃パラフィリア
written by 夜木嵩
  • ヤンデレ
  • メンヘラ
  • 頽廃
公開日2022年08月10日 18:42 更新日2022年08月10日 18:42
文字数
5112文字(約 17分3秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
君の かのじょ
視聴者役柄
だいすきな 君
場所
わたしたちの おうち
あらすじ
わたしはただ、 だいすきな君と いつでも ずっと いっしょにいたいだけ。
こわれてしまっても いいの。
だいすきな君と いっしょにこわれていけるなら、 それこそ しあわせなんだって おもうから。

※印以降は、台本を使用する方・読みづらい方向けの漢字を使用した表記になっています。
内容は変わりません。

文字数(※以下でカウント):2219文字
本編
おはよ。

えっ、 もう おしごと いっちゃうの?
やだよぉ、 もっと 君と いっしょにいたいっ!

だーめ、 君は わたしのもの なんだから、 かってに おうちでちゃ だめなの!

だーかーらー、 こっちきて?

 (女、ベッドに引きずり込む)

えっへへー、 君のからだ、 あったかいー。
だいすきな 君のにおいも するよ。
君と このままずぅーっと、 ぎゅっとしてたいなぁ。

いやだよ?
てを はなしたら、 君は おしごとに いっちゃうんだもん。
わたしは ずっと いっしょにいたいのに、 君は そうじゃないんだ?
わたし、 かなしいよ。

すきどうし なんだから、 きもちは つうじあってたいもん。
君も、 わたしと ずっと いっしょにいたい っておもってくれなきゃ やだ。
おしごと なんかより わたしのほうが、ずっとずっと だいじな ものでしょ?

ねえ、どうして 君は おしごと なんかに いこうとするの?
わたしと いっしょにいたく ないの?
どうして?
どうして?

わたしと いっしょにくらす ため?
いっしょにくらす ために、 まいにち はなればなれに ならなくちゃ いけないの?
そんなの おかしいよ。

それに、 君だって おしごとに いくときは かなしそう。
君も、 ほんとうは おしごと、 いきたくないんでしょ?

いつも よるおそくに、 つかれたかおで かえってくる 君なんだもん。
ほんとうは おしごと、 つらいんでしょ?

じゃあ、 いかなくていいんだよ。
そしたら、 わたしと いっしょにいられるよ。
つらいことも、 なんにもないでしょ?

わたしと君の じゃまをする おしごとなんか、 いらないの。
君も、 ずっと このおうちの なかに いて、 わたしと ずっと しあわせに いきてこ?

君も、わたしと ずっと いっしょにいたいでしょ?
わたしと いっしょにいられない ときは、 さびしいでしょ?

わたしね、 ひとりの おひるはね、 とっても さびしいんだよ?
いつも、 はやく君がかえってこないかなぁ、 まだかなぁ、 まだかなぁ、 って、 まってるばかりで たいくつなの。

だから、 わたしは 君がいない おひるが いやなんだ。
なんにもする げんきが わかなくて、 ねむって、 君がいないじかんなんて なくなっちゃえばいい っておもうのに、 ひとりじゃ ねむれないの。
君さえいてくれるなら、 そんな おひるだって だいすきになれるのに。

ね?
だから、 きょうは おしごと やすんじゃお?
君にも、 おしごとのない まいにちのほうが たのしいんだって おしえてあげる。
そしたら、 もうにどと おしごとなんて いかなくてもいいんだって、 おもってくれる?
ずっと わたしと いっしょにいるだけの まいにちが いちばんだって、 きづいてくれる?

おしごとも だいじ?

ううん。

おしごとなんか、 いらないの。
そとのせかいなんか、 いらないの。

わたしと君が いっしょにいることを じゃまするものなんか、 みんな きえてなくなっちゃえば いいんだよ。

そうなら、 君はまよわず わたしと いっしょにいてくれるでしょ?

だから、 わたしが じゃまするもの ぜんぶ うばってあげるの。
君を、 わたしのそばから いっぽも はなれなくて いいように してあげる。

なんにも、 かんがえなくて いいの。
わたしたち いがいのひとが、 どんなこと おもうかどうかも。
これから わたしたちが、 どうなっちゃうかどうかも。

かんがえる ってことはね、 いらない くるしみに きづいちゃうことなんだ。
あした わたしたちが しんじゃうとしたら、 きょうも ずっと そのことを かんがえて かなしくなっちゃうの。

でもね、 そんなこと しらなかったら、 なんにも おもわないでしょ?

