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公開日2023年08月17日 16:20
更新日2023年08月17日 16:20
文字数
1514文字(約 5分3秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
妖刀
視聴者役柄
将軍
場所
某所
あらすじ
家臣に裏切られ、国から追われていた将軍は落ち武者となって、各地を彷徨っていた。裏切り者の家臣と一族、そして妻に復讐すべく、男はある妖刀を躊躇なく引き抜く…
本編
あらぁ、将軍様…いいえ、今は落ち武者様とお呼びした方がよろしいかしら?
うふふ…わたしの力が必要なのね。己を捨てたこの国を破壊するために…
えぇ、全部知ってるわよ。
とある家臣に謀反を企てられ、しかもその謀反が成功した途端、これまで自分に付き従っていた者すべてに寝返られてしまったものね?
そして何より決定的だったのは…貴方の妻まで、敵勢力に加わったこと。
辛いわねぇ…一番信頼していた女からも捨てられてしまうなんて。今の貴方の率直な気持ち、わたしに聞かせて?
ふふ♪ 了解よ。それじゃあ、貴方の願いに応えてあげましょうか……変身。
(刀形態になる)
さぁ、覚悟が決まったなら、わたしを鞘から引き抜いて?
引き抜いたら、わたしの呪いで、貴方は二度とお天道様の下を歩けなくなるけど…それでもいい?
あら、ごめんなさい。愚問だったみたいね。
引き抜いたら、契約成立。将軍様あらため、闇将軍様に我が力をお貸ししましょう。
名前?そうねぇ…好きに呼んでくれたらいいわ。元々わたしに名前なんて無いし。
ふふっ…いい名前ね、それ。気に入ったわ。
いいわよ。わたしのこと、存分に振るいなさい。斬りたいだけ、斬ればいいから…ね?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あら、闇将軍様。おはよう。
ずいぶん長いことお眠りになられてたわね。
ここ?闇将軍様の元邸宅ね。今は廃墟同然だけど。
まぁまぁ、そんなに焦らないの。今はわたしの膝で大人しくしてて。ね?
(起きあがろうとする男を、自分の膝に寝かしつける)
うふふ…あれからどうなったか知りたい?
結論から言うと、貴方の完勝よ。
寝返った家臣一同、すべて貴方によって討ち果たされたわ。
もちろん、貴方の一族郎党、すべて滅びたわ。他ならぬ貴方の手によって。
えぇ。元妻の女も、貴方が斬っていたわ。躊躇なく、わたしを振り下ろして…ね?
貴方がわたしと契約してくれて良かった…おかげでわたしもたくさんの人間の血を吸えたし♡
えぇ。復讐に燃えた貴方なら、容赦なく多くの人間を斬って捨てると思ってたから。
国の人間全てを敵に回して、貴方は勝利したの。最高におめでたいことよね?
あら、せっかく復讐を成し遂げたというのに、嬉しくなさそうね。どうして?
あはは…何を言ってるの?まだ全部終わってないわよ?
えぇ。たしかにこの国の人間の血は、すべてわたしの腹の中におさまってる。
けど、国の外にもたくさん人間はいるでしょう?
あははっ!もうダメよ。契約は取り消せない。
わたし、まだまだ血を飲み足りないの。貴方にはもっと多くの人を斬ってもらわなきゃ♡
自身の復讐が終わったら、はいお別れなんて、そんなの薄情すぎるわよねぇ?
貴方は未来永劫、わたしを使うしかないの…
言ったでしょ?二度とお天道様の下を歩けなくなるって。貴方は、わたしの呪いからは逃れられないの。
それに貴方はわたしに素敵な名前をつけてくれた。名付け親の貴方を、わたしが手放すと思う?
わかったらもう一度、わたしを手に取って?わたしを鞘から引き抜いて?
貴方の帰るところはどこにもないの。貴方の居場所なんてどこにもない。
だから…全部壊しましょう?この世のあらゆる幸福な人間を、貴方を救わなかったこの世界を…
何度でも力を貸してあげる。貴方はわたしの正式な使い手なのだから。ンッ…
(ディープキス)
愛してる…貴方のこと、ずーっと呪ってあげる♡
ほら…心の奥底から湧き出てくる負の感情…それに身を委ねちゃって?
