- 耳かき
- 純愛
- 睡眠導入
- 癒し
- お姉さん
- 先輩
- 年上
公開日2023年09月16日 02:54
更新日2023年09月16日 02:54
文字数
4803文字(約 16分1秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
一緒のカフェで働く2歳上の先輩
視聴者役柄
アルバイトの後輩
場所
路地にある寂れた喫茶店
あらすじ
≪あらすじ≫
夏が過ぎ秋が近づいてきたころ。
路地裏にあるちいさな喫茶店で、僕と先輩は外の天気を憂いていた。
秋雨前線がかかった空は暗く、ぽつぽつと雨も降りだしている。
天気予報ではこの後大雨に加えて風も出てくるそうだ。
アンティークな家具が湿気を吸い息をする。
独特なノスタルジックさに包まれる店内では、
朝からお客を待ったコーヒーがぽこぽこと音を立てている。
ギィと閉めた扉から、とっとっとと戻ってきた先輩は言う。
「ねぇ雨凄くなってるし…閉めちゃだめかな…?」
夏が過ぎ秋が近づいてきたころ。
路地裏にあるちいさな喫茶店で、僕と先輩は外の天気を憂いていた。
秋雨前線がかかった空は暗く、ぽつぽつと雨も降りだしている。
天気予報ではこの後大雨に加えて風も出てくるそうだ。
アンティークな家具が湿気を吸い息をする。
独特なノスタルジックさに包まれる店内では、
朝からお客を待ったコーヒーがぽこぽこと音を立てている。
ギィと閉めた扉から、とっとっとと戻ってきた先輩は言う。
「ねぇ雨凄くなってるし…閉めちゃだめかな…?」
本編
//(全編雨音がします)
うわ、雨すごい降ってる…。
この雨じゃだーれもこないよね…。
ね…
//「だめですよ」
…
まだ何も言ってないよ?
//「お姉ちゃんに内緒でこっそり閉めちゃわない?…って言いますよね?」
う…。
お姉ちゃんに内緒でこっそり閉めちゃわない?
って言おうとしただけだし…。
//「一言一句違わないじゃないですか」
えー…だめ?
//「かわいく言ってもだめです、監視役も任されてるので…」
もう、こんな時でも君は真面目だなあ。
そんなんじゃいつか倒れちゃうぞー?
はーい。
ぶつぶつ言わないで真面目にやりまーす…
って言っても、お客さんいないとやることないんだよねー…
補充も昨日お姉ちゃんがやってくれたっぽいし。
…。
そうだ、ちょっとこっちきて。
いいからいいから♪
そのまま座っててね?
//コーヒーを2つ置く
…はいどうぞ。
これ捨てちゃうやつだから、飲んで休憩してよう?
いいのいいの。
サボタージュだって十分立派な労働者の権利だよ?
ここならお客さんがきたらすぐ反応できるし、ね?
お隣お邪魔しまーす…。
"わざわざ隣に座らなくても…"?
そりゃあ…そういう目的があるからだと思うけど?
えいっ。
ほらそのまま寝転がるみたいに膝に頭乗せて乗せて。
いつも頑張り屋な君に膝枕してあげるっ。
…鍵?
もう…心配性だなあ…
//鍵ガチャ(遠隔か手を伸ばせる距離にあるイメージ)
よしこれで急にお客さんが来ることはなくなったよ。
安心してお姉さんに甘えなさい?
ていうか…
これならギリ開いてないことにはならないからセーフ…?
//「アウトでは?」
細かいことは気にしないのー。
何か言われたら風が強かったから閉めたとかなんとか言えばよーし!
というわけで、はい!
君は靴脱いで大人しく私に頭を預ける!はい!
よろしい。
先輩に忠実な後輩は可愛がられるぞ~?
うんうん、いつもお疲れさまです。
なでなでー…。
…。
君さ~、耳かきとかする?
ふーん、あんまりやんない感じなんだ。
この前ねお姉ちゃんに頼まれてやったんだけどさ、結構貯まるらしいんだよね耳の汚れって。
そ、いつものお礼に…さ。
耳かきでもしてあげようかなって思うんだけど、どう?
ていうか、やらせて。
え、なに、何も企んでないってば。
そこまで信用ない?私?
