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- 妻
公開日2024年02月29日 21:50
更新日2024年03月07日 21:07
文字数
2970文字(約 9分54秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
記憶喪失なお嫁さん
視聴者役柄
ヒロインの旦那
場所
指定なし
あらすじ
ちょっとした衝撃で記憶を失くしてしまうヒロインは、実はあなたのお嫁さん。
しかし、彼女は記憶を失くしてしまうので、あなたのことをすぐに忘れてしまいます。
本当に旦那なのだと彼女に訴えると、それを証明するためにとクイズを出してきて……
詳細→https://note.com/rakugaki_nv/n/n3aa3fba7b445
しかし、彼女は記憶を失くしてしまうので、あなたのことをすぐに忘れてしまいます。
本当に旦那なのだと彼女に訴えると、それを証明するためにとクイズを出してきて……
詳細→https://note.com/rakugaki_nv/n/n3aa3fba7b445
本編
おや、あなたはどちら様でしょうか。
え、あなたは私の旦那さん……?
あなたのようなパッとしない方が私の殿方……なんですか?
いいえ、いくら私でもあなたのような方を旦那さんに選ぶとは思えません。
もしかして、私が記憶をなくしやすいことを利用して、嘘をついているのではないですか?
そんなことない?
そうですか。それではクイズを出しましょう。
これに答えられれば、あなたは私と本当に親しかったのだと証明することができます。
答えられなかったら……それはもちろんわかっていますね?
私を誑かした罪で牢獄行きです。
ふふ……本当に私の殿方なら、ちゃんと答えられるはずなので問題ないですよね?
では、問題です。
私の一番好きな花の名前は何でしょう。
(数秒の間)
……サクラ。
なんと、正解ですね。
サクラは本当に好きな花なので、大事な人にしか教えないようにしてるんです。
ということは、あなたは本当に私の旦那さんでしたか。
疑ってしまって申し訳ありません。
そう言われてみると、なんだかすごく素敵な殿方のように見えてきました。
……ふふ、ダーリン♡ なんちゃってー♪
(SE:車の音)
はっ、私は一体何を……。
おや、あなたは誰です?
ちょっと、触らないでください。
というか、どうして私はあなたに抱きつこうとしているんです?
……はい? 私はあなたのお嫁さんだから、抱き着こうとしていた?
本気で言ってるんですか? 私があなたのような人の妻なわけないじゃないですか!
ふーん、真実だと言い張るんですか。
いいでしょう。それならあなたにクイズを出します。
正解すれば、あなたの言ってることが事実だと認めてあげましょう。
では、私の好きな……え、サクラ?
どうして私の好きな花がサクラだと知っているんですか?
……いやいや、それよりも、どうして私が『一番好きな花の名前』を問題に出すとわかったんですか?
このくだりはもう既にやった?
何を言ってるんですか。あなたと私は初対面ですよ?
……なんだか、信用できませんね。
私のことを騙そうとしている匂いがプンプンします。
そのくらいの答えじゃ納得できません。
第二問と行きましょう。
あなたが本当に私の旦那さんだったら、このくらい答えられるはずです。
それではいきますよ?
私が最も好きな小説の名前は何でしょう。
ふふー、これは流石にわかるわけが……
夢野久作の『氷の涯(はて)』……正解です。
これがよくわかりましたね。
流石にわからないと思ったんですが……
ということは、あなたは本当に私の旦那さんなんですね?
そっか……私、結婚してたんだ。
そう言われてみれば、段々あなたのことがカッコよく見えてきました。
もっと近くで顔を見せてください……ほら、もっと近くに……
(SE:パトカーのサイレンの音)
……あれ、私は一体何を……って、きゃあ! 何をしてるんですか!!
やめてください……っ、どうして私はあなたとキスをしようとしてるんですか!
……は?
私はあなたのお嫁さんだから、旦那であるあなたにキスをしようとした……って。
そんなことあるわけないでしょう!
あなたみたいなブサイクな人と、私が結婚するわけありません!
……な、なに泣き出しそうな顔してるんですか。
今までで一番あたりが強い?
