0
愛してれば何してもいいと思ってる先輩の猛攻
written by 夜木嵩
  • 先輩
  • 積極的
  • 告白
公開日2022年10月17日 18:11 更新日2022年10月17日 18:11
文字数
2220文字(約 7分24秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
先輩
視聴者役柄
後輩
場所
職場
あらすじ
普段親しげにしている先輩が、ある日の仕事終わり、意味ありげな態度であなたに迫ってきた。
彼女は突如想いを口にしては、一気に詰め寄ってくる。
本編
ねえ、後輩くん。
そろそろ、いいよね?

何って、言わないとダメ?

そう、まだかぁ。
後輩くんとなら、勝手に気持ち通じ合えてると思ってた。

結構、出張とか一緒に行くことも多いし、話してて気が合うことも多いし。
もしかして、私、勝手に後輩くんとの距離、近いって勘違いしちゃってたのかな?

だけどね、これ以上は、そろそろ大人の関係として付き合っていかないといけないくらいだと思うの。

後輩くんは気付いてないかもしれないけど、結構噂になってるみたいだよ?
私と後輩くん、デキてるってさ。

これだけいつも一緒にいて、話して、楽しくしてると、もう先輩後輩じゃなくて、男女って関係のオーラが出てるんだって。
実際、後輩くん以外に打ち解けてる男って私、いないし。

そういえばって、後輩くんは私のこと、ちゃんと見張ってないんだ。
なーんて、怒ることはないけど。

それで、後輩くんは後輩くんで、女性と接することに慣れてるわけでもない。
知ってるよ?
青春謳歌できなかったんでしょ?

いいよそんなこと。
そんな過去のことでくよくよしてる方が男としてダサいもん。
今が幸せならいいのいいの。

って感じで、お互いに異性との関わりに積極的じゃない二人がやたらと一緒にいるのは、やっぱりそういうこと、みたいな理由もあるみたいだよ?

後輩くんは今知ったって顔だけど、もう職場で知らない人はいないんじゃないかな。
ここまで知られた噂になっちゃうと、これからが怖いね。

例えば、後輩くんが他の女の人と親しくしてるだけで、浮気って噂が流れちゃうかもしれない。
今の時代、そういうのって厳しいでしょ?
ほんの誤解で後輩くんが苦しむところは、私も見たくないよ。

だから私ね、いっそ、後輩くんと本当に付き合ってしまえばいいんじゃないかって思うんだ。
ううん、っていうか、そもそも、私……

後輩くんのこと、好きだよ。

噂は私、流したりはしてないけど、皆にそう思われてもいいかなとは思ってた。
ちらっと耳にしたとき、ちょっと嬉しかったもん。
他の人に後輩くんへの好意を見せつけられるほど、私も度胸はなかったけどね?

でも、後輩くんともっともっと一緒にいようとしてグイグイ行ってはいたんだ。
だけど、肝心の後輩くんに意識してもらえてないみたいで、ちょっと不満かも。

ねえ、普通じゃないと思わない?
妙に目が合ったり、手が触れたり、ドキドキすることあったでしょ?

そうでしょ?
それ、私なりのアピールだったのに。

ごめんなんて言ってほしいわけじゃないよ。
謝るぐらいなら、お詫びに付き合ってほしいな。
なーんて。ふふっ。

でも、後輩くんと付き合いたいよ。
ねえ、付き合おうよ。

後輩くんの恋人……大事な人になりたい。
そろそろ、後輩くんと一緒にいる時のドキドキを抑えるの、限界なんだよ?

だから、後輩くんの気持ちが欲しいの。
恋人になったら、後輩くんの気持ち、貰えるよね?

でも、私と恋人っていうのは、後輩くん、嫌、かなぁ……?

大丈夫だよ。
後輩くんが思ってるほど、恋人になることは悪いはずじゃないから。
だって、私は後輩くんのこと、愛してるよ?

愛があれば、恋人だってやっていける。
私はそう思うんだ。

私のこと、嫌いじゃないんでしょ?
なら心配なんていらないよ。
後輩くんが何にもしなくても、私が頑張るから。

っていうか、このままでいる方が無理だからね?
後輩くんと微妙な距離のままなのは、苦しすぎるもん。

ね、一旦恋人になってみて、ダメだったらそれでいいじゃない。
一度は経験してみないと、何にもわからないよ?

大丈夫。
私は後輩くんのこと、本気で愛してるから。
っていうか、私の気持ち、疑ってるの?
それなら、信じてもらうためにも尚更付き合ってもらわなきゃ。

安心して?
後輩くんのこと、愛してるから、傷付けるようなことはしない。
ね、後悔なんかさせないよ?
迷ってるぐらいなら付き合お?
付き合ってみれば、間違いじゃなかったんだってわかるよ?

私、後輩くんの特別な人になりたいの。
嘘じゃないよ?

だから、後輩くんが望むなら、ハグも、キスも、もっと濃いのも、何だって受け入れてあげられる。
むしろ、私がそうなることを望んでるの。

後輩くん。
私、後輩くんのことを愛してるんだよ?

ほら、ね……?

何って、後輩くんの好きにしていいよって合図。
やっぱり後輩くんは鈍感だなぁ。
これじゃ、私がリードするしかないんだね。
それも、後輩くんと愛し合えるなら何だっていいけど。

それに、その気になっちゃった後輩くんが獣さんだったら、私、今までと違う意味でドキドキしちゃって耐えられないかもしれないし。
やっぱり、今の可愛い後輩くんが好き。愛してる。

ね、だから、後輩くん。
私の恋人として、いろんなこと、しようね?

なんだか、自制するもの忘れて、これだけ後輩くんに迫ってたら、私、ますます本気になってきちゃった。
気持ち我慢するの、やめるね?

ねえ、後輩くんの唇、貰っていいかな?
大丈夫、ほんの一瞬。
ダメ、逃げないで。

誓いのキス、しよっか。
結婚じゃないけど、恋人の誓い。

私たちは、お互いを愛しあう恋人になりますってキス。
だけど、もう私は後輩くんのこと愛してるから、あとは後輩くんだね。
後輩くんも私のこと、愛してよ。
てか、愛させる。

えいっ、ぎゅーっ。

えっへへー、もう後輩くんは逃げられない。

っていうか、後輩くん、抵抗してないよね。
それって、そういうことだって受け取っていいのかな?
いいよね?

それなら、もう何のためらいもいらないね。
だから、キス、しちゃおうか。

……後輩くん。

愛してるよ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
愛してれば何してもいいと思ってる先輩の猛攻
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
夜木嵩
ライター情報
ヤンデレとか書きます。

Twitterアカウントは@yorugi_suu以外一切関与しておりませんのでご了承ください。
有償販売利用の条件
TwitterのDM等にてご一報ください。
利用実績(最大10件)
夜木嵩 の投稿台本(最大10件)