心外だなあ…。
なぁに先輩からのありがたーい贈り物だよ。
素直に受け取りたまえ~?
というわけで、お耳チェック!
ほほーう…?
しがいがありそうな耳をしておる…。
さぁてと…
お姉ちゃんを唸らせた私の手腕見せちゃいますよぉ…
//耳かき開始
どう?
気持ちいい?
うん、それならよかった。
話の続きなんだけどさ。
そ、いつものお礼って話。
いや~…
君には感謝してるんだよ?
もしここに君がいなかったら、いまごろ2人でダウンしてたね絶対。
これだけは言える(キリ。
君が来るまでお姉ちゃんも私も働き詰めだったからね~。
突然継いでくれないか!なんて言われて言葉巧みに丸め込まれちゃってさ。
見ての通り、うちそんな大きなお店じゃないでしょ。
アンティーク系の家具と暗めの照明に…ちょっと古風というか落ち着きすぎてるというか?
君みたいにそういうのが刺さる!好き!な人もいるとは思うんだけど。
立地的にも見つけるのにも一苦労だからさー。
しかも名前もあんまり売れてないときた。
休みなしとはいえ、従業員も私とお姉ちゃんで切り盛りできてたくらいだしね。
だから若い人が来ること自体珍しいの。
ふふ、君が来てくれたとき私たちバックヤードで手あわせちゃったもん。
しかも聞いてみれば、長期で働く場所探してるっていうじゃん?
もうこれは運命、魚に水、人に酸素!救世主様!って思っちゃったなあ。
だから、かなり感謝してるんだよ~?
これからも大切な従業員としていてほしいくらいにはさ。
//「の割には結構仕事押し付けられるような…(苦笑)」
あー…忙しいのは別。
だって君真面目で働き者だし、私がやるよりテキパキじゃん。
頼もうとしたら大体のこと終わってるし。
瞬間移動持ち?もしかして?なんて思っちゃったりしたよ一時期。
お姉ちゃんも、やるね!あの子!なんて言ってた。
…って、その顔は私がいないときに耳にタコが出来るくらい言われてるなー?
むぅ…。
私は怒られてばっかりだから、ちょっとうらやましー…
え?私?
私はまあ…可もなく不可もなく…?というか…?
ていうか膝貸して耳かきまでしてあげてるんだから
どう思ってるかくらいわかるでしょ、わかれー。わかってくださーい。
よいしょ、かゆいとこない?
なければもう片方やるけど…。
//「…寝転がって思ったんですけど。ここ監視カメラ…ってなかったでしたっけ」
監視カメラ?
あっ…その事忘れてた。
やば。これ記録されてるじゃん。
んん?待って待って…。
ってことは"休憩"って言いながらサボってるのお姉ちゃんに筒抜けだったってことでは…?
//「仕事中になにしてるんですか…」
いやいや君ィ。
いつだって適度な休息は必要だよ?
8時間もほぼ休みなしで働くとか正気の沙汰じゃないってぇ。
君に出会う前ならまだしも、君に甘やかされたいまの私には無理無理、無理難題ー
んむむどうしよっか…。
でももうやっちゃったしなあ…いまやめてもいまさら感?
//「(立ちたくないだけだろうな…)」
うーんじゃあお仕事追加!
君、後で消しといて。
そうそう一緒にサボってるんだから共犯でしょ?
別にペットカメラみたいに外で見れるようなやつじゃないでしょきっと。
なら消しとけばへーきへーき。
あっ、私にも消し方教えてね?
//「いつもと変わらないなら別に…」
まぁ、正直サボりとかはいつものことだし?
見られてて何も言われてないんだからいいんだろうけどさー?
なんかこういう風に君に近付いてるの
あんまりお姉ちゃんには見られたくない…と言いますか…
だ、だって、あの人見たら絶対からかってくるの目に見えてるっていうか…。
家族が異性に近付いてるの見るの気まずくない…?
//「異性…」
そこに反応すんなっ
そ、そういう意図がなかったとしてもだよっ!なんかやなの…っ!
と、に、か、く、消しといてね!
私そういうの疎いから…よろしくっ!これ先輩命令だからっ!
続きやるよっ///
かゆいところないね!?
