貴女と付き合っている後輩彼女はなんやかんやヤキモチ妬きで、独占欲が強かったーそんなどこにでもよくあるお話。

あ、お姉さｍ……先輩。今日も、迎えに来てくれたんですね…ありがとうございます…


う…きょ、今日も先輩の笑顔が眩しい…陰キャのわたしには効き目抜群…


(顎クイされる)


は、はぅあっ！せんぱい…⁉ あ、顎クイってそんな…！ちょっとイケメンすぎますってぇ…！


う、うぇぇ～…この女たらし。


きっとわたし以外の女にもやってるんだぁ…わたしのことは結局、遊びだったんだぁ…ふぇぇ～…


んぁぁ～…！も、もぅ無理…！朝からこんな口説かれたら、死ぬ…！身体、あっつい…！


と、とりあえず学校行きましょう…！遅刻するとまずいですからね、うん…！


(登校開始)


ふぅ～…そういえば先輩、生徒会長就任、おめでとうございます。これでますます先輩は学校の人気者に…そして先輩はこの学校のハーレム王に…！


え…？なら、ない…？本当に…？


けど先輩はイケメンで可愛いし、おっぱいもおっきいし、モテない道理がありませんってぇ…


あれ？ってことは、彼女の座の陥落の危機はすぐそこってこと…⁉


うぁ～…！そう考えると、嫉妬で頭どうにかなりそうです…！先輩の貞操がわたし以外の女のモノに…！


(抱きしめられる)


あひゃっ！せ、先輩…？ここ、天下の往来ですよ…？しかも通勤通学の人がたくさん…


いっ、いえっ！全然まったく、そんなことはありません！


周りに見られてるだけで冷める愛とかそれ、もはや愛じゃありませんからっ！


はわっ⁉ お、お願い…？何でもわたしの言うことを一つ聞いてくれるってことですか…？


あぁ…うぅ～ん…じゃ、じゃあ一つだけ、いいですか…？


あの、えっと…ずっと前から言いたかったことなんですけど、えぇっと…


せ、先輩のこと、お姉さまって呼ばせていただけませんか…？


は、はいぃ…ずっと、わたしのお姉さまでいて欲しいんです…いけませんかね…？


(路地裏に連れていかれる)


はわわっ⁉ い、いきなりどうしましｔ…ンッ…！


(キス責めされる)


…な、なんなんですかねえ、この状況は…


愛しの先輩に路地裏に連れていかれたと思ったら、速攻キス責め…わたし、幸せすぎて死んじゃいますよ…？


あっ…そ、そうでしたね。お姉さま、でしたね。あはは…


あ、まぁその…不安っていうか、やっぱりお姉さまは人気者ですし…いつか、どこかの誰かがわたしから奪い取りに来ないとも限りませんし…最近はそんなことばっかり考えちゃってぇ…ごめんなさい…


…はい。お姉さまのことを疑うなんて、わたしはイケない子です…どうかお仕置きを、ください…


は、はぃぃ…お、お手柔らかにお願いしますね…？お姉さま…？

・台本（ゆるボイ！）
【百合】崇拝型後輩彼女の複雑な乙女心とささやかなお願い
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