- ヤンデレ
- 同僚
- 片思い
公開日2022年09月17日 18:32
更新日2022年09月17日 18:32
文字数
2423文字(約 8分5秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
同僚
視聴者役柄
指定なし
場所
同僚宅
あらすじ
同僚が職場の机に忘れた手帳を届けに、彼女の家へと向かったあなた。
丁度彼女の家に着いたところで雨が降り出してしまう。
彼女は、忘れ物のお礼と言って、あなたを家に上げることに。
しかし、それが彼女の罠で……
丁度彼女の家に着いたところで雨が降り出してしまう。
彼女は、忘れ物のお礼と言って、あなたを家に上げることに。
しかし、それが彼女の罠で……
本編
(SE:雨音 開始)
あの、待ってください。
雨、どうやら予報だと、これからかなり激しくなるみたいです。
傘も持たずに急いで出て行ったところで、濡れて、風邪をひいてしまいますよ。
この手の雨ならば、何時間と待つこともないでしょう。
お茶でも用意しますから、少し、ゆっくりしていきませんか?
いえ、遠慮なさらないでください。
忘れ物を届けてくださったのに、お礼の一つもしないなんて申し訳ないですから。
(SE:雨音 終了)
はい、そこで座って待っていてください。
多分、ちょっとお話して、飲み終える頃には止んでるかと。
(間)
どうぞ。
猫舌じゃなければ、飲めるかと思います。
あの、ありがとうございました。
手帳、わざわざこの家まで届けてくださって。
特別、見られたらマズいような情報はなかったかと思いますが、これが仕事上の情報が入ってるUSBとかだったら、大変ですから。
今後、気を付けなければいけませんね。
えっ、手帳でも、マズいものはマズいですか?
そうですね。
確かに、個人的なスケジュールがわかるのも、場合によっては危ないことに繋がりますね。
失念してました。
でも、見つけてくれたのがあなたでよかったです。
だって、あなたは私にストーカーみたいな悪いことはしない人だと思ってますから。
むしろ、そういう悪い人がいるとすれば、私を一人になんかしないで、守ってくれますもんね?
なんでって、私が一番頼れるのは、あなたなんです。
わからないことは何でもあなたに聞いて、おんぶにだっこ。
んふふっ、あなたの優しさを悪用しちゃってすみません。
ですが、あなたからは、時々、私のことを導いてくれるような、信頼感を感じます。
あなたといれば大丈夫、みたいな気持ちになるんです。
依存、したくなっちゃうんです。
きっと、これからも抜け出せないような気がしてます。
私とあなたが、離れ離れにならない限り。
でも、そんな時が来るなんて、考えたくもないです。
私、思うんです。
あなたと一緒に暮らせるなら、決して離れ離れにはならないって。
だから、私は、あなたにどんなものを捧げてでも、一緒になれたらいいなって。
私、あなたの隣にいても、いいですか?
いや……あなたの隣に、いさせてください。
そうですか……
また、振られちゃいましたか……
いえ、気にしないでください。
もはや、いつものことですから。
本当に思いやる気持ちがあるんだったら、ノーと答えないでくださいよ。
それか、どうすればあなたにイエスと答えてもらえるか、せめてヒントをください。
ほら、あなたはまた、それはできないって言うんです。
他に誰か、好きな人でもいるんですか?
それとも、素直に私が嫌いなんですか?
わからないから、私も何の手の打ちようもない。
あなたっていうのも、嫌な人です。
けれど、こうやって思い悩むのも、もう必要ありませんね。
どうしたのって、そろそろ、身体も痺れて動かなくなる頃でしょう?
あなたをやっと、私の思い通りにすることが出来る時が来るんです。
安心してください。
仕込んだのは死ぬような毒じゃありません。
目覚める頃には、身体も元通りになるはずです。
もっとも、その薬の効果だけを考えれば、の話ですけど。
ええ、その通りです。
眠ってる間に、私から離れられないようにベッドに括り付けてしまおうかと。
目覚めるまではまともな抵抗も出来ないでしょうから。
私は、ここまで本気なんです。
今までのアピールも、冗談なんかじゃないんです。
どうしてでしょう。
あなたのことを愛してやまないというのは、嘘じゃないんですけど、何よりも、この気持ちをやり場のないままにして生きていくことに耐えられないんです。
あなたへ届かないあなたへの気持ちが、私の胸の中で暴れて、鋭利な刃物のようにズタズタと切り裂いてくるような。
恋心に耐えられるほど、私は強くなんてないですから。
あなたが好きになってくれるように、理想の女性になった。
自分との乖離だって、あなたが愛してくれるためには構わなかった。
なのに……なのに……
何度、私はあなたに告白したか、覚えてますか?