こっちの耳終わったから反対側向いてっ
//耳かき(もう片方)開始
//↓の台詞まで少し耳かきだけの音
それにしても雨止まないね。
雷も鳴ってるし全然人通りどころか車も通ってないし…。
やっぱ閉めていいんじゃないかなあ…。
君だって帰れるなら早く帰りたいでしょ?
あ、いや君の場合は暇な方がお得なのか…。
まぁ閉めてもこの雨じゃ、なあ…。
とても帰れたものじゃないんだけど…。
ん~…。
はぁ、結局開けとくしかないか。
ていうかちょっと前まではさ?
日差しばっかだったくせに秋が近付いた途端にこれだもんな~。
濡れたら微妙に風邪引きそうなタイミングでこんな降る?普通。
配分ってものがないよ配分ってものが~。
令和ちゃん5年目なんだからしっかりしてくれー。
あーあ、気付けば秋、そしたら冬も過ぎて…
今年も終わって「明けまして」って言ってるんだろうなあ。
早いもんだぜ…まったくよう…。
//「年を取ると早くなるって聞きますけどねー」
え?いまライン越えたね?
さすがにでりかしーなさすぎじゃありませんこと?
言うて2年くらいしか変わらないでしょーが、年。
耳奥そのまま突っ込まれたいかてめー…。
ま、人生で感じる時間の半分は18歳までに過ごしちゃうらしいし?
年を取る度に1年が早い!ってどんどん思っていくんだろうとは思うけどねー。
//「18歳で…」
そ、新しいことに挑戦しないと人の1年ってすっごい早いんだよ。
安定志向な人ならなおさらかも。
私が思うに旅行とかレジャー施設行ったりしてる人たちがいつまでも生き生きしてるのはたぶんそういうこと。
今の人は頻繁に時計を見ているからっていう説もあるらしいけど。
でも思うんだよ。
楽しい時間はあっという間に過ぎるっていうじゃない?
あれは心臓の鼓動が速くなるからで。
1分で80拍していたものが160拍になったら2倍過ごしてるって言うけどさ。
どこまで本当わからないよね。
だって新しいことをすれば寿命が延びるって話とちぐはぐじゃん。
身体で感じる時間は2倍なのに認識してる時間は早く過ぎる…。
ドキドキした方がいいの?しない方がいいの?どっちが本当?ってならない?
あー…その見方はいいね。
1年が早く感じるってことは、楽しい時間を過ごしてる証拠、かぁ。
そういう意味で捉えるなら悪い気はしないかな。
だって私、君と出会ってから案外楽しいもん。
…。
言っちゃった…。
…そりゃ…まぃにち…(小声)
ばっ…耳かきしてるときに動くなよばかあ…。
あと肩で笑ってるのバレバレだかんな!?
人が珍しく素直に伝えたって言うのに、なんで君はそういう反応するかなあ…?
照れ隠しかあ…?
…ん。
じゃ、照れ隠しってことにしてあげる。
なんぜ私の方がお姉さんだから。
このくらい寛容じゃないとね。
2年くらいしか違わない…?
あーもー口答えしないの!もうっ!
ほら大人しくお姉さんの話聞く!
//「秋だと衣替えもそろそろですかねー」
…なに。
あー…そっか忘れてた。
そろそろ長袖洗わないとだ。
君にはもう渡してたっけ?あ、ならよかった。
//「冬服の時期って決まってます?」
時期?
時期かぁ…。
うーん、どうだろーなー。
秋ごろっていうざっくり判断だからねー…うち…。
夜は冷えるけどまだ残暑厳しそうだし。
もう少し先かなーと私は思うけど…。
最終的にお姉ちゃんが決めるからどうだかなって感じ。
季節感大事にするからなーあの人…。
まぁ仮にもカフェだから当たり前か…。
私は夏服の方が動きやすいからこっちでもいいんだけどね。
膝下より長いスカートって、あんまり着る機会ないしさ。
やっぱ慣れてないんだよねー…。
実のところ毎回転ばないように気を付けてるくらいには苦手かも…。
//「意外ですね」
あれ?