きょうも、 いつもの わたしと君の たのしい まいにちの ひとつのひ。
しあわせのなかで、 かなしいの きもちも、 くるしいの きもちも、 なんにもない すてきなひになるの。

ただ わたしと いっしょ っていうしあわせだけを かんじていれば、 ほかのきもちは なんにもいらない。
わたしも、 ずっと 君と いっしょにいられるなら、 ほかのきもちは なんにもないよ。
君がいなくて、 さびしいとか、 つらいとか、 おもわなくて よくなるんだもん。

こんなに すてきなこと、 ほかには きっとないんだ。
さびしいとか、 つらいとか、 そんな いやなきもち、 いらないでしょ?
しあわせだけなのが いちばんだよ。

なによりも、 わたしの いちばんの しあわせは、 君と いっしょにいることなの。
ひとりも さびしいし、 ほかのひとが いるのも、 君との しあわせだけを かんじるのが できないから、 ふたりきりがいい。

君も、 おんなじこと おもってくれてる?

わたしも、 君も、 ふたりきり、 いっしょにいる しあわせが いちばんだって かんじて、いちばんの しあわせを ふたりで すごしてるって、 しあわせのきもちが つうじあうの。

いっしょに ぎゅーってして、 はなれることなんか かんがえないで、わたしたちは いっしょだって ことだけを かんじるの。

いちばんの しあわせだけを かんじていられるんだ。

ぎゅっとするだけ、 それいがい なんにも しないの。

だから、 つかれたりも しないし、 わたしたちの きもちが すれちがうことも、 なんにもない。

ね?
こんな しあわせと つらい おしごと、 どっちが いいか、 わかるでしょ?

だよね。
君と おんなじ きもち、 こころが ほっとする。
いっしょって、 こんなに しあわせで、 こんなに きもちいいこと なんだね。

それでも、 君は まだ きにすることが あるの?
もう、 なんにも かんがえないで ぎゅって、 しよ?

ぎゅってする だけじゃあ、 いきて いけない?

だいじょうぶだよ。
そんなの、 こんな まいにち じゃあ、 いきていけないかも っておもっちゃうから こわく なっちゃう だけなんだよ。

だいじょうぶ。
わたしたちの しあわせだけを かんじていれば、 だいじょうぶ。

わたしと いっしょ ってことだけ、それだけを かんがえよ?
そしたら すぐに、 そんな こわいきもち、 きえて なくなっちゃうんだ。

だいじょうぶだよ。
もし、 いきてなんか いけなくても、 わたしたちは いっしょに だめになっちゃうだけ。
はなればなれに なっちゃうわけじゃ ないの。

ずっと いっしょなら、 なんにも かなしくないし、 なんにも こわくない。

それに、 ぎゅっとすること いがい なんにも かんがえられなくなっちゃうなんて、 もとから にんげんとして だめになっちゃうことなんだよ。

もう、 もとには もどれなくなっちゃう。
もしかすると、 いきていけない かもね。

でも、 それが しあわせなの。
それが、 どんなことより ずっときもちいい、 わたしたちの しあわせ。
もとに もどる ひつようなんて、 まったく ないんだよ。

ほら、 もっとつよく ぎゅっとしてあげる。
もう、 にどと はなさない。

(囁き)
だいすき。


※以下同内容


おはよ。

えっ、もうお仕事行っちゃうの?
やだよぉ、もっと君と一緒にいたいっ!

だーめ、君は私のものなんだから、勝手におうち出ちゃダメなの!

だーかーらー、こっち来て?

 (女、ベッドに引きずり込む)

えっへへー、君の身体、あったかいー。
大好きな君のにおいもするよ。
君とこのままずぅーっと、ぎゅっとしてたいなぁ。

嫌だよ?
手を離したら、君はお仕事に行っちゃうんだもん。
私はずっと一緒にいたいのに、君はそうじゃないんだ?

好き同士なんだから、気持ちは通じ合ってたいもん。
君も、私とずっと一緒にいたいって思ってくれなきゃやだ。
お仕事なんかより私の方が、ずっとずっと大事なものでしょ?

ねぇ、どうして君はお仕事なんかに行こうとするの?
私と一緒にいたくないの?
どうして?
どうして?

私と一緒に暮らすため?
一緒に暮らすために、毎日はなればなれにならなくちゃいけないの?
そんなのおかしいよ。

それに、君だってお仕事に行くときは悲しそう。
君も、本当はお仕事、行きたくないんでしょ?

いつも夜遅くに、疲れた顔で帰ってくる君なんだもん。
本当はお仕事、つらいんでしょ?

じゃあ、行かなくていいんだよ。
そしたら、私と一緒にいられるよ。
つらいことも、なんにもないでしょ?

私と君の邪魔をするお仕事なんか、いらないの。
君も、ずっとこのお家の中にいて、私とずっと幸せに生きてこ?