この不条理な世界が憎くてたまらないでしょう?いいの、思いっきり憎んじゃって。
どうせわたし以外、貴方を救える人はいないんだから。
さぁ、起きて?貴方を危険視したよその国の軍勢が攻めてきてるみたい。戦わなきゃ、死ぬわよ?
ふふっ、いい子。わたしのために、これからもたくさん働いてね……変身♪
うふふ…わたしの力が必要なのね。己を捨てたこの国を破壊するために…
えぇ、全部知ってるわよ。
とある家臣に謀反を企てられ、しかもその謀反が成功した途端、これまで自分に付き従っていた者すべてに寝返られてしまったものね?
そして何より決定的だったのは…貴方の妻まで、敵勢力に加わったこと。
辛いわねぇ…一番信頼していた女からも捨てられてしまうなんて。今の貴方の率直な気持ち、わたしに聞かせて?
ふふ♪ 了解よ。それじゃあ、貴方の願いに応えてあげましょうか……変身。
(刀形態になる)
さぁ、覚悟が決まったなら、わたしを鞘から引き抜いて?
引き抜いたら、わたしの呪いで、貴方は二度とお天道様の下を歩けなくなるけど…それでもいい?
あら、ごめんなさい。愚問だったみたいね。
引き抜いたら、契約成立。将軍様あらため、闇将軍様に我が力をお貸ししましょう。
名前?そうねぇ…好きに呼んでくれたらいいわ。元々わたしに名前なんて無いし。
ふふっ…いい名前ね、それ。気に入ったわ。
いいわよ。わたしのこと、存分に振るいなさい。斬りたいだけ、斬ればいいから…ね?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あら、闇将軍様。おはよう。
ずいぶん長いことお眠りになられてたわね。
ここ?闇将軍様の元邸宅ね。今は廃墟同然だけど。
まぁまぁ、そんなに焦らないの。今はわたしの膝で大人しくしてて。ね?
(起きあがろうとする男を、自分の膝に寝かしつける)
うふふ…あれからどうなったか知りたい?
結論から言うと、貴方の完勝よ。
寝返った家臣一同、すべて貴方によって討ち果たされたわ。
もちろん、貴方の一族郎党、すべて滅びたわ。他ならぬ貴方の手によって。
えぇ。元妻の女も、貴方が斬っていたわ。躊躇なく、わたしを振り下ろして…ね?
貴方がわたしと契約してくれて良かった…おかげでわたしもたくさんの人間の血を吸えたし♡
えぇ。復讐に燃えた貴方なら、容赦なく多くの人間を斬って捨てると思ってたから。
国の人間全てを敵に回して、貴方は勝利したの。最高におめでたいことよね?
あら、せっかく復讐を成し遂げたというのに、嬉しくなさそうね。どうして?
あはは…何を言ってるの?まだ全部終わってないわよ?
えぇ。たしかにこの国の人間の血は、すべてわたしの腹の中におさまってる。
けど、国の外にもたくさん人間はいるでしょう?
あははっ!もうダメよ。契約は取り消せない。
わたし、まだまだ血を飲み足りないの。貴方にはもっと多くの人を斬ってもらわなきゃ♡
自身の復讐が終わったら、はいお別れなんて、そんなの薄情すぎるわよねぇ?
貴方は未来永劫、わたしを使うしかないの…
言ったでしょ?二度とお天道様の下を歩けなくなるって。貴方は、わたしの呪いからは逃れられないの。
それに貴方はわたしに素敵な名前をつけてくれた。名付け親の貴方を、わたしが手放すと思う?
わかったらもう一度、わたしを手に取って?わたしを鞘から引き抜いて?
貴方の帰るところはどこにもないの。貴方の居場所なんてどこにもない。
だから…全部壊しましょう?この世のあらゆる幸福な人間を、貴方を救わなかったこの世界を…
何度でも力を貸してあげる。貴方はわたしの正式な使い手なのだから。ンッ…
(ディープキス)
愛してる…貴方のこと、ずーっと呪ってあげる♡
ほら…心の奥底から湧き出てくる負の感情…それに身を委ねちゃって?
この不条理な世界が憎くてたまらないでしょう?いいの、思いっきり憎んじゃって。
どうせわたし以外、貴方を救える人はいないんだから。
さぁ、起きて?貴方を危険視したよその国の軍勢が攻めてきてるみたい。戦わなきゃ、死ぬわよ?
ふふっ、いい子。わたしのために、これからもたくさん働いてね……変身♪
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