私、君に私服見せたことなかったっけ。
そっか。
確かにシフトで会うだけで意外と見せる機会なかったかもね。
ん。じゃあ今度見せたげる。
お姉ちゃんと君が当番してるときね。
可愛さにびびるなよー?
カップ落として割ったら弁償もんだから
もちろん。
制服がここまで似合ってるなら私服も可愛いに決まってるじゃんか。
…コーディネートはお姉ちゃん任せだけど(ぼそり)
はぁわかってないなあ?餅は餅屋っていうでしょ?
元引きこもりにお洒落を求めないでくださいー、素は超めんどくさがり屋なんですぅー…。
お姉ちゃん曰く素材がいいだけなんで。
何も言われなかったらジャージで1年過ごしてるレベル…だし…
//耳かきだけの間挟む
ふふっ、なんかいいねこんな時間も。
久しぶりにゆったり話せたーって気がする。
…あのさ。
このまま雨が止まなかったら…どうしよっか。
…ずっとこうしてちゃ…だめ…かな…?
お姉ちゃんもこの雨じゃ帰ってこれないだろうし。
こんな時間滅多にないでしょ…?
だからもうちょっと堪能してたいとか…なんとか…言っちゃって。
そ、雨音聞きながら君撫でてたらなんかエモいなーって思っちゃった。
ほんのり膝から伝わってくる君の熱もいい感じ…
言葉にはしにくいんだけどね、あったかいなあって。
本当?
ふふ、わーい…じゃあ1ミリのゴミも残さないようにしちゃお。
徹底的にカリカリって掃除しちゃう。
…目瞑っちゃってていいよ。
君、眠らないように頑張ってたでしょ。
うん。
もしお客さんが見えたら起こしてあげるから安心して。
…早めに言っておけばよかったねこれ。
途中で思ったんだけど…
思ったより君と話すのが面白くて言うタイミング迷ってた…(笑)
もち、そのためのこの席チョイスだしね。
そういうところは抜かりがないのです。
//「そういうところだけしっかりしてますよね…」
だけ、とはなんだー余計だぞー、だけとはぁ。
ま、お姉さんにどーんと任せなさいな。
一緒に寝ちゃったりなんかしないからさ。
んまぁ…もしそんなことあったら一緒に怒られよ。
その時は2人で反論しようね、あんな雨で閉めない方がわるいーってね。
口が回る私と信頼のある君があわされば1度くらいは…
お姉ちゃんの雷回避…出来ないかな…。
いざとなったら君だけが頼りだ、任せたぞ…。
//「(寝なければいいのでは…?)」と思いつつ目を閉じる
…うん、おやすみなさい。
寝心地はわかんないけど、身体ちゃんと休ませてね…
いつもお疲れさま…♪
うわ、雨すごい降ってる…。
この雨じゃだーれもこないよね…。
ね…
//「だめですよ」
…
まだ何も言ってないよ?
//「お姉ちゃんに内緒でこっそり閉めちゃわない?…って言いますよね?」
う…。
お姉ちゃんに内緒でこっそり閉めちゃわない?
って言おうとしただけだし…。
//「一言一句違わないじゃないですか」
えー…だめ?
//「かわいく言ってもだめです、監視役も任されてるので…」
もう、こんな時でも君は真面目だなあ。
そんなんじゃいつか倒れちゃうぞー?
はーい。
ぶつぶつ言わないで真面目にやりまーす…
って言っても、お客さんいないとやることないんだよねー…
補充も昨日お姉ちゃんがやってくれたっぽいし。
…。
そうだ、ちょっとこっちきて。
いいからいいから♪
そのまま座っててね?
//コーヒーを2つ置く
…はいどうぞ。
これ捨てちゃうやつだから、飲んで休憩してよう?
いいのいいの。
サボタージュだって十分立派な労働者の権利だよ?
ここならお客さんがきたらすぐ反応できるし、ね?
お隣お邪魔しまーす…。
"わざわざ隣に座らなくても…"?
そりゃあ…そういう目的があるからだと思うけど?
えいっ。
ほらそのまま寝転がるみたいに膝に頭乗せて乗せて。
いつも頑張り屋な君に膝枕してあげるっ。
…鍵?
もう…心配性だなあ…
//鍵ガチャ(遠隔か手を伸ばせる距離にあるイメージ)
よしこれで急にお客さんが来ることはなくなったよ。
安心してお姉さんに甘えなさい?