な、何の話をしてるんです? 全く意味が分かりません。
……まあ、いいでしょう。
あなたが本当に私の旦那であるかどうか、一発でわかる方法があります。
それは……クイズです。
これに答えることができれば……
え、『サクラ』? 『氷の涯』?
ど、どーしてそれをあなたが知っているんですか?
それに私、まだ何も言っていないですよ!?
あなたは早押し選手権の優勝者か何かですかっ!?
このくだりは飽きたから、もう先に進めたい?
むぅ……信用なりませんね。
あなたはきっと私の旦那さんではなく、ただのストーカーに違いありません。
三問目に行きましょう。
あなたが私の旦那さんなら、この問題にもきっと答えられるはずです……!
ふふふ、それではいきますよ?
今日の私のパンツは何色でしょう!
どうです? これは流石に分からないでしょう?
さあ、早く答えてください!
……え、それは流石に旦那でも知っているわけがない?
ぐ……い、いや、真の旦那さんなら、私がどんなパンツを履いているかくらい、きっと答えられるはずです……!
私のパンツくらい、知ってて当然!
もちろん、あなたは答えられるんですよね?
(数秒の間)
……答えられない、ですか。
ふっふっふ……ついに正体を現しましたね。
あなたはやっぱり、ただのストーカーです!
では、さっさとお縄に……
え? 正解発表がまだ?
そ、それは別に、答えなくてもいいのでは……
問題を出したからには答え合わせをしないとルール違反……?
ぐ……そ、それはその……そうかもしれませんが……
う、うう……仕方がないですね。
い、一瞬だけですよ?
一瞬だけ……あなたに見せてあげます。
ほ、ほら……
パンツの色は白です……うう、どうしてこんなことに。
はい、もう終わり。
はあ、まったく酷い目に遭いました。
こんな変態が私の旦那さんなわけありません。
早く警察を……は、は、はっくしょーん!
……あれ、私は一体何を?
ん、おや、あなたは誰ですか?
もしや不審者では……
はい? その流れはもう面倒だからいい?
はあ……一体何を言っているのかわかりませんが……それであなたは誰なんです?
私の旦那? そんなわけ……え?
私の好きな花はサクラで、好きな本は『氷の涯』で、今日のパンツの色は白!?
ちょ、ちょっと待ってください! ゴソゴソ……きゃあっ! へ、変態っ!!
どうして私のパンツが白色って知ってるんですかっ!
え……あなたは私とずーっと一緒にいるから、それくらいのことはわかる?
旦那ならそのくらいのことは知ってて当然……ですか。
いや、いくら旦那でも、妻のパンツの色を把握していたら気持ち悪いような気がしますが……
ふぅん、そうですねぇ。
うーん、じゃあそれなら、何か証拠を見せてくださいよ。
私にもわかるような、あなたが私の旦那である証拠。
真の旦那さんなら、私がピーンとくるような証拠の一つや二つ、持っていますよね?
……ん、なんですか、これ。
本?
……ああ、これは私の好きな本ですね。
でも、それが何か……あっ。
これはサクラを押し花にした栞……。
(数秒の間)
(ヒロインの目から涙がこみ上げてくる)
そっか……あなたは本当に私の旦那さんなんですね……?
私、忘れてしまっていました。
どうして私がサクラの花が好きなのか。
それは、あなたが好きな花だったからでしたね。
あの日、あなたが私にプロポーズをした日。
あなたは私の大好きなこの本に、このサクラの押し花の栞を挟んで、プロポーズしてくれました。
私……それが本当に嬉しくて、嬉しくて。
ごめんなさい……私、こんなに大事なことを、一瞬でも忘れてしまっていました。
酷い女……ですよね?
そんなことない?
たった今、思い出してくれた……ですか。
ありがとう。あなたは本当に優しいですね。
ふふ、私はきっと、あなたのそんなところを好きになったのでしょう。
この次の私も、その次の私も、きっとあなたのことを何度でも好きになる。
私はあなたのことを一瞬でも忘れてしまうのが心苦しいですが、それでも必ず、あなたのことをもう一度好きになって見せます。
何度でも何度でも。
この花を思い出すたびに、あなたのことを思い出します。
だからどうか、あなたも私のことを忘れないで……ずっと好きでいてくれますか?