君も、私とずっと一緒にいたいでしょ?
私と一緒にいられない時は、寂しいでしょ?

私ね、独りのお昼はね、とっても寂しいんだよ?
いつも、早く君が帰ってこないかなぁ、まだかなぁ、まだかなぁ、って、待ってるばかりで退屈なの。

だから、私は君がいないお昼が嫌なんだ。
何にもする元気が湧かなくて、眠って、君がいない時間なんてなくなっちゃえばいいって思うのに、独りじゃ眠れないの。
君さえいてくれるなら、そんなお昼だって大好きになれるのに。

ね?
だから、今日はお仕事休んじゃお?
君にも、お仕事のない毎日の方が楽しいんだって教えてあげる。
そしたら、もう二度とお仕事なんて行かなくてもいいんだって、思ってくれる?
ずっと私と一緒にいるだけの毎日が一番だって、気付いてくれる?

お仕事も大事?

ううん。

お仕事なんか、いらないの。
外の世界なんか、いらないの。

私と君が一緒にいることを邪魔するものなんか、みんな消えてなくなっちゃえばいいんだよ。

そうなら、君は迷わず私と一緒にいてくれるでしょ?

だから、私が邪魔するもの全部奪ってあげるの。
君を、私のそばから一歩も離れなくていいようにしてあげる。

何にも、考えなくていいの。
私たち以外の人が、どんなこと思うかどうかも。
これから私たちが、どうなっちゃうかどうかも。

考えるってことはね、いらない苦しみに気付いちゃうことなんだ。
明日私たちが死んじゃうとしたら、今日もずっとそのことを考えて悲しくなっちゃうの。

でもね、そんなこと知らなかったら、何にも思わないでしょ?

今日も、いつもの私と君の楽しい毎日の一つの日。
幸せの中で、悲しいの気持ちも、苦しいの気持ちも、何にもない素敵な日になるの。

ただわたしと一緒っていう幸せだけを感じていれば、他の気持ちは何にもいらない。
私も、ずっと君と一緒にいられるなら、他の気持ちは何にもないよ。
君がいなくて、寂しいとか、つらいとか、思わなくてよくなるんだもん。

こんなに素敵なこと、他にはきっとないんだ。
寂しいとか、つらいとか、そんな嫌な気持ち、いらないでしょ?
幸せだけなのが一番だよ。

何よりも、私の一番の幸せは、君と一緒にいることなの。
独りも寂しいし、他の人がいるのも、君との幸せだけを感じるのが出来ないから、ふたりきりがいい。

君も、おんなじこと思ってくれる?

私も、君も、ふたりきり、一緒にいる幸せが一番だって感じて、一番の幸せを二人で過ごしてるって、幸せの気持ちが通じ合うの。

一緒にぎゅーってして、離れることなんか考えないで、私たちは一緒だってことだけを感じるの。

一番の幸せだけを感じていられるんだ。

ぎゅっとするだけ、それ以外何にもしないの。
だから、疲れたりもしないし、私たちの気持ちがすれ違うことも、何にもない。

ね?
こんな幸せとつらいお仕事、どっちがいいか、わかるでしょ?

だよね。
君とおんなじ気持ち、心がほっとする。
一緒って、こんなに幸せで、こんなに気持ちいいことなんだね。

それでも、君はまだ気にすることがあるの?
もう、何にも考えないでぎゅって、しよ?

ぎゅってするだけじゃあ、生きていけない?

大丈夫だよ。
そんなの、こんな毎日じゃあ、生きていけないかもって思っちゃうから怖くなっちゃうだけなんだよ。

大丈夫。
私たちの幸せだけを感じていれば、大丈夫。

わたしと一緒ってことだけ、それだけを考えよ?
そしたらすぐに、そんな怖い気持ち、消えてなくなっちゃうんだ。

大丈夫だよ。
もし、生きてなんかいけなくても、私たちは一緒にダメになっちゃうだけ。
はなればなれになっちゃう訳じゃないの。

ずっと一緒なら、何にも悲しくないし、何にも怖くない。

それに、ぎゅっとすること以外何にも考えられなくなっちゃうなんて、元から人間としてダメになっちゃうことなんだよ。

もう、元には戻れなくなっちゃう。
もしかすると、生きていけないかもね。

でも、それが幸せなの。
それが、どんなことよりずっと気持ちいい、私たちの幸せ。
元に戻る必要なんて、全くないんだよ。

ほら、もっと強くぎゅっとしてあげる。
もう、二度と離さない。

(囁き)
だいすき。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
頽廃パラフィリア
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
夜木嵩
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