0
許婚の男装執事が、クールな顔に隠した僕のことを奪おうとする
written by 山鳥
  • NTR
  • 執事
  • 男装
  • 三角関係
  • ヤンデレ
公開日2022年03月06日 00:06 更新日2022年03月06日 00:06
文字数
2223文字(約 7分25秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
婚約者の令嬢の執事
視聴者役柄
とある名家の立場の低い次男
場所
令嬢の屋敷
あらすじ
とある名家の次男として生まれた貴方、
家の都合により、とある名家の令嬢と婚約を結ばれる。
令嬢の家の使用人の殆どが女性で、
婚約者の令嬢達から好意にされています。
そんな貴方は、婚約者の令嬢の隣に立つ、
世話役の執事を信用し……。
本編
これは、いらっしゃいませ、ご主人様。
お嬢様はあちらの庭園で待っておられますので、
ご案内いたします。
え、まだ、ご主人ではない、と?
はは、ご謙遜を、
貴方様は、私(わたくし)たちの主人であるお嬢様とご婚約をなされ、
この家を支える当主となられるのですから。

はぁ、荷が重い、ですか?
なぜでしょうか?

名家とは言え次男、ですか。
真に家を継ぐのは兄君と?
…そうですか、確かにそう言われるとそうかもしれませんね。
ですが、私(わたくし)達、この家の使用人一同は、
貴方様をこの家の主人として迎え入れたいと思っています。
これは現当主様も御認めになられたこと、
そして、なおお嬢様本人が貴方とご結婚なさりたいと言うのです。
例え、当主でなくとも、お嬢様が当主となり、
貴方様がお嬢様を支えてくれる御人であるのなら、良い、と。
お嬢様自身がお言いになったのです。

もしかして、それを反故にすると?
そうなれば、今なお苦しい立場がさらに苦しくなると、
お分かりになられないのでしょうか?

よろしいです、
ではご主人様、こちらにどうぞ。
お嬢様が待っておられます。

”あら、いらっしゃいましたわね”

お嬢様、お待たせしました。

”では、始めましょうか”

はい、ではすぐに準備を致します。

~~

お待たせしました。
こちら、特製のハーブティーでございます。

”ん~、良い香りですね。旦那様”

んふふ、照れなくても、
おっと、これは失敬。

”んもぅ、私と旦那様の間に入らないでくださいますか?”

これは失礼致しました、お嬢様。

”では、御話の再開を…どうかしたしましたか?”

うん? どうかしたのでしょうか?
……お手洗い、ですか?
でしたら、お嬢様、私(わたくし)にご案内させてくださいませ。
この家で知っているのは、僅かですので……。

”そうですか、なら、任せましたよ”

それでは行きましょう。
こちらです。

【庭園を歩いていく】

……なんでしょうか?
え、人気が無くなってきた、ですか。
あはは、そうですね。
こちらの道はお手洗いへの近道なんですよ。
まぁ、こちらの道は私(わたくし)ぐらいしか使いませんので、
ですので……、

【ぐいっ、草むらに引き摺りこみ、倒す】

こうすることもできます。
知っているんですよ?
本当は、貴方様がお手洗いに行く理由は、
便を取る為では無いですよね。
そうですね、心労耐え切れぬ、と言った所でしょうか。
まぁ、お花を摘む、と言うわけでしたら、
私(わたくし)の目の前でもよろしいのですよ?

……ですが、未だに疑問がございます。
この花の名家の一員になれるというのに、
なぜ貴方は、それに苦しんでおられるのです?
現当主以外、女性がほとんどを包む、
花の名家。
その一員になりたいと思う、男性の方々はたくさんおらっしゃいます。

荷が重い、ですか。
やはり、自身より次期当主の兄君の方が地位がよろしいと?
当主同士の結婚の方がよろしいと、考えるのでしょうか?
今、ここには私と貴方しかいません。
ですから、私(わたくし)は口にします。
私(わたくし)は、貴方でなければいけない。
貴方の下で働きたい。
貴方の右腕として、働きたいのです。

それに、言いますけど、
貴方この事を好いているのは、
お嬢様だけではございません。
私(わたくし)もでございます。
貴方様と初めてお会いになられた時、
貴方様のその虚ろな表情は、私自身、とても興奮しました。
あの、自身にも他者にさえも、絶望し怯えたような瞳。
なのに、女性に優しく、誰かに優しさを分け与える姿勢。
感服、いや、欲しくなってしまいました。

可愛らしい姿に、
愛おしい姿に、
私(わたくし)は心奪われたのです。
多分ですけど、お嬢様も、貴方の優しさに、
献身さに、惹かれたのでしょう。

それに、お嬢様とは、こう見えて長い縁。
お嬢様の好みも分かってしまいます。
ですが、私時sん、そのお嬢様で有ろうとも、
貴方様を渡す気はありません。
御王様とご婚約を為されているのでしたら、
その前に貴方の初めてを奪うのも宜しいでしょう?
貴方と、お嬢様、そして私。
最近、都で流行っている小説では、三角関係、
と言いますが、それもまた良いでしょう。
不倫関係、三角関係も、
私的には、とても興奮します。

おやおや、急に暴れないでください。
怪我を致します。
大人しくしてください。

【キスをする】

大人しくなりましたね。
……もしかして、初めてでしたか?

え? 男性同士でキス?
ふふっ、貴方様、御話きちんとご理解なさっていますか?
ここは花の名家。
ほとんどが女性の家ですよ?
でしたら、使用人も女性がほとんどです。
私も、その一人、女性なのですよ?

え? この執事服ですか?
これは、私自身、メイド服は似合わないと思いまして、
動きやすこのような服に致しました。
お嬢様の執務のお手伝いを致しますから、


なんと、可愛らしい。
あぁ、だけど、いいですよ、
そう、その従順な姿、
あぁ、良い。
とても良い。
お嬢様の婚約者の初めてを奪う、
あぁ、なんて、甘美な事でしょう。
その柔らかい体も、いつか欲しいですね。
お嬢様から、奪う、
婚約者を、奪う。
いい、とてもいい。

【キスをする】

あぁ、美味しい。
気持ちよい。

【キスをする】

……あはっ、
最高ですよ。貴方様?
私(わたくし)でしたら、
貴方の望むままの事を致しましょう。

ですから、
お嬢様とのご婚約、
どうぞ、よく考えてください。
出来る事なら、

してくださる、とうれしいですね。(ささやき)

っと、もうそろそろも¥お戻りになられないと、
お嬢様に勘繰られてしまいます。
それでは、お嬢様の所にお戻りになりましょうか、ご主人様。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
許婚の男装執事が、クールな顔に隠した僕のことを奪おうとする
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
山鳥
ライター情報
山鳥のハラミです。こちらでは【山鳥】と言う名前でやらせてもらっています。
こちらでも引き続き、ボイス台本を書いていくのでよろしくお願いいたします。
有償販売利用の条件
世界観及び興味で使用してくださればよろし。
利用実績(最大10件)
山鳥 の投稿台本(最大10件)