ずっとそばにいてくれますか?
(数秒の間)
うん、ありがとう……。
ふふ、私も大好きですよ。
何度でも、この先もずっと。
あなたのことを愛しています。
ずっとずっと、あなたのことを。
え、あなたは私の旦那さん……?
あなたのようなパッとしない方が私の殿方……なんですか?
いいえ、いくら私でもあなたのような方を旦那さんに選ぶとは思えません。
もしかして、私が記憶をなくしやすいことを利用して、嘘をついているのではないですか?
そんなことない?
そうですか。それではクイズを出しましょう。
これに答えられれば、あなたは私と本当に親しかったのだと証明することができます。
答えられなかったら……それはもちろんわかっていますね?
私を誑かした罪で牢獄行きです。
ふふ……本当に私の殿方なら、ちゃんと答えられるはずなので問題ないですよね?
では、問題です。
私の一番好きな花の名前は何でしょう。
(数秒の間)
……サクラ。
なんと、正解ですね。
サクラは本当に好きな花なので、大事な人にしか教えないようにしてるんです。
ということは、あなたは本当に私の旦那さんでしたか。
疑ってしまって申し訳ありません。
そう言われてみると、なんだかすごく素敵な殿方のように見えてきました。
……ふふ、ダーリン♡ なんちゃってー♪
(SE:車の音)
はっ、私は一体何を……。
おや、あなたは誰です?
ちょっと、触らないでください。
というか、どうして私はあなたに抱きつこうとしているんです?
……はい? 私はあなたのお嫁さんだから、抱き着こうとしていた?
本気で言ってるんですか? 私があなたのような人の妻なわけないじゃないですか!
ふーん、真実だと言い張るんですか。
いいでしょう。それならあなたにクイズを出します。
正解すれば、あなたの言ってることが事実だと認めてあげましょう。
では、私の好きな……え、サクラ?
どうして私の好きな花がサクラだと知っているんですか?
……いやいや、それよりも、どうして私が『一番好きな花の名前』を問題に出すとわかったんですか?
このくだりはもう既にやった?
何を言ってるんですか。あなたと私は初対面ですよ?
……なんだか、信用できませんね。
私のことを騙そうとしている匂いがプンプンします。
そのくらいの答えじゃ納得できません。
第二問と行きましょう。
あなたが本当に私の旦那さんだったら、このくらい答えられるはずです。
それではいきますよ?
私が最も好きな小説の名前は何でしょう。
ふふー、これは流石にわかるわけが……
夢野久作の『氷の涯(はて)』……正解です。
これがよくわかりましたね。
流石にわからないと思ったんですが……
ということは、あなたは本当に私の旦那さんなんですね?
そっか……私、結婚してたんだ。
そう言われてみれば、段々あなたのことがカッコよく見えてきました。
もっと近くで顔を見せてください……ほら、もっと近くに……
(SE:パトカーのサイレンの音)
……あれ、私は一体何を……って、きゃあ! 何をしてるんですか!!
やめてください……っ、どうして私はあなたとキスをしようとしてるんですか!
……は?
私はあなたのお嫁さんだから、旦那であるあなたにキスをしようとした……って。
そんなことあるわけないでしょう!
あなたみたいなブサイクな人と、私が結婚するわけありません!
……な、なに泣き出しそうな顔してるんですか。
今までで一番あたりが強い?
な、何の話をしてるんです? 全く意味が分かりません。
……まあ、いいでしょう。
あなたが本当に私の旦那であるかどうか、一発でわかる方法があります。
それは……クイズです。
これに答えることができれば……
え、『サクラ』? 『氷の涯』?
ど、どーしてそれをあなたが知っているんですか?
それに私、まだ何も言っていないですよ!?
あなたは早押し選手権の優勝者か何かですかっ!?
このくだりは飽きたから、もう先に進めたい?
むぅ……信用なりませんね。
あなたはきっと私の旦那さんではなく、ただのストーカーに違いありません。
三問目に行きましょう。
あなたが私の旦那さんなら、この問題にもきっと答えられるはずです……!
ふふふ、それではいきますよ?
今日の私のパンツは何色でしょう!