ていうか…
これならギリ開いてないことにはならないからセーフ…?
//「アウトでは?」
細かいことは気にしないのー。
何か言われたら風が強かったから閉めたとかなんとか言えばよーし!
というわけで、はい!
君は靴脱いで大人しく私に頭を預ける!はい!
よろしい。
先輩に忠実な後輩は可愛がられるぞ~?
うんうん、いつもお疲れさまです。
なでなでー…。
…。
君さ~、耳かきとかする?
ふーん、あんまりやんない感じなんだ。
この前ねお姉ちゃんに頼まれてやったんだけどさ、結構貯まるらしいんだよね耳の汚れって。
そ、いつものお礼に…さ。
耳かきでもしてあげようかなって思うんだけど、どう?
ていうか、やらせて。
え、なに、何も企んでないってば。
そこまで信用ない?私?
心外だなあ…。
なぁに先輩からのありがたーい贈り物だよ。
素直に受け取りたまえ~?
というわけで、お耳チェック!
ほほーう…?
しがいがありそうな耳をしておる…。
さぁてと…
お姉ちゃんを唸らせた私の手腕見せちゃいますよぉ…
//耳かき開始
どう?
気持ちいい?
うん、それならよかった。
話の続きなんだけどさ。
そ、いつものお礼って話。
いや~…
君には感謝してるんだよ?
もしここに君がいなかったら、いまごろ2人でダウンしてたね絶対。
これだけは言える(キリ。
君が来るまでお姉ちゃんも私も働き詰めだったからね~。
突然継いでくれないか!なんて言われて言葉巧みに丸め込まれちゃってさ。
見ての通り、うちそんな大きなお店じゃないでしょ。
アンティーク系の家具と暗めの照明に…ちょっと古風というか落ち着きすぎてるというか?
君みたいにそういうのが刺さる!好き!な人もいるとは思うんだけど。
立地的にも見つけるのにも一苦労だからさー。
しかも名前もあんまり売れてないときた。
休みなしとはいえ、従業員も私とお姉ちゃんで切り盛りできてたくらいだしね。
だから若い人が来ること自体珍しいの。
ふふ、君が来てくれたとき私たちバックヤードで手あわせちゃったもん。
しかも聞いてみれば、長期で働く場所探してるっていうじゃん?
もうこれは運命、魚に水、人に酸素!救世主様!って思っちゃったなあ。
だから、かなり感謝してるんだよ~?
これからも大切な従業員としていてほしいくらいにはさ。
//「の割には結構仕事押し付けられるような…(苦笑)」
あー…忙しいのは別。
だって君真面目で働き者だし、私がやるよりテキパキじゃん。
頼もうとしたら大体のこと終わってるし。
瞬間移動持ち?もしかして?なんて思っちゃったりしたよ一時期。
お姉ちゃんも、やるね!あの子!なんて言ってた。
…って、その顔は私がいないときに耳にタコが出来るくらい言われてるなー?
むぅ…。
私は怒られてばっかりだから、ちょっとうらやましー…
え?私?
私はまあ…可もなく不可もなく…?というか…?
ていうか膝貸して耳かきまでしてあげてるんだから
どう思ってるかくらいわかるでしょ、わかれー。わかってくださーい。
よいしょ、かゆいとこない?
なければもう片方やるけど…。
//「…寝転がって思ったんですけど。ここ監視カメラ…ってなかったでしたっけ」
監視カメラ?
あっ…その事忘れてた。
やば。これ記録されてるじゃん。
んん?待って待って…。
ってことは"休憩"って言いながらサボってるのお姉ちゃんに筒抜けだったってことでは…?
//「仕事中になにしてるんですか…」
いやいや君ィ。
いつだって適度な休息は必要だよ?
8時間もほぼ休みなしで働くとか正気の沙汰じゃないってぇ。
君に出会う前ならまだしも、君に甘やかされたいまの私には無理無理、無理難題ー
んむむどうしよっか…。
でももうやっちゃったしなあ…いまやめてもいまさら感?
//「(立ちたくないだけだろうな…)」
うーんじゃあお仕事追加!