何度、あなたは断ってきたか。
断られるたびに、もっとあなたの理想を追い求めて、私じゃなくなっていって。
もう、今の私って何なのでしょうね?
私を捨て、けれどもあなたには拒まれて、受け入れてくれるものを知らず、あなたを求めてさまよい続ければいいんでしょうか?
ただでさえズタズタな心が、ついに身体から離れて、生きているように思えなくなってきました。
もう、この身体には帰らないのでしょう。
ねえ、愛してくださいよ。
このまともな心を失った私は、あなたの心が欲しいんです。
そうじゃなきゃ、生きている意味すら感じられないんですから。
あなたが愛してくれない私を、私はもう愛せない。
もはや、私の理性も、私の欲求も、私の身体も、……全部、全部、全部、あなたのために存在してるようなものなんです。
だから、この身体は全て、あなたのためのもの。
つまり、私は、あなたのもの。
私は、あなたが私から離れない限り、あなたの望むことなら、何だってできます。
それが、私の存在意義なんですから、当然ですよね。
あなたはこんな私を、嫌がったりしませんよね。
こんな私にしてしまったのは、あなたなんですから。
これは、あなたの責任です。
知らないだなんて言われても、現に私はこの有様。
あなたにしか、どうすることも出来なくなってしまっているんです。
……そろそろ、眠気で考えることも出来なくなってきましたか?
いいですよ。
あなたの答えは、たったひとつ。
拒否権はありませんけど、今ここでとは言いませんから。
あなたが眠ってしまえば、焦る必要はない。
離れられない時間で、あなたの気持ちを変えていくのみ。
絶対に、あなたは私を愛するようになっていくんです。
そう思うだけで、心が取り戻されていくような気さえします。
まるで、虹がかかったような気分。
もう何も、苦しむ必要はないんですね。
ゆっくりと、目が閉じていく……
ゆっくりと、あなたが私のものになっていく……
んふふっ。
あの、待ってください。
雨、どうやら予報だと、これからかなり激しくなるみたいです。
傘も持たずに急いで出て行ったところで、濡れて、風邪をひいてしまいますよ。
この手の雨ならば、何時間と待つこともないでしょう。
お茶でも用意しますから、少し、ゆっくりしていきませんか?
いえ、遠慮なさらないでください。
忘れ物を届けてくださったのに、お礼の一つもしないなんて申し訳ないですから。
(SE:雨音 終了)
はい、そこで座って待っていてください。
多分、ちょっとお話して、飲み終える頃には止んでるかと。
(間)
どうぞ。
猫舌じゃなければ、飲めるかと思います。
あの、ありがとうございました。
手帳、わざわざこの家まで届けてくださって。
特別、見られたらマズいような情報はなかったかと思いますが、これが仕事上の情報が入ってるUSBとかだったら、大変ですから。
今後、気を付けなければいけませんね。
えっ、手帳でも、マズいものはマズいですか?
そうですね。
確かに、個人的なスケジュールがわかるのも、場合によっては危ないことに繋がりますね。
失念してました。
でも、見つけてくれたのがあなたでよかったです。
だって、あなたは私にストーカーみたいな悪いことはしない人だと思ってますから。
むしろ、そういう悪い人がいるとすれば、私を一人になんかしないで、守ってくれますもんね?
なんでって、私が一番頼れるのは、あなたなんです。
わからないことは何でもあなたに聞いて、おんぶにだっこ。
んふふっ、あなたの優しさを悪用しちゃってすみません。
ですが、あなたからは、時々、私のことを導いてくれるような、信頼感を感じます。
あなたといれば大丈夫、みたいな気持ちになるんです。
依存、したくなっちゃうんです。
きっと、これからも抜け出せないような気がしてます。
私とあなたが、離れ離れにならない限り。
でも、そんな時が来るなんて、考えたくもないです。
私、思うんです。
あなたと一緒に暮らせるなら、決して離れ離れにはならないって。
だから、私は、あなたにどんなものを捧げてでも、一緒になれたらいいなって。
私、あなたの隣にいても、いいですか?