どうです? これは流石に分からないでしょう?
さあ、早く答えてください!
……え、それは流石に旦那でも知っているわけがない?
ぐ……い、いや、真の旦那さんなら、私がどんなパンツを履いているかくらい、きっと答えられるはずです……!
私のパンツくらい、知ってて当然!
もちろん、あなたは答えられるんですよね?
(数秒の間)
……答えられない、ですか。
ふっふっふ……ついに正体を現しましたね。
あなたはやっぱり、ただのストーカーです!
では、さっさとお縄に……
え? 正解発表がまだ?
そ、それは別に、答えなくてもいいのでは……
問題を出したからには答え合わせをしないとルール違反……?
ぐ……そ、それはその……そうかもしれませんが……
う、うう……仕方がないですね。
い、一瞬だけですよ?
一瞬だけ……あなたに見せてあげます。
ほ、ほら……
パンツの色は白です……うう、どうしてこんなことに。
はい、もう終わり。
はあ、まったく酷い目に遭いました。
こんな変態が私の旦那さんなわけありません。
早く警察を……は、は、はっくしょーん!
……あれ、私は一体何を?
ん、おや、あなたは誰ですか?
もしや不審者では……
はい? その流れはもう面倒だからいい?
はあ……一体何を言っているのかわかりませんが……それであなたは誰なんです?
私の旦那? そんなわけ……え?
私の好きな花はサクラで、好きな本は『氷の涯』で、今日のパンツの色は白!?
ちょ、ちょっと待ってください! ゴソゴソ……きゃあっ! へ、変態っ!!
どうして私のパンツが白色って知ってるんですかっ!
え……あなたは私とずーっと一緒にいるから、それくらいのことはわかる?
旦那ならそのくらいのことは知ってて当然……ですか。
いや、いくら旦那でも、妻のパンツの色を把握していたら気持ち悪いような気がしますが……
ふぅん、そうですねぇ。
うーん、じゃあそれなら、何か証拠を見せてくださいよ。
私にもわかるような、あなたが私の旦那である証拠。
真の旦那さんなら、私がピーンとくるような証拠の一つや二つ、持っていますよね?
……ん、なんですか、これ。
本?
……ああ、これは私の好きな本ですね。
でも、それが何か……あっ。
これはサクラを押し花にした栞……。
(数秒の間)
(ヒロインの目から涙がこみ上げてくる)
そっか……あなたは本当に私の旦那さんなんですね……?
私、忘れてしまっていました。
どうして私がサクラの花が好きなのか。
それは、あなたが好きな花だったからでしたね。
あの日、あなたが私にプロポーズをした日。
あなたは私の大好きなこの本に、このサクラの押し花の栞を挟んで、プロポーズしてくれました。
私……それが本当に嬉しくて、嬉しくて。
ごめんなさい……私、こんなに大事なことを、一瞬でも忘れてしまっていました。
酷い女……ですよね?
そんなことない?
たった今、思い出してくれた……ですか。
ありがとう。あなたは本当に優しいですね。
ふふ、私はきっと、あなたのそんなところを好きになったのでしょう。
この次の私も、その次の私も、きっとあなたのことを何度でも好きになる。
私はあなたのことを一瞬でも忘れてしまうのが心苦しいですが、それでも必ず、あなたのことをもう一度好きになって見せます。
何度でも何度でも。
この花を思い出すたびに、あなたのことを思い出します。
だからどうか、あなたも私のことを忘れないで……ずっと好きでいてくれますか?
ずっとそばにいてくれますか?
(数秒の間)
うん、ありがとう……。
ふふ、私も大好きですよ。
何度でも、この先もずっと。
あなたのことを愛しています。
ずっとずっと、あなたのことを。
クレジット
ライター情報
2024年からフリー台本を書き始めた、新米のフリー台本書くマンです。
pixivでもフリー台本を投稿しています。
まずは100本を目標にいろいろなジャンルの台本を書こうと思っています。
読む人が読みやすく、いい台本をたくさん作りだせるように頑張ります!
pixivでもフリー台本を投稿しています。
まずは100本を目標にいろいろなジャンルの台本を書こうと思っています。
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