君、後で消しといて。
そうそう一緒にサボってるんだから共犯でしょ?
別にペットカメラみたいに外で見れるようなやつじゃないでしょきっと。
なら消しとけばへーきへーき。
あっ、私にも消し方教えてね?
//「いつもと変わらないなら別に…」
まぁ、正直サボりとかはいつものことだし?
見られてて何も言われてないんだからいいんだろうけどさー?
なんかこういう風に君に近付いてるの
あんまりお姉ちゃんには見られたくない…と言いますか…
だ、だって、あの人見たら絶対からかってくるの目に見えてるっていうか…。
家族が異性に近付いてるの見るの気まずくない…?
//「異性…」
そこに反応すんなっ
そ、そういう意図がなかったとしてもだよっ!なんかやなの…っ!
と、に、か、く、消しといてね!
私そういうの疎いから…よろしくっ!これ先輩命令だからっ!
続きやるよっ///
かゆいところないね!?
こっちの耳終わったから反対側向いてっ
//耳かき(もう片方)開始
//↓の台詞まで少し耳かきだけの音
それにしても雨止まないね。
雷も鳴ってるし全然人通りどころか車も通ってないし…。
やっぱ閉めていいんじゃないかなあ…。
君だって帰れるなら早く帰りたいでしょ?
あ、いや君の場合は暇な方がお得なのか…。
まぁ閉めてもこの雨じゃ、なあ…。
とても帰れたものじゃないんだけど…。
ん~…。
はぁ、結局開けとくしかないか。
ていうかちょっと前まではさ?
日差しばっかだったくせに秋が近付いた途端にこれだもんな~。
濡れたら微妙に風邪引きそうなタイミングでこんな降る?普通。
配分ってものがないよ配分ってものが~。
令和ちゃん5年目なんだからしっかりしてくれー。
あーあ、気付けば秋、そしたら冬も過ぎて…
今年も終わって「明けまして」って言ってるんだろうなあ。
早いもんだぜ…まったくよう…。
//「年を取ると早くなるって聞きますけどねー」
え?いまライン越えたね?
さすがにでりかしーなさすぎじゃありませんこと?
言うて2年くらいしか変わらないでしょーが、年。
耳奥そのまま突っ込まれたいかてめー…。
ま、人生で感じる時間の半分は18歳までに過ごしちゃうらしいし?
年を取る度に1年が早い!ってどんどん思っていくんだろうとは思うけどねー。
//「18歳で…」
そ、新しいことに挑戦しないと人の1年ってすっごい早いんだよ。
安定志向な人ならなおさらかも。
私が思うに旅行とかレジャー施設行ったりしてる人たちがいつまでも生き生きしてるのはたぶんそういうこと。
今の人は頻繁に時計を見ているからっていう説もあるらしいけど。
でも思うんだよ。
楽しい時間はあっという間に過ぎるっていうじゃない?
あれは心臓の鼓動が速くなるからで。
1分で80拍していたものが160拍になったら2倍過ごしてるって言うけどさ。
どこまで本当わからないよね。
だって新しいことをすれば寿命が延びるって話とちぐはぐじゃん。
身体で感じる時間は2倍なのに認識してる時間は早く過ぎる…。
ドキドキした方がいいの?しない方がいいの?どっちが本当?ってならない?
あー…その見方はいいね。
1年が早く感じるってことは、楽しい時間を過ごしてる証拠、かぁ。
そういう意味で捉えるなら悪い気はしないかな。
だって私、君と出会ってから案外楽しいもん。
…。
言っちゃった…。
…そりゃ…まぃにち…(小声)
ばっ…耳かきしてるときに動くなよばかあ…。
あと肩で笑ってるのバレバレだかんな!?
人が珍しく素直に伝えたって言うのに、なんで君はそういう反応するかなあ…?
照れ隠しかあ…?
…ん。
じゃ、照れ隠しってことにしてあげる。
なんぜ私の方がお姉さんだから。
このくらい寛容じゃないとね。
2年くらいしか違わない…?
あーもー口答えしないの!もうっ!
ほら大人しくお姉さんの話聞く!