いや……あなたの隣に、いさせてください。
そうですか……
また、振られちゃいましたか……
いえ、気にしないでください。
もはや、いつものことですから。
本当に思いやる気持ちがあるんだったら、ノーと答えないでくださいよ。
それか、どうすればあなたにイエスと答えてもらえるか、せめてヒントをください。
ほら、あなたはまた、それはできないって言うんです。
他に誰か、好きな人でもいるんですか?
それとも、素直に私が嫌いなんですか?
わからないから、私も何の手の打ちようもない。
あなたっていうのも、嫌な人です。
けれど、こうやって思い悩むのも、もう必要ありませんね。
どうしたのって、そろそろ、身体も痺れて動かなくなる頃でしょう?
あなたをやっと、私の思い通りにすることが出来る時が来るんです。
安心してください。
仕込んだのは死ぬような毒じゃありません。
目覚める頃には、身体も元通りになるはずです。
もっとも、その薬の効果だけを考えれば、の話ですけど。
ええ、その通りです。
眠ってる間に、私から離れられないようにベッドに括り付けてしまおうかと。
目覚めるまではまともな抵抗も出来ないでしょうから。
私は、ここまで本気なんです。
今までのアピールも、冗談なんかじゃないんです。
どうしてでしょう。
あなたのことを愛してやまないというのは、嘘じゃないんですけど、何よりも、この気持ちをやり場のないままにして生きていくことに耐えられないんです。
あなたへ届かないあなたへの気持ちが、私の胸の中で暴れて、鋭利な刃物のようにズタズタと切り裂いてくるような。
恋心に耐えられるほど、私は強くなんてないですから。
あなたが好きになってくれるように、理想の女性になった。
自分との乖離だって、あなたが愛してくれるためには構わなかった。
なのに……なのに……
何度、私はあなたに告白したか、覚えてますか?
何度、あなたは断ってきたか。
断られるたびに、もっとあなたの理想を追い求めて、私じゃなくなっていって。
もう、今の私って何なのでしょうね?
私を捨て、けれどもあなたには拒まれて、受け入れてくれるものを知らず、あなたを求めてさまよい続ければいいんでしょうか?
ただでさえズタズタな心が、ついに身体から離れて、生きているように思えなくなってきました。
もう、この身体には帰らないのでしょう。
ねえ、愛してくださいよ。
このまともな心を失った私は、あなたの心が欲しいんです。
そうじゃなきゃ、生きている意味すら感じられないんですから。
あなたが愛してくれない私を、私はもう愛せない。
もはや、私の理性も、私の欲求も、私の身体も、……全部、全部、全部、あなたのために存在してるようなものなんです。
だから、この身体は全て、あなたのためのもの。
つまり、私は、あなたのもの。
私は、あなたが私から離れない限り、あなたの望むことなら、何だってできます。
それが、私の存在意義なんですから、当然ですよね。
あなたはこんな私を、嫌がったりしませんよね。
こんな私にしてしまったのは、あなたなんですから。
これは、あなたの責任です。
知らないだなんて言われても、現に私はこの有様。
あなたにしか、どうすることも出来なくなってしまっているんです。
……そろそろ、眠気で考えることも出来なくなってきましたか?
いいですよ。
あなたの答えは、たったひとつ。
拒否権はありませんけど、今ここでとは言いませんから。
あなたが眠ってしまえば、焦る必要はない。
離れられない時間で、あなたの気持ちを変えていくのみ。
絶対に、あなたは私を愛するようになっていくんです。
そう思うだけで、心が取り戻されていくような気さえします。
まるで、虹がかかったような気分。
もう何も、苦しむ必要はないんですね。
ゆっくりと、目が閉じていく……
ゆっくりと、あなたが私のものになっていく……
んふふっ。
クレジット
ライター情報
ヤンデレとか書きます。
Twitterアカウントは@yorugi_suu以外一切関与しておりませんのでご了承ください。
Twitterアカウントは@yorugi_suu以外一切関与しておりませんのでご了承ください。
有償販売利用の条件
TwitterのDM等にてご一報ください。
利用実績(最大10件)
夜木嵩 の投稿台本(最大10件)