絶対的な加護の力に護られていたはずの聖女は、悪魔にその身体を犯され、魔女堕ち寸前に陥っていた。幼いころに聖女としての修行を行い、今は廃教会となった場所に彼女は赴き、神に祈りを捧げて、自らその命を絶とうとする。しかし、そこにかつて修行を共にした聖女だった先輩が現れて…？

久しぶりに戻ってこれた…しばらく見ないうちにずいぶん荒れ果ててしまったみたいだけど…


懐かしいなぁ…昔はよくみんなで並んでお祈りしたっけ…くしゃみして、先輩に怒られてた子もいたっけ…


今じゃ全部が懐かしい…でも、いつまでも感傷に浸ってるわけにはいかないよね…


きちんと全部終わらせなくちゃ…最期のお祈り、始めよっか…


…神よ、わたしはあなたより授けられし加護の力を失い、悪魔にこの身体を汚されてしまいました…その罪を今ここで贖(あがな)います…どうかその手で我が魂を地獄に落としたまえ…


(自害しようとしたところを先輩に止められる)


…ッ⁉ 先輩…⁉ どうしてここに…⁉


いえ、それは…い、言わなくてもわかるでしょう？わたしは悪魔にこの身を犯されました…だから、この世で生き永らえるわけにはいかないんです…


はい…加護の力はとうの昔に失いました。この身体もじきに凶悪な魔力に侵食されていくでしょう…


そうなれば、わたしは世界に災厄をばらまく恐るべき魔女になります…そうなる前に、この命を終わらせなければいけないんです。


ご理解いただけたなら、どうかわたしをこのまま放っておいて…わたしは生きてちゃいけない存在だから…


……え？せ、先輩…？何を言って…？


(先輩に刃を突き立てられる)


がっ…！はっ…！


な、にを…？先輩は、わたしと同じ、聖女の、はず…どう、して…？


あ……先輩も、すでに魔女堕ちして…？


今の、刃は…わたし、を、完全、に、魔女、堕ち、させるた、ために、突き刺し、て…？


あ、ははっ…あの真面目な聖女だった先輩がまさか、こんな…


えぇ…わたしより先に闇堕ちしてるとは思いませんでしたよ…どうして…？


あぁ…溺れてしまったんですね…魔女の、力に…わたしと同じように、悪魔に犯されて…


(徐々に聖女としての人格が塗りつぶされ、魔女の人格へと変貌)


ふふっ…あはっ、あはは…！


あぁ…なんだかわかった気がします…先輩の気持ちが…


はい…！体中に溢れかえる魔力…聖女の時の霊力とは比較になりませんね…！


はい、大丈夫です…傷も今、魔力で塞がりましたから。


ありがとうございます、先輩…わたしを本物の魔女にしてくれて…


先輩はわたしを魔女にして、どうしたいんです？世界を滅ぼしたいとか、そういうテンプレ的な感じですか？


へぇ…面白いですね、それ。なんだか興味が湧いてきました。わたしも混ぜてくれません？


条件ですか？いいですよ。先輩の言うことは何でも聞きますよ、わたし……ッ⁉


(押し倒される)


せん、ぱい…まさか、これは…


あ、ははっ…！先輩ってば強欲ですね…！悪魔に犯された影響で、性欲モンスターになっちゃいました？


聖女だったころは、エッチのエも許さないくらい堅物だったのに…今じゃこんなに性に奔放に…


…構いませんよ？存分にわたしのこと、犯しちゃってください。


えぇ。先輩の身体つき、すっごくエロいですし♡ 先輩の肉感、たっぷり味わってみたいです♡


はい…共に交わり合ったら、あの女勇者も犯しに行きましょう♡ あの気高くて凛々しいお顔が快楽で溺れるところが見てみたいです♡ そして、彼女もしっかり魔女堕ちさせてやりましょう♡


えぇ…美しい女性はすべて魔女に♡ 今から魔女集会(サバト)が楽しみです♡


きて、先輩…いいえ、お姉さま♡ わたしを好きなだけ貪って♡ わたしもお姉さまのような素敵な魔女になりたいです♡


はい…共に堕ちれるところまで堕ちましょう♡ この身体も魂もすべてお姉さまに捧げますから…うふふっ♡

・台本（ゆるボイ！）
【百合】清廉な後輩聖女の魔女堕ちと絶対服従
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