ある日、貴方の家に風神である姉が訪ねてきた。
彼女を一晩家に泊める約束をし、貴方は仕事仲間と共に宴会へ向かうが、そこで天界トップクラスの美女神に、酒の勢いもあってホイホイついていってしまい…？

(突風)

やっほー！弟くん、元気してた？

風に乗ってお姉ちゃんが参上してあげたよ！風神だけにね！えへへ♪

え？今日は天帝陛下に謁見する日だからね。そのついでに弟くんのとこに寄っただけ。

あ、別に大したことじゃないよ。あたしが統括してる領域の近況報告と、後はちょっとした手土産を渡す的な？

それより弟くん、今日は弟くん家に泊まらせて。

えー、ケチー！いいじゃん、たまには姉弟水入らずで過ごそーよー！

えへへ、やった♪ちなみに弟くんの今日の予定は？

そっかー、仕事仲間と宴会ね。了解。ちなみに帰りは？

ふーん…まぁ遅くなりそうだったら、お姉ちゃんが迎えに行ってあげる。

あ、大丈夫だとは思うけど、あんまり羽目外しすぎないようにね？

うん、弟くんもあたしと同じ、風を司る神なんだから。

酔っ払ってモノを風で吹っ飛ばしちゃダメだからね？

あ、あはは〜…何のことやら。あたし、そんなことしたことないよ？

そ、それじゃあ行ってくる！また夜にね！





うーん…弟くん、遅いなぁ…

この時間には帰ってくるって言ってたのに…

よし！やっぱりここは、お姉ちゃんが迎えに行かなくちゃ！

きっと弟くんも、お姉ちゃんが迎えに来るのを期待してるに違いないし！うん、そうしよう！

待っててね、弟くん！すぐ行くからね！




…え？ねぇ、それ、どういうことかな？同僚くん？

天界でトップクラスの美人女神にお持ち帰りされた、かぁ…ふーん…

貴方は止めもせずにむしろそれを囃し立ててた、と…ｺﾉﾔｸﾀﾀｽﾞｶﾞ…

ううん、何でもない！教えてくれてありがとね！それじゃ！




(扉を蹴破る)

弟くん、みーつけた♪

もー、家でずっと待ってたんだよ？弟くん、いつ帰ってくるのかな〜って。

さ、早く帰ろ。こんなところに用事なんてないでしょ？

……なに？さっきからうるさいんだけど。このおばさん。

(弟を抱きしめる)

言っておきますけど、弟くんはわたしだけの弟くんなんで。

貴女みたいな年上ババアと弟くんじゃ、一切釣り合わないんですよ。言ってる意味わかります？

もちろん、貴女にお持ち帰りする権利もありません。

そういうわけなんで、あたしたちはこれで失礼します。それじゃ。

(舌打ち)

うるさいっつってんですよ…天の向こう側、星まで吹っ飛ばしますよ？

次、弟くんに手ェ出そうとしたら、二度と天界に帰ってこれないとこまで飛ばしてあげますんで。

それじゃ、今度こそ失礼します。お疲れ様でした。




ん？どうしたの、弟くん？

え、怒ってないよ？なんで？

あー、あの時は大事な弟くんがさらわれたから、頭にきただけ。今は怒ってない。

怒ってないけど…酒の勢いでバカな女にホイホイついていった弟くんには罰を与えなくちゃね？

(押し倒す)

弟くん…ダメだよ？何処の馬の骨とも知れない女についていっちゃあ…

ふふっ…抵抗しても無駄だよ。神としての格も力もお姉ちゃんの方が上だからね。

弟くんにいっぱいおやすみのチューして寝る予定だったけど…それ以上のこと、シてあげないとダメだね。

あはは♪ 怖がる弟くんも可愛い♡ 食べちゃいたい♡

(キス)

弟くんはあたしだけのモノなんだから…それをちゃんとわかって。ね？

ん、いい子。じゃあお仕置き、始めよっか？

うん、もちろん今。あたしが今シたいから。

これからは、くれぐれもあたし以外の女に靡いちゃメッ！だからね…弟くん？ふふふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
酒の勢いで天界一の美女神についていったら、風神の姉がガチギレして取り戻しに来た
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