//「秋だと衣替えもそろそろですかねー」
…なに。
あー…そっか忘れてた。
そろそろ長袖洗わないとだ。
君にはもう渡してたっけ?あ、ならよかった。
//「冬服の時期って決まってます?」
時期?
時期かぁ…。
うーん、どうだろーなー。
秋ごろっていうざっくり判断だからねー…うち…。
夜は冷えるけどまだ残暑厳しそうだし。
もう少し先かなーと私は思うけど…。
最終的にお姉ちゃんが決めるからどうだかなって感じ。
季節感大事にするからなーあの人…。
まぁ仮にもカフェだから当たり前か…。
私は夏服の方が動きやすいからこっちでもいいんだけどね。
膝下より長いスカートって、あんまり着る機会ないしさ。
やっぱ慣れてないんだよねー…。
実のところ毎回転ばないように気を付けてるくらいには苦手かも…。
//「意外ですね」
あれ?
私、君に私服見せたことなかったっけ。
そっか。
確かにシフトで会うだけで意外と見せる機会なかったかもね。
ん。じゃあ今度見せたげる。
お姉ちゃんと君が当番してるときね。
可愛さにびびるなよー?
カップ落として割ったら弁償もんだから
もちろん。
制服がここまで似合ってるなら私服も可愛いに決まってるじゃんか。
…コーディネートはお姉ちゃん任せだけど(ぼそり)
はぁわかってないなあ?餅は餅屋っていうでしょ?
元引きこもりにお洒落を求めないでくださいー、素は超めんどくさがり屋なんですぅー…。
お姉ちゃん曰く素材がいいだけなんで。
何も言われなかったらジャージで1年過ごしてるレベル…だし…
//耳かきだけの間挟む
ふふっ、なんかいいねこんな時間も。
久しぶりにゆったり話せたーって気がする。
…あのさ。
このまま雨が止まなかったら…どうしよっか。
…ずっとこうしてちゃ…だめ…かな…?
お姉ちゃんもこの雨じゃ帰ってこれないだろうし。
こんな時間滅多にないでしょ…?
だからもうちょっと堪能してたいとか…なんとか…言っちゃって。
そ、雨音聞きながら君撫でてたらなんかエモいなーって思っちゃった。
ほんのり膝から伝わってくる君の熱もいい感じ…
言葉にはしにくいんだけどね、あったかいなあって。
本当?
ふふ、わーい…じゃあ1ミリのゴミも残さないようにしちゃお。
徹底的にカリカリって掃除しちゃう。
…目瞑っちゃってていいよ。
君、眠らないように頑張ってたでしょ。
うん。
もしお客さんが見えたら起こしてあげるから安心して。
…早めに言っておけばよかったねこれ。
途中で思ったんだけど…
思ったより君と話すのが面白くて言うタイミング迷ってた…(笑)
もち、そのためのこの席チョイスだしね。
そういうところは抜かりがないのです。
//「そういうところだけしっかりしてますよね…」
だけ、とはなんだー余計だぞー、だけとはぁ。
ま、お姉さんにどーんと任せなさいな。
一緒に寝ちゃったりなんかしないからさ。
んまぁ…もしそんなことあったら一緒に怒られよ。
その時は2人で反論しようね、あんな雨で閉めない方がわるいーってね。
口が回る私と信頼のある君があわされば1度くらいは…
お姉ちゃんの雷回避…出来ないかな…。
いざとなったら君だけが頼りだ、任せたぞ…。
//「(寝なければいいのでは…?)」と思いつつ目を閉じる
…うん、おやすみなさい。
寝心地はわかんないけど、身体ちゃんと休ませてね…
いつもお疲れさま…♪
クレジット
ライター情報
pixivにて、台本を投稿し始めました。
ヤンデレや甘々、わからせなどを学び中。
シチュエーションボイス採用を目指しております。
〇語尾や台詞、言葉遣いなどご自由に変更ください。追加+削除もOKです。
〇使用する場合、連絡してくださると見に参りますので助かります(必須ではありません)
連絡先→@ayu_playch
ヤンデレや甘々、わからせなどを学び中。
シチュエーションボイス採用を目指しております。
〇語尾や台詞、言葉遣いなどご自由に変更ください。追加+削除もOKです。
〇使用する場合、連絡してくださると見に参りますので助かります(必須ではありません)